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△【65点】クワイエット・プレイス【解説 考察 :ツッコみ所多めのワンアイデアホラー】△

クワイエット・プレイス

製作

2018年アメリカ映画

製作

マイケル・ベイ
・アルマゲドン
トランスフォーマー
・パージ

出演

ジョン・クラシンスキー
・ジャック・ライアン
・ザ・オフィス
・Something Borrowed/幸せのジンクス
・恋するベーカリー

エミリー・ブラント
オール・ユー・ニード・イズ・キル
・砂漠でサーモン・フィッシング
アジャストメント
・プラダを着た悪魔

あらすじ

現代。
メキシコに落下した隕石に音に敏感な複数の宇宙生物が付着。
彼らは、音を出す物全てを攻撃した。
電撃奇襲に人類は彼らの攻撃に太刀打ちできなかった。
外皮は銃弾も効かないほど硬く、動きもとても素早い。
音を出せば彼らがやってきて、即死。

彼が襲撃してきてから40日後、アボット一家、リー(ジョン・クラシンスキー)、妻のイヴリン(エミリー・ブラント)、長女と長男と次男の5人家族だった。長女は聴覚障害者を患っており、家族は手話を使うことで音を立てずに会話ができた。
まだ4歳だった次男は、廃墟の街から物資の調達の途中にストレスから自制をできずに音を立ててしまい、死亡。
そこから家族の仲は歪み始める。

それから1年以上が経った。
田舎の畑で暮らすアボット一家は、夫のリーは怪物に立ち向かう方法を模索し、救助の為に無線を世界の主要都市にするが、連絡は一切ない。
妻のイヴリンはあれから妊娠し、そろそろ出産の時期が近い。
家族は出産時に怪物の襲撃を逃れるために、万全の計画を練っていた。

しかし家に妻を1人残している最中に破水。
さらには運悪く釘を踏んでしまったイヴリンは声を上げてしまい、一家は最大の危機に陥る。

2018年10月6日劇場鑑賞100本目

感想

マイケル・ベイがプロデュースする低予算ディストピアモンスターホラーが2018年に全米で大ヒット!!

自分が監督するときは、軍事作戦ばりの大掛かりなロケ現場で馬鹿みたいに爆発させて映画を取るくせに、
自分が映画を製作するときは、やたら低予算でホラーばっか作ってお金を稼ぐ謎のマイケル・ベイ。
でも彼の製作会社の一番のヒット作はミュータント・タートルズなわけです。
そんな本作ですが、1700万ドルという製作費に対して北米で1億8千万ドル超えの大ヒット。
年間チャート20位以内には入ると思うぐらい2018年の大ヒット映画。
2018年10月現在で、直近のヒット作の『クレイジー・リッチ』が3000万ドルの制作費で1億6千万ドル、ジェイソン・ステイサムの『メグ』が1億3000万ドルの制作費に対して1億4000万ドルしか稼げていないのだから、この『クワイエット・プレイス』はかなりの利益を叩き出しているということがわかると思う。(でも昨年の『ゲット・アウト』の方が低予算。俳優さんが全員無名でのスマッシュヒットだからね。)

出演者7名の超ソリッド映画!!

監督兼主演のジョン・クラシンスキー、そして妻を演じるエミリー・ブラント(実際に嫁)以外は、ほぼ無名の俳優たち5名で構成される映画。
ここまで俳優が少ないのも映画も滅多にないのでは??

音を出したら怪物参上というデスゲーム風な荒廃した世界を舞台に聴覚障害のもった娘、さらには出産間近の嫁というかなりのハンデを背負った一家が立ち向かうという、なかなかの無理ゲー映画。

うっかり音を出しても鬼にばれなければセーフということで、うまくいろんな手を使って太刀打ち不能な怪物から逃れるが、
その緊迫した駆け引きが、結構長回し。
ワンシーン長尺で、シーン数も少なく、映画本編は90分で、あっという間に終わる。

愛は世界を救う

見終わってそう思った。
この手の映画ながら終盤にはその展開で観客を泣かせてくれる。
最後の最後の怒涛の展開で、見たことある強気なエイミー・ブラントが降臨したので、クソ熱買った。

いやでもちょっと待て!!

突っ込みどろ多めの映画!!

音を立てたら奴が来る系のワンアイデアで構成されたディストピアモンスターエスケープ映画なわけですが、
これ怪物の電撃攻撃のせいと言えど、人類弱すぎではないか???

この手のモンスター侵略映画って、だいたい避難民同士がシェルターに避難して、駆け引きを行なっているうちに怪物が襲撃、
次のシェルターへ。
もしくは、太刀打ちできる方法を映画の後半で取得し、起死回生な展開が多かったり、そのまま終末エンドなどなど色々あるが、
本作は人類弱すぎではないか??

映画の終盤でまさかの怪物の弱点が察知され、ああいう感じになるわけですが、
それ軍が気づいた入りませんか????というぐらいの展開。
いやまぁ電撃襲撃といってもね。
地下に避難してーとかで普通に研究者が気づきそうな内容だったりするんですが。。。
あと怪物の体積的に止まっている時に戦車の砲撃や、飛行機での絨毯爆撃とかで、なんかどうにでもなりそうな感じなんですよ。。。。

いや実は2とかで全米VS巨大怪獣とかになってたなら全然納得できるんですけど、
それってすでに『クローバーフィールド』っていう映画のシリーズでやっているような内容なんだよなぁと。

また嫁さんが妊娠しているけど、それどこで仕込んだの?
まさかあの滝?いやそもそも出産もあの滝で良いのでは?
あの家って最初から彼らが住んでいたのか?
そこから怪物が来てからあそこまで音を立てずに改装したのか?
設定に対しての脚本が変に甘かった印象も強くあった。

怪物のデザインは、カマキリ系で、結構ヴェノムぽかった。
音を聴いてる時どう見ても無防備なんですけど。

怪物よりも飛び出た釘の方が怖かったの俺だけですか?

あとトウモロコシの豆に埋もれて死にそうになるアリ地獄的なの方がホラーだった。
終盤の嫁と旦那の会話が完全に旦那を殺しに行ってて、ひどかったな。女性ホルモンの暴走と言えど。。。

俳優としては実際に聴覚障害の俳優さんが今作で同様の設定の役を演じてる。
演技指導とかどうやってんだろうか。
主演と監督が一緒とかエミリー・ブラントと夫婦とか、変なバッグボーンのある映画だなと思うが、脚本にツッコミどころはあるけど、
出演者7人で、手話を多用して、静寂を印象的に利用した特異な映画としてまた低予算で大ヒットさせたマイケル・ベイの映画制作者としての境地が本作にはあって、
それが見れて、そこそこエンタメとして面白かったので十分だった。

2が決定しているけど、先ほど言った米軍VS聴覚怪獣との戦いですかね???
俳優がもっと無名だったらもっと低予算映画になったんだろな。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 6/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 6.7/10

63点

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