◯イノセント・ガーデン 2013年68本目 「灰色のアヒルは黒鳥に変わる。」71点◯

「凶器は長めのベルト!!」

$『A Little his REDEMPTION.』自称映画オタクの映画感想部~season 7~-イノセント・ガーデン
アメリカ2013年アメリカ イギリス映画イギリス

ネタバレ有りのあらすじはこちら
映画の簡単な紹介
韓国映画界のバイオレンス映画の鬼才パク・チャヌクが、リドリー・スコットの手によって招かれ、生み出されたアメリカ映画が『イノセント・ガーデン』
またパク・チャヌクは日本の漫画『オールド・ボーイ』を映画化し、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した経歴もある。
ちなみに本作の脚本家は日本で大ヒットの海外ドラマ『プリズン・ブレイク』の主役スコフィールドを演じた坊主のイケメン俳優だ。あんまり関係ないけど…。
主役には、原作の根底の知名度とティム・バートンという肩書きのおかげで特大ヒットした『アリス・イン・ワンダーランド』で主役に抜擢された少女ミア・ワシコウスカ。
本作で、彼女は殺人鬼として目覚めるという違う意味で一皮むけた役柄を演じる。
また脇役では、妖艶な魅惑を放ち続ける変態女優ニコール・キッドマン(トム・クルーズの元妻)
と『ウォッチメン』でオジマンディアスという世界を手のひらに収めたような超人を演じた マシュー・グッドが、狂人を演じて、二人の女優を魅了する。
感想
パク・チャヌクの独裁ぶりを随所に感じる、息苦しい世界観と美しさとカオス。
韓国バイオレンス+アメリカの低予算インディーズ映画の融合
それがこの映画を表すのに一番の表現だと思う。
サンダンス映画祭などで、グランプリを取りそうな個性的で、暗く、なかなか見応えのある。
そういう映画だった。
パク・チャヌクは、韓国で得たスタイルを相棒のカメラマンを一緒にハリウッドに連れて来たので、それは顕著だった。
結局、映画の舞台をアメリカに移しただけで、やっていることは、あんま変わらない。
猟奇的で、ちょっとエロく、そしてカオス。
ただそれだけなら面白いんだけど、ちょっと全体的にクドい。カメラワークは異様に決められており、自由度はない。
映像に様式美は感じるものの非現実感が高まる。
そこで描かれるキャラクターは、息をしているようには見えず、とても異世界感を感じ、どこかズレている…。
そもそも舞台が金持ちの家の娘で、趣味は父親とハンティングという非現実さはとても高い…。
むしろ監督のこだわりが強すぎて、俳優は監督のビジョンを描く人形にしか見えず、俳優の輝くが一切感じられず、マシュー・グッドに至っては、非現実的キャラクターで美し過ぎて笑える。
非常に笑える。笑っちゃいけないのに笑える。
ジャッキー・ウィーヴァーに関しては、まさかの出落ちで、速攻殺される。(笑)
『世界にひとつのプレイブック』であんなに美味しい役立ったのに、この映画では世話焼きおばさんで殺される。超笑える。まゆげの曲がり具合が素晴らしく笑える。
あとニコール・キッドマンが全く美味しくなくて、ただの馬鹿なエロいおばさんになっている。(笑)
映画の中でミア・ワシコウスカのオナニーシーンがある。
でも別にエロくない。だって理解できないもの。(笑)すごいさわってた。すごい性器さわってた。でもエロくなかった。
そもそもミア・ワシコウスカが綺麗系のブスではないか!!と思った。『スパイダーマン』のあのブスに近くね?
意外にも映画としてはタランティーノ映画のような感じ。監督のビジョンと世界観が独特で、キャラクターもなんか独特。話しも一辺倒なスリラーで、これぞB級って感じ。
全体的に底も浅く、あっという間に終わる。そこは良い。
ただ疑問点はちらほらある。
ずっと靴を箱に入れてあげていたのは誰なのか?まぁー多分父親経由のチャーリーだと思うけども。
てかチャーリーはなんでインディアを知っていたか?
多分父親が同情して写真を上げたのだと思うが、描かれてはいない…。
更にチャーリーはなんでインディアが自分に似ていることを知っていたのか?
これはちょっと解説できない…。そもそもチャーリーはずっと精神病院にいたし。
その特性を父親が教えているはずはない…。
感覚が鋭くてそれすらも察知した可能性もあるけども、謎。
あと思ったのが、もういっそチャーリーはプロの殺し屋だったという設定でもそこそこ一級のスリラーに成り立つのではないか?ということ。
インディアをニキータにすべく兄を殺し帰ってきた叔父さんでもそこそこ面白い気がするけども、わざわざ陰湿な精神病展開にする必要性は感じられない…。
ただ気の狂った家族の話しになってるだけやん。(原題がストーカーで一家の名字なので、まさにそういう映画の話しだったけども。)
もうちょっとグロテスクで、見ていて痛いシーンあっても良かった。
チャーリーの武器が何故かベルトなので、笑える。ベルト武器にする殺し屋も数少ない。
『ドライヴ』級の異常者だけど『ドライヴ』のゴズちゃんには愛らしさがあった。
こっちのチャーリーには、監督の過剰な演出でアンドロイド化した人間にしか見えなかった。
映画の良さは俳優の出される個性と監督の個性、脚本の個性の調和と総和だと思う。
監督の過剰な演出とビジョンばっか目について全体的に笑えた。面白いし才能あると思うけど、やっていることが昔と変わらないんだもん!!(笑)
順当なハリウッドデビューだと思うけど、この分だとハリウッドでの余命わずかですよ監督。
邦題が、なんだか意味不明。イノセントは純粋だと思うが、ガーデンは庭だろうか?純粋な庭ってどこなんだろうか?
映画の主題としては自分の正体がわからない少女が、鬱屈していく最中、異常者のチャーリーに出会うことで、自分の本性を知り、殻を破り、異常者になっていく、つまり子供から大人に変わる物語を風変わりにサスペンフルに描いている。
純粋はよくわかる。次につづくのは終わりが正当だ。
庭ってどういうことだ?
まだ手入れされていないって庭ってことだろうか?庭こそがインディアなのかもしれない。
確かに庭で遊ぶインディアは劇中に現れる。オープニングシークエンスの印象的なシーンで、庭の木の上のプレゼントを開けるインディアがいる。(その直後家政婦から衝撃的なフレーズを言われるが。え?鍵は誰が送ったんだ?)
庭師こそがチャーリーということならこの比喩なかなか上手いな…。
しかし庭だとちょっと最後のオチに違和感こそ生まれるので、もう少し変わって行くような邦題の方が分かりやすかったかな…。
メモ得点メモ
71
そこそこ面白かったですが、ちょっと微妙。
根本的に変態が人殺す映画が好きって人にはオススメ。
でもウェストン・ミラーの脚本がアレってこととパク・チャヌクの趣味がアレってのは充分わかった。
アン・リーのようにはなれそうもありません。
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