【アメコミ】ウルヴァリン:シビル・ウォー【感想】

「笑えるなアベンジャーになって2ヶ月で…ようやくアベンジする相手ができた」
ウルヴァリン:シビル・ウォー (MARVEL)
アメリカ2006年7月〜2007年1月のアメリカ作品アメリカ
Wolverine Vol 3のシビル・ウォーのタイイン42話〜48話を邦訳化!
『シビル・ウォー』では、アイアンマンとキャプテン・アメリカがヒーローの登録法案を巡って対立しヒーロー同士の内戦に陥った様を描き、ヒーロー失墜を描いた素晴らしい作品になった。
しかしそもそもの始まりである、若手ヒーローチームの行動とそしてそのスーパーヴィランの攻撃により、多くの小学生600人が犠牲にあった悲劇の顛末は描かれていない。
その悲劇の蹴りをつけるべく、逃げ延びたヴィランの捜索とそして裁きを行なったキャラクターがシビル・ウォーの裏側にいた。
それはみんながよく知るヒーローでミュータントでX-menのウルヴァリン。
そのウルヴァリンの暴走とも言える裁きを下すための孤高の冒険がこの『ウルヴァリン:シビル・ウォー』で描かれる。
全7話となかなかのボリュームで、中編として一冊の作品としても仕上がっており、非常にオススメの邦訳作品。
600人という被害に対して、ヒーローの是非がどうとかの前に、まずヒーローとして悪を取り締まるべきなのではないか?
アイアンマンを中心にスーパーヴィランのナイトロの行方を追いかけてはいたもの、アイアンマンにとってその解決よりも今後のヒーロー活動において、アメリカ政府との立ち位置を決める必要があるんじゃないか!!
という大人の社会の仕事の理論を展開。
逆にヒーローとしてそれこそ腐敗に繋がるんじゃないか、そもそもヒーローの家族が危険になるんじゃないか?と集合体よりも個としてのあり方を問うキャプテン。
いやいやそんなことよりも、悪を倒してこそヒーローだろ!!
というずっと忘れてた根源的悪であるナイトロをただ一人殺すことを目論む、ウルヴァリン!!
あんたこそ紛れもないヒーローですよ。
ただ状況としては、アイアンマンのバックアップもあるが、完全に孤立している。
粗暴だが、崇高な意思を持って、残虐も問わないという武闘派ヒーローらしさ全開。
やはりスーパーヴィランのナイトロがこれまたなかなかの強敵、さらにはウルヴァリンと同様にナイトロを追っている別の軍団や、そもそもナイトロ自体が以前よりもパワーアップしていて、それもやはり裏で糸を引いているものがいた!!
というシビル・ウォーそっちのけで、裏に潜む大スキャンダルを単身で解決する一人アベンジャー(復讐者)のウルヴァリンがマジで最高!!
ウルヴァリの武器である爪もグロ満載で炸裂するけど、ヒーリングファクターも大活躍!!
そんなわけで、ウルヴァリンの邦訳コミックとしてはかなりの読み応えたっぷり大活躍も見れて大満足な一冊!!
決して高潔なヒーローではなく、怒りに溢れて悪態を吐きながらも、自分の正義を執行するアンチヒーローちっくな野獣に惚れ惚れする。
昨年ぐらいに連載されたウルヴァリンの死も邦訳されないかな。

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