【アメコミ】バットマン:ラーズ・アル・グールの復活【感想】

「番外編だけどアクション満載」

バットマン:ラーズ・アル・グールの復活
アメリカ2007年12月~2008年2月アメリカ

グラント・モリソンさんが描く、バットマンサーガ第1章の番外編であるバットマン:ラーズ・アル・グールの復活。
本作のメイン・ライターはグラント・モリソンじゃないようだが、過去作からのネタをたまに流用する。
クロスオーバーイベントなので、絵を描いている人も毎回違うので、良い意味では、沢山のアートを楽しめる。
悪い意味では、絵が安定しないので、話に集中できない。
特に最初に読んだときは、絵が安定しなさすぎるので、読むのに苦労したが、邦訳を買いまくってる今となっては、これはこれで楽しいと思えるようになった。
話は、娘の一人に殺されたノーラン版バットマンでお馴染みのラーズ・アル・グールさんが、復活するお話。
この作品では、前巻で出てきた新キャラバットマンの息子こと新ロビンになるダミアンも登場し、ラーズの親子関係、そしてバットマンの親子関係を巡る物語にもなっている。
特に注目なのは、終盤に描かれるナイトウイングとロビンの対立。
三代目ロビンことティムは、ラーズの心理作戦により、ラザラスピットに魅入られてしまう。
本来バットマンの養子になったティムなのだが、ダミアンの登場により、心が揺らぎ、また死から復活できるというラザラスピットに多くのものを失ったティムは心動かされてしまう。
ティムかわいそう。
そのティムとティムを信じる初代ロビンことナイトウイングの葛藤がとても魅力的。
またバットマンは今作で、タリアにより好戦的になってしまう装備を送られ、それを装備することでかなり好戦的になっており、終盤では迫力ある戦いが山ほどある。
結果、全体的にエンタメ性の高い作品になっており、非常に面白い作品になった。
ラーズ・アル・グールの息子と親の登場だったり、バーバリアンなタリアが素敵だったり色々面白い。
またことの顛末は本書のあとがきで描かれる。
そこも読みたかったところだが。
バットマン・アンド・サンシリーズとは、絡みが薄いが、余力があったら読むのを進めたい一冊。
ただ絵がバラバラなので、上級者向けよりの作品。
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バットマン:ラーズ・アル・グールの復活
グラント・モリソン ポール・ディニ ピーター・ミリガン ファビアン・ニシーザ キース・シャンパン
小学館集英社プロダクション
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