◎【81点】機動戦士ガンダムUC/episode 7 虹の彼方に 【MX4Dで見た!】◎

あらすじ

それだけで宇宙世紀の歴史を揺るがす事件になる。
ラプラスの箱なるものを譲渡すると決めたサイアム・ビスト。
彼は宇宙世紀の中で軍事産業企業アナハイムと一心同体のビスト財団の初代当主。
彼はラプラスの箱を手に入れたことでこの地位にまで登り詰めた。
宇宙世紀における戦争はアナハイムの兵器開発の歴史と言っても過言ではない。
この箱を宇宙に住む人々の怒りの矛とも言えるネオジオン軍の残党である袖付きに譲渡することを目論むが、
反対派による地球連邦軍による襲撃により失敗。
箱は渡らず、箱に辿り着くための水先案内人として設定されたユニコーンガンダムが現れ、それは民間人だったバナージ少年のみしか使うことができず。バナージ少年は連邦軍と袖付き2つの組織に懐柔される身になるが、
バナージは、袖付きのトップである旧ジオン公国の生き残りミネバ・ザビに恋心を抱き、彼女のために、
連邦と袖付きを超えた真の平和のために、何かをしようと戦いに巻き込まれて言った。

そして多くの出会いと別れがあり、ついに箱の位置が判明。
ここからは箱を手に入れた人の勝利だ。
箱を狙うフル・フロンタルことシャアの生き写し、ミネバとバナージとネェルアーガマ、箱そのものを葬ろうとする連邦軍と反対派のビスト財団。

最終決戦の幕が開ける。

2014年5月16日前夜祭鑑賞
2015年10月29日MX4D鑑賞

新宿ピカデリーで前夜祭に参加してきた!

ちょうど先日Blu-rayが出たばかりだというのに、まさか劇場公開の前夜祭の話をここでするとは、思わなかったと思うがしてみる。
仕事が終わった週末に、埼玉から東京に出立!!
新宿ピカデリーは、ガンダムUCに染まっていた。
いつも行っている場所の内装が豪華になるのを眺めるのは凄く好きで楽しかったです。
ガンプラとBlu-rayを受け取り、鑑賞。
本編前に、製作の重鎮スタッフの舞台挨拶と成田ブライトの掛け声もアナウンスされたりと、1万5000円も払いましたが、大好きなガンダムの一大イベントを最高の進行で味わえたと思います。

機動戦士ガンダムUC episode EX「百年の孤独」

冒頭30分は、いつもは、これまでのユニコーンのあらすじでしたが、今回は、宇宙世紀のあらすじ。
これまでのテレビシリーズの宇宙世紀をまとめた作品になっており、これはこれで面白いのだが。。

宇宙世紀のガンダムを別の見方を押し付けられているように思える

これは正直、このガンダムUCという作品の一番の問題点だと思うのですがね。
当時放映していたガンダムは、おもちゃ産業とひしめき合っていて、作品全体の主張は、影を潜めていたように思えますが、この『百年の孤独』まとめ方は、ガンダムというものをひとくくりにまとめたものになっており、ガンダムが描いて来たものの無駄なものを削ぎ落とした結果、作り手の富野の主張ではなく、福井が思うガンダム論になってしまっている。正直富野が、福井を公式に後継者として選ばれているなら良いんですがね、これは賛否両論だとずっと思っており、それがこの最終エピソードではより色濃くなってしまっている。

感想

ガンダムというものの見方を変えてしまうことになった

ポカーン
前作よりも長編になっている本作。
だからと言って、MS同士の戦いに厚みがあるとは言い切れない。
広げまくった風呂敷を閉じる為の尺のばしかもしれなかったわけですが、
この作品は、前半は、これまでのユニコーンが描いて来た旧作ファンへのファンサービス、過去作の外伝に出てきたMSの新型などが活躍、またロボットファンが喜ぶような渋いアクション。

ガンダムのNT理論を人類進化論としてSF小説のような思想で描く

しかし後半からは、ガンダムが持っていた、NT論をSF小説のような解釈で、行き着くとこまで描ききる
そうですね。宇宙世紀のガンダムとそれ以外のガンダムが全く持って違い、宇宙世紀のガンダムがいかにSF小説の延長線上にあって、アナザーがいかに娯楽と商業に進んでいたのかを考えさせられることになる。
これまでNT論というものは誤解無く人とわかり合えるという新人類を指していましたが、本作でそれがSF小説「幼年期の終わり」の如く、NTとはまさしく進化した人類、次の段階に進んだ存在であったわけです。
マリーダさんが「いつか人は、その体のまま進化の門をくぐれる」と言うのですが、これが「幼年期の終わり」では、人類の進化は宇宙の彼方にいる意識集合体のオーバーロードさんが意識集合体として連れて行ってしまう物語で、もはや肉体というもののしばりはないわけで、意思というカタチの無い物だけが、存在し、生死もないものへとなって、旅立つという天国も地獄も無い永遠の存在へとなっていくように描かれていて、本作ではまさかの逆襲のシャアで行方不明になったシャアとアムロと死んだはずのララァが光として登場します。
それはつまりララァが言っていた「時が見える」「いつだって遊べる」がキーとなり、「人はいつか時間だって支配できる」につながり、アムロとシャアもまたサイコフレームの共振とサイコフレームの暴走により真のNTへと覚醒し、意識集合体へと進化したのです。
これまで富野が描いて来たNT論の行き着く場所を福井が描ききったとも言えます。
一応「ガンダムダブルオー」の劇場版でも近いものを描きましたが、こっちは完全にSF小説的な解釈で描ききったと思います。
その進化のわかりやすい体現者が本作の主人公バナージだったと思います。
またその進化を途中で止め、人としてオードリーのそばに戻ろうとしたバナージは、この先、人類に何を思うのか、気になるところです。

やはり原作とは違い、フルフロンタルもシャア化してしまうという真のハッピーエンドのように陥ってしまった本作。
そのせいでラストバトルが、ガンダムのビームライフルの打ち合いのような娯楽感を欠如し、違うアニメになってしまっており、かなり賛否両論であったのではないかと思います。
自分は4回ぐらい見てようやくこういうことなのかな?と思った次第です。
新宿からの帰り道は、かなり混乱してしまいました。
まぁ一番の問題点は行方不明となっていたシャアとアムロが真のNTとして覚醒し、ララァと3人で永遠に遊んでいるという事実を描いたことにより、ガンダムの見方が本当に一変してしまったと思う。
カミーユとジュドーなどのその後も知りたい。
本作を機にアナハイムは弱体化し、サナリィなどが登場する。
今後のシリーズ展開がやはり気になる訳です。

東京国際映画祭2015のMX4Dバージョン鑑賞

2015年の東京国際映画祭にガンダムUC7が満を持して、MX4Dで公開ということで、平日の夜からの上映で、翌日仕事だけど、そんなのお構いなしに鑑賞してきましたよ!!

MX4Dとは?

MX4Dとは、次世代の映画の鑑賞システムの一つで、3Dで映像が飛び出しているように錯覚させているものから、さらに、座席に色々なものを仕込んだり、劇場自体にフラッシュや煙を出したりと、映画を見ることから体感させることへと進化させたものです。
座席の肘掛には風と水が出るようになっており、さらに複数の座席が一体となっており、それが上下に動き、揺れ、また背中からボコ!!と衝撃を与えてくれるのです。
映像に合わせて、色々な演出が施されており、アメリカの方で、映画に合わせたプログラムをするものです。
また日本には先に、4DXとして導入されていましたが、TOHOシネマズは、MX4Dという違う会社のものを導入。
個人的には、MX4Dは初めてだが、4DXは経験済みで、後者の方が激しかった印象で、MX4Dは若干マイルドか。4DXは前の座席から風が飛んできたりしたが、M4Dは肘掛からなので、ドリンクとか置くと半減する。

ガンダムの4DXは、MSの気持ちになれる?

というわけで、アメリカの方でUC7を見て、4D演出してくれたとの事ですが、やはりロボットの戦闘シーンでは座席が揺れる!!揺れる!!特にUCシリーズは宇宙世紀の映像化されなかったMSやら映像化されたけど、目立たなかったものにスポットライトを当て、グリグリ動かす事で、ガンダムの古いファンたちの満足させているわけで、そのロボットたちの死闘に巻き込まれているように思える。
まぁ楽しいよね。うんうん。スラスターの出力が全開だと風がビューってなったり、ミサイルが着弾すれば風が吹いたり、揺れたり。
などなど。コックピットのシーンが少ないが、戦艦でのシーンでの座席が揺れるところは、本当にクルーになったような興奮が味わえる。
しかし本作UC7 虹の彼方には、中盤以降は、ラプラスの箱の真実やNTというものの概念を完結させる堅苦しい内容や、終盤に至っては人間の進化の話に進み、ロボット同士の戦いよりも広げた風呂敷を複雑な折り方で閉じるちょっと小難しくて、それでいてエキセントリックな話になり、ロボットも超常現象で壊れたような感じに収まるので、せっかくの4Dも役立たず。
4Dはドラマ面が強くなると一気に静かになってしまうので、難しいなと思った。
映画としては、声優良し!音楽最高!!映像超綺麗!!というわけで、満足な一品。
見るのは3回目だけど、また違う発見がある作品でした。
見れて、良かった。
逆シャアとかF91とかも4DXにならないかな?笑
ちなみに想定外の上映前にトークショーがあった、夜21時10分からのトークショーは結構賛否両論。
でも生で福井さんと古橋監督とプロデューサーを拝めて、ガンダムファンとしては嬉しいし、まさかのトークショー後に福井さんと古橋さんと一緒に鑑賞ってなって、席は遠かったが同じ列でびっくりした。
これはこれでいい体験。
またトークショーとしては、製作お疲れ様の同窓会という感じか、全体的に4Dってすげぇんだよ。こんな感じになるよーとプロデューサーさんからの紹介に、へーって感じのゆるい話。
ただまさかのガンダム生みの親の富野が本作をたまたま見る事になって、全体的に良かったけど、じぶんの知っていることが3つぐらいあったんだよな。って言ったのは面白くて、後ラブライブめっちゃおもしれえって富野が言ってて、俺も見ないと!!とか思ってしまった。
4Dも含めて貴重な体験を味わえた!

3回目の感想

3年ぶりの感想。あれです。ガンダムナラティブ公開に向けて復習です。早い気もしますが、いつも復習するの公開直前じゃないのです。

公開時に見たときは、突拍子もない展開に驚愕でした。
今見ると「ああこんな感じで、無茶苦茶だったなぁ」とそんな感じです。
根本的に予算がかかっているか映像は綺麗だし、前半はシリーズ恒例の旧作からのMSの登場やそのバージョンアップ機の活躍、また脇役周りも活躍。
フルアーマーユニコーンはそこまで活躍しなかったが、ガンダム終盤アルアルが見事に炸裂。
しかしフル・フロンタルとのやりとりの後展開が驚愕。
ガンダムニュータイプ史を総合する怒涛の展開に口ポカン。
そもそもの劇場版前に上映した『百年の孤独』もそういう話だったのは、再鑑賞してから知った。

それにしてもリディの心情コロコロ変わるなぁ。
まぁマリーダを撃墜した時のサイコミュの波動で、バンシィのサイコフレームが暴走して、サイコミュの逆流で、脳がやられて、だいぶスッキリしたのかもしれないが。。
そういえばバンシィノルンってサイコフレームの量を増量しているんだって知らなかった。物理的にあの盾の分が増えたのか?

しかしこのユニコーンシリーズの成功はガンダムの歴史を何もかも変えてしまったなぁ。
そりゃあ長い間続いた宇宙世紀の続編で、OVAとして非常に質の高い映像と音楽を繰り広げて、旧作の眠らせてた
MS達は山ほど登場するは、現代の戦争のテロリズムや、人種問題をここぞとばかりに盛り込み、ガンダム作品として、
主張の強い作品にしてたしすごかった。

しかも、これまで2000年代のガンダムはガンダムSEEDがスタンダードで女性向けをうまく狙って、ダブルオーなども成功に導いてた気がしたけど、ここでまた商業の流れを変えて、SEEDを見て育った30代ぐらいのおっさんや。
そもそも初代を見て育った50代ぐらいのおっさんが息子と一緒に見にきたり。世代の変化を物凄くうまく取り込んでいて、
すごい。
お台場にある等身大初代ガンダムが、ユニコーンガンダムになってしまい。
挙句に2018年には続編のガンダムナラティブ。さらには閃光のハサウェイやガンダムUC2の製作が発表されて、
ガンダムUC本当にすごい。
ナラティブにはミネバが出るらしいが、バナージやリディはどうなったのか?少し描かれるのかな?

まぁこれまでの宇宙世紀ガンダムの遺産をうまくまとめた作品ではあって、多くのガンダムファンのオールタイムベストにはなりにくいと思うけども、これからもなんども見返すんだろうなと思いました。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 10/10
・上映時間と個人的趣味 8/10

81点

ブログ内ガンダムUCリンクまとめ

◯機動戦士ガンダムUC/episode 1 ユニコーンの日 ◯ 66点
◯機動戦士ガンダムUC/episode 2 赤い彗星◯70点
◎機動戦士ガンダムUC/episode 3 ラプラスの亡霊◎85点
◎機動戦士ガンダムUC/episode 4 重力の井戸の底で◎88点
◎機動戦士ガンダムUC/episode 5 黒いユニコーン◎84点
◎機動戦士ガンダムUC/episode 6 宇宙と地球と◎78点
◎【MX4Dで見た!】機動戦士ガンダムUC/episode 7 虹の彼方に 【81点】◎

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