サンセット大通り 2010年度136本目

「古代ハリウッドの裏側に迫るサスペンスの傑作。」

$A Little his REDEMPTION.~seasonⅤ~-サンセット大通り

アメリカ1950年アメリカ制作アメリカ
監督
ビリー・ワイルダー
(アパートの鍵かします)
予告

ビルSTORYビル
1950年代のアメリカのハリウッド近郊での物語。
ある日一人の男が、豪邸のプールで死んでいるのが見つかる。
何故彼はそのようなことになってしまったのか、それ自身を死んでいる彼が語るのであった。
彼の名前はジョーで、脚本家であったが、彼は2本程のヒットしなかった映画の脚本を書いたぐらいの男で、車を持っているのだが、お金が払えず、取り立て屋に狙われているのだった。
仕事を貰いに奔走するが、彼に仕事は回って来ず、挙げ句取り立て屋に見つかってしまい、逃走するが、車がパンクしてしまう。
ある路地に逃げ込んだジョー。そこはサンセット通りにある廃れた豪邸だった。
運良く追っ手を巻いたジョー、車を隠すが、その豪邸の住民に見つかってしまう。
だが住民は彼を家に招くのだった。
入ってみると人違いであることに気づくが、その住民は強引だった。
そしてその豪邸の持ち主は、過去のハリウッド映画界で大活躍したサイレント映画の大女優のノーマ・デズモンドの家だったのだった。
過去の栄光にすがるノーマに困るジョーだが、彼は逃げ出すことが出来ず、挙げ句ノーマはジョーに自身が復帰するために自分で書いた脚本をジョーに見せ、彼が脚本家だということを知り彼にまとめるように彼を住み込みで雇うのだった。金に困っていたジョーはこのチャンスを利用しようとするのだが…。
2011年2月9日鑑賞
ビル感想ビル
1950年のハリウッドがサイレント映画の荒廃した現状をシニカルに冷笑した真面目なサスペンス。
いわゆるフィルムノワールにあたる。話によるとこの映画をデヴィッド・リンチは大好きで、この映画にリスペクトを込めて、作ったのが「マルホランドドライブ」のようだ。
監督は名匠、ビリー・ワイルダー。ここまで高水準な映画をいっぱい作るんだから名匠であることに間違いはない。
でも個人的にはこの映画自体はそこまで面白くなかった。
物語は、ハリウッドを舞台で売れない才能のない脚本家の物語で、彼がうっかり踏み込んだのが、魔女のような人間の家で、彼女に囚われてしまうという陰気な話。(それでこそフィルムノワールなのだが…。)
その魔女の正体が、往年の大女優で彼女は映画界に復帰したいというわけだ。
正直この点が本作の一番すごいところにあたる。ノーマを演じている俳優さんは本当にサイレンと映画時代の大女優で、またトーキー映画が主流になったことにより落ち目になってしまったのだ。
そんな彼女をビリー・ワイルダーが口説き落とし、本作に出演したというわけだ。
そして更に驚きなのが、本作の役を多くのサイレント時代の大女優にオファーしたものの、この映画を演じると悪いイメージが付くと思い蹴ったというわけだ。
だがノーマ役の方は本作の体当たりの演技のおかげで、多くの賞に輝き映画界にカムバックしたのだ。
そんな裏話を自分は知らなかったのが間違いだったかも。(苦笑)
だからもし興味があったら本作は見る前に情報収集をオススメしたい。勿論自分も少しばかり情報を載せるが…。(苦笑)
更に凄いことに、本作でノーマの友人または関係者として出てくるのが、本物の監督やサイレント時代の俳優などなどで、映画内でトーキーとサイレントの夢の共演が行われている。(笑)見ている最中は脚本の世界に潜り込んでて全く気づかないけどね。(苦笑)
そう言った要点も含み本作は歴史的にも価値のあるため多くの映画ファンに愛される一本となっている。
そういえば、似た様な方向性で「雨に唄えば」もまたサイレント映画からトーキー映画に切り替わる瞬間を描いたミュージカルで、そちらは時代背景とエンターテイメントを見事に融合させていて普通に楽しめる。
つか。映画の歴史が奥深過ぎて、正直ひくぜ!!(苦笑)
よしそろそろ映画本編に切り込んで行くぜ!!
そういうわけで本編のお話ですが、自分は主人公のキャラクターがいまいち好きになれないので苦手です。
この映画人間関係がものすっごく複雑で、ノーマと主人公の愛憎劇かと思いきや?衝撃の5角関係ぐらいまでのもつれ合いです、昼ドラもビックリな状況ですね。とりあえず主人公は最悪の罠にかかってしまったような感じです。
まぁーそれでも映画を見る際に、主軸にすべきはやはりノーマだったのだと思います。
出てくるまでやや遅いし、かなり異常な人物ですが、映画界に育てられた所為で感覚が完全に麻痺し、スクリーンに戻りたくてしょうがないというか、またその館にいる執事もまた危ない人間でして(苦笑)ある意味、サイコ的な狂人なのですが、本作のラストシーンを見てしまうと、サイコというよりは一途というのが正しいのかもしれない。
ただ本作から、映画業界の闇を感じるというのは、少し難儀なものであったとも思えます。
ラストシーンの階段がやはり見事だし魅せたいものを存分に見せたラストで、監督がすごいとも思えますね。
確かに映画の歴史を紐解くには見ておいた方が良い映画となっております。
メモ得点メモ
7点
冒頭の展開が評価されているらしいですが、今見ると、ふーん。な感じですが、あそこで観客を一気に引き込むらしいけど、そこから2時間「知りたい!!」で頭いっぱいにはならんなぁ。
でも好きな人は好きかも!!

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です