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▲グリーン・ランタン【3D版】 2011年度68本目▲

「映画として出来が悪過ぎて酷い。原作がそれなりに面白いのに可哀想。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-グリーン・ランタン

アメリカ2011年アメリカ制作アメリカ
監督
マーティン・キャンベル
(007カジノロワイヤル、007ゴールデンアイ)
出演
ライアン・レイノルズ
([リミット]、あなたは私の婿になる、ウルヴァリン: X-MEN ZERO、アドベンチャーランドへようこそ)
ブレイク・ライヴリー
(ザ・タウン)
ピーター・サースガード
(17歳の肖像、フライトプラン、終わりで始まりの4日間)
ティム・ロビンス
(ショーシャンクの空に、ミスティック・リバー、宇宙戦争)
予告編

?あらすじ?
数千年前から地球は、ガーディアンズ・ユニバースは緑の力を使い銀河系の警備目的で、グリーンランタン軍団を作り彼らを使い、彼らのよって守られていた。
ランタン達は、自分たちの守る地区を3600に分けたのだが、その内の一つ2814セクターを守っていたアビン・サーは、恐怖を源にし強大な力を手に入れ、宇宙を支配しようとしたパララックスを唯一倒す事ができ、彼を封印することに成功したのだった。
だが現在、パララックスはその封印を解除してしまったのだった。
パララックスは二つの惑星を破壊し、多くのグリーンランタンたちを殺し、恐怖のエネルギーを使い更に強大になっていく、その魔の手は伝説のグリーンランタンである2814セクターにいるアビン・サーのもとに。
強襲されたアビン・サーは、負傷しながらも脱出に成功。自身の守衛地区である2814セクターから自身の後継者がいると思われる惑星に自動で移動する。
彼が墜落したのは、地球だった。そこで彼は、パワーの源である指輪に自身の後継者を選ぶ事を指示し、気を失うのだった。
ハル・ジョーダン(ライアン・レイノルズ)は寝坊をした。乱暴な運転で仕事先に向かう彼は、色んな意味でギリギリだった。彼の仕事はテストパイロットで、今回の仕事はAIを搭載した飛行機とドッグファイトをしてそれを倒すことだった。
だがそのAIは最強で未だに敗北なしだった。
相棒として元恋人のキャロル・フェリス(ブレイク・ライヴリー)と共にドッグファイトに臨む事になったのだが、ハルはキャロルをおとりにし、またルール外のことをしてAI搭載機を故障させて勝利を掴むように見えたが、自身の機体も不調に見舞われ、その瞬間ハルは、死ぬ事を察知し、自身の父親が死んだことを思い出してしまう。
恐怖にかれらたハルは、間一髪のところで脱出をするが、雇い主からは憤慨されてしまいハルは自主的に首を申告する。
その晩彼を緑の光が包み、遥か先の海岸まで連れてこられてしまいハルは人類で初めて宇宙人と遭遇し、彼から指輪と使命を託されて、困惑し、墓を作ってやるのだった。
友達に迎えを頼み、政府からの発見を免れたハルは、自宅で緑のランタンにアビン・サーが言った通り、宣誓の儀を行い、そのままグリーンランタンの基地のある惑星オアまで飛ばされるのだった。
2011年9月15日鑑賞



?感想?
日本で、いや正確に言えば、世界的に映画化として成功しているマーベルコミックと対を成す、DCコミックの中のスーパーヒーローコミックとして、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンの次くらいに人気のあるスーパーヒーローであるグリーンランタンの映画化作品。
ちなみにDCコミックの映画化は初代スーパーとバットマンシリーズ以外はだいたい不出来。
そういう意味で、ワーナーブラザーズに牛耳られてる恵まれないコミック会社。(笑)
だけど、映画以外の部分ではかなり成功を納めているとは思う、最近では洋服業界が熱いと思われる。(笑)
というわけで、グリーンランタン。
グリーンランタンの人気自体が絶妙なポジションにいるために、他のヒーロー作品とはやや扱いが違うのが、特徴。
近年では、悪い奴になって死んでしまった2代目グリーンランタンのハルが、グリーンランタンとして復活するコミックが出来ともに好評。
その他には、最近日本語化されたのが、グリーンランタンと日本では更に名声のないグリーン・アローがダブル主演のコミック。
この内容が麻薬や犯罪組織などの社会問題に苦しむというヒーロー漫画とは思えない要素。
そういった作家陣の自由の幅が大きい作品としてはサブカルな方向で大いに愛されているわけです。
あとグリーンランタンにはグリーン・アローが密接に関わってくるようで、DCコミックはほとんどが、バットマンやスーパーマンが本編に関わってくるわけでして、そういう方向性で映画も作ってくれると嬉しいんだけどね。
筆者は映画鑑賞後にグリーンランタン・リバース、前述に説明したグリーンランタンが復活する話を購入して読了して、とても良かったです。
そういうわけで映画の感想を書いて行きたいと思います。
非常につまんね!!
いや、見ていられることは確かだけどさ、なんだこの不出来な映画。
監督は、007をリブースとさせたそれなりに偉い監督のマーティン・キャンベル。
ただ007以外は痛快映画は成功しているものの、それ以上の評価は得ておらず、カジノロワイヤルぐらいが映画史としてはかなりの評価を得ています。自分はその次の慰めの報酬の方がテンポが良くて好きだったけど。
主演にはライアン・レイノルズを迎えて、敵には脇役として最高のピーター・サースガードがヒーロー映画の悪役として注目な参戦。
だが内容を見ると、原作の良さも特になく、とことん適当で説明ほとんど無しの単純ながっかり映画となっている。
最初の説明からそれは顕著で、原作コミックでは
太古の昔、宇宙の中心にある惑星オア(OA)で発達した超科学により繁栄を謳歌していた異星人種族がいた。 今から約44億年前、彼らの科学者の一人が、タブーとされていた「現在の宇宙創世以前の宇宙」の観察を試みるが、実験に失敗する。その結果、次元を揺るがす大爆発がおこり、この宇宙と隣接したアンチマター・ユニバースから、後に「悪」と名付けられる波動がこの宇宙に流出し始めた。オア人たちはこの事件を自らの原罪とし、ガーディアンズ・オブ・ユニバース(Guardians of the Universe)を名乗って、全宇宙の平和を守ることを誓う。
などの設定があるものの、映画に際してそれらを省き、宇宙を守る為に変更。
また何故ランタンなのかも説明せずに、またエネルギーの源なども説明不足。
さらには、グリーンランタンは黄色に対して効力を失うという設定を消去している。
ちなみにその原因は、グリーンランタンの力はパララックスの力が源だったからだ。
そういう簡略化と主人公の配役の為、キャラクター自体もかなり軽いキャラになっている。
また本作の主題とも思える、地球で最初の偉大な戦士として何故彼が選ばれたのか?彼のどこが特別なのか?
というグリーンランタンとして選ばれた経緯の説明などは一切なく、また彼自体何かが変わったとも思えないまま最強の敵パララックスをやっつけるのだった。
しかもとことん突っ込みどころだらけの本作。
敵となる教授が、主人公の友人だったという意外な設定だとか、ヒロインを好きだったとか。いきなり関係がどん!!と出来たり。
主人公がいきなり軍の施設にやってきたりとかとことん怖い映画。
挙げ句に悪役がかませ犬だったり、すっごく可哀想。
能力的には最弱な主人公が多くの戦士を倒したパララックスを倒せるのは謎過ぎる。
またランタンの力は意思の力となっているが、ハルは映画内にどんな意思があったのか?
そんなのもないままいちゃついて終わった。
特に困った奴は、グリーンランタンの中で偉いと思われるシネ・ストロ。
彼自体のコミックでの扱いはかなり分かりやすく良いのだが、本作の彼は、ただ有能であるだけで、しかも友達の仇を取る為に、黄色の力、つまり恐怖の力を使おうとするのだが、それを手にするのが、映画内でハルが、パララックスを倒した後になっている。
なんだそりゃ!!
しかもそれが続編への伏線になるという、とんでも映画。
ここでシネ・ストロについての解説だが、コミックでは、彼は支配力の強いという設定があり、担当しているセクターを自身の力で支配しているようなもので、あり圧政を強いる王のような存在で、グリーンランタンのオアさえも自身のもとに支配しようともしている。
そしてハルの無鉄砲さが災いし、彼との対立につながり、シネ・ストロとの正体が判明したりするのだが。
もう色々設定が違うし、面白かった要素を全部簡易にして、ペラペラな映画にしてしまっている。
また指輪での戦い方も映像的にした為、よりしょぼく感じたり、スーツをCGにしたため、しょぼさに磨きをかけたりと。
救いどころのない映画に仕上がっている。
一応途中で帰った客もいた。(笑)
最初の飛行要素の無関係、従兄弟の子供も無関係。などなど、父親の死もいまいち関係ないような。
グリーンランタンの誓いのシーンもコミックでは自身の中にある言葉でもグリーンランタンになれるにも関わらず、本作では、何故かランタンに言わされるという衝撃の設定。
終盤でその台詞を言ったりしますが、それの感動もない。
あーつまんなかった。
また主人公自体もパララックスに傷を負わされていたのだが、あいつもパララックスになっちゃうんじゃねえか?という不安。
もう普通につまんなかったので、どうでも良いです。
メモ得点メモ
4
見ていられたのが救い。
ちなみに本作は、ファンタスティックフォー銀河の危機よりも大胆にこけている。
土日でも一桁台は当たり前。
また酷い事に3D要素はおまけなのに、日本では2D公開を都内では行っていなかった。吹き替えのみのとこもあるし。
全米でも低評価は当たり前。世界的にもこけていて、制作費2億ドルに対して、世界収入を会わせても2000万ドルほどしか利益は出ておらず、宣伝費を考えれば、十分赤字映画だ。
続編の伏線を凄まじく貼った本作だがこの成績で作るのだろうか。もしこれがグリーンランタンリバースの映画化だったら是非見たいし、その伏線は十分作れているとは思う。
とりあえず全く面白くないので、オススメはしません。逆にコミックは良かったです。前知識ないと辛過ぎるのが難点ですが。

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