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△【起源】マッドマックス 「悲劇は狂気の入り口」 64点△

マッドマックス(字幕版)
オーストラリア1979年オーストラリア映画オーストラリア

監督
ジョージ・ミラー
出演
メル・ギブソン
マッドの原点
荒廃したオーストラリアを舞台に、一人の非常に高いドライビングテクニックを持つ警察官、マックスと
暴走族たちの戦い。
荒廃したと書いたが、劇中見ても、別にディストピアな雰囲気が濃厚というわけではない。
ただパトカーにしてはちょっと異質な形状をしている。
バイクも改造車ってわけでもないし。
暴走族たちはちょっとヒッピーよりでホームレスちっくで、そこまで狂気めいているわけではない。
一人の警官が、たった一人の警官殺しの暴走族の車を追いかけたことで、戦いは始まる。
ナイトライダーと名乗る暴走族は、マックスの追跡により、天命を悟り死ぬ。
マックスの相棒は暴走族の因縁により、殺されてしまう。
自ら警察から身を引こうとし、妻と息子と旅行に出かけた先に暴走族と遭遇。
遊び半分で一殺しをする暴走族たちにより、妻と息子は殺されてしまうのだった。
そこからマックスは倫理を超えた復讐の鬼へと変貌する。
作品としては、前述の通り、世界観の凝ったものではなく、暴走族との戦いに巻き込まれ全てを奪われるマックスの狂気の復讐者へと変貌していく様を描いた低予算映画。
しかし冒頭の強烈なカーアクションはCGなど一切なし。
実際に暴走させた車を本気で、ぶつけあい、そしてぶっ壊す。
その様はまさに狂気だ。
また暴走族ということもありバイクも多数登場。ゴテゴテではなく、あくまでも速度重視のチューンの印象。
車もかなり改造している。
『ワイルド・スピード』の原点とも言えるような気がする。
暴走爆走カーアクション。
死人も出たとか出てないとか。
確かに転倒したバイクが首にぶつかっているシーンもあったりと。
ちなみに一番のマッドシーンはラストのマックスと同じく巻き込まれて暴走族になった男の対峙。
でも一番のマッドは監督のジョージ・ミラーだろ!!
この後、『マッドマックス』を10倍の予算をかけて続編を作ったら、核戦争で文明が滅んだ世界に舞台を移して、イカれた車の改造車を多数登場させ、変態マスク野郎も登場。
そしてアメリカに渡ったジョージ・ミラーは何故か『ベイブ』を2作も生み出し!!
さらには『ハッピーフィート』というペンギンダンスアニメ映画を生み出し!!
そして2015年『マッドマックス4』を映画化!!
頭おかしすぎる!!

メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 8/10
キャラクターの魅力 6/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 7.5/10
音楽 6/10
俺の趣味 6/10

64
映画としては、主人公のマックスが巻き込まれ型で、魅力がやや乏しい。
徐々に精神を病んだ結果、復讐に走る。
そういうとこは現代の映画『ドライブ』とかに精通してかっこいいわけです。
とことん低予算で、当時の70年代のオーストラリアの世界がここにはあって、その延長線上にある作品で、生々しくもある。
そこにあのカーアクションが入ると、これは映画なのか?本当の事故なのか?と倒錯してしまう感じが、アクション映画というよりも社会派のドラマ映画な気がしてしまうのだった。
また映画作りの技術に乏しく、映画という世界に対してのアプローチが本当に車を爆走させる。ぶつける。破壊する。というフィクションではないリアルを写している点がマッド!!
そこにインターセプターという改造車などの魅力も落とし込み、魅力の詰まった一作だと思った。
でも見ててあんま楽しい映画ではなかった。低予算過ぎるのでドラマパートが多く淡々としているのも事実。
カメラワークが凄まじくいいというわけでもない。
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