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△ヒミズ 2011年度133本目△

「住田頑張れー」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-ヒミズ

日本2011年日本制作日本
監督
園子温
(愛のむきだし、冷たい熱帯魚、紀子の食卓、自殺サークル)
出演
染谷将太
二階堂ふみ
渡辺哲
予告編

もぐらあらすじもぐら
2011年の日本、福島。
東日本大震災が起きてからの物語。
中学生の住田(染谷将太)は、普通に憧れていた。
彼の自宅は、ボート屋を営んでいた。そこでは地震から起きた津波で全てを失った数人の方々がビニールハウスを作って住んでおり住田と交流をして日々を生きていた。
住田の母親は、住田に関心が無く、そして父親は彼を殴るのが大好きで、滅多に家に帰ってこなかった。
そんな住田を大好きな同級生がいた茶沢(二階堂ふみ)だ。
彼女は、住田の学校での発言一つ一つを覚えており、ストーカーまがいで奇行ギリギリで、住田に猛アタックしていた。
そんなある日、住田の母親は愛人と蒸発。
そして住田の父親が多額の借金をしていた為に、借金取りがやってくる。
住田とホームレス軍団をぼこぼこにした借金取り。住田は絶望した。
その夜、住田のもとに父親が帰ってきた。
住田はついに行動を起こす。
借金を払えるはずのない住田。
誰かにばれてしまえば、住田の生活は更に危うくなる。
そんな光景を見たホームレスの1人の夜野(渡辺哲)は、住田の為にお金を稼ごうとするのだった…。
そして住田の精神はどんどん病んで行くのだった…。
2012年1月17日鑑賞

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もぐらあらすじもぐら
THE 園子温 MOVIE
『行け!稲中卓球部』で有名な漫画家古谷実さんの同名漫画の実写映画作品。
しかし監督が園子音の為、映画の内容は大幅に変更。
舞台そのものを現代の震災後の日本を舞台にしており、原作とはかけ離れた作品とも思える。
というか、完全な園子温の映画であり、それ以下でもそれ以上でもない、ただ単に園子温の新作映画でしかない。
園子温と言えば、近年の日本映画界に旋風を巻き起こす鬼才中の鬼才だ。
先日新宿の紀伊国屋のDVDコーナーの特集を見たら、ピンク映画も監督していて、なるほど!!と思った。
やはりこの監督と言えば、自分は『愛のむき出し』が衝撃的だったわけで、しかしフィルモグラフィーを見れば、『自殺サークル』の衝撃の自殺シーンや近年の『冷たい熱帯魚』など、彼だから生み出せるエンターテイメント的なものがあるわけだ。
なので、コアなファン層がいるのも当然であるわけで、むしろオールマイティーな映画好きが彼の映画を見たら、実際そんなに楽しめるとは保証できない。
ただやはり彼の独自のルールのある切り口は刺激的だし、今のテレビ局映画が大量生産されて、シネコンなどで上映される中では、同一のシネコンで市民権を得ているのが凄いし、嬉しいことかもしれない。
東日本大震災後の日本を描いた…。
この映画の一番の衝撃的なのは、舞台が震災後、津波にすべてを奪われた人間たちが少なからず描かれる点だ。
被災地でロケを敢行したのか、映画のロケーションで数多く被災地が出てくる。
監督自身が語るようにオープニングとラストは印象的に被災地が出てくる。
その心意気が流石、園子温と思わせるし、原発問題をさりげなく映画内に盛り込んでいる点も相変わらずアバンギャルドだ。
しかし、それが映画全体を面白くしているかと言えば、正直なんとも言えない、この映画のジャンルそのものが園子温であるわけで、それが絶対値になっている。
現実世界では存在し得ないだろうメーターを振り切った登場人物がいっぱい出てくるのも彼の映画ならではだし、しかも今作では、『冷たい熱帯魚』や『愛のむき出し』に出ていたキャストが大集結していたり、園子温のお祭り映画とも考えられる。(苦笑)
彼らが住田と共にドラム缶を探しに行くシーンは『冷たい熱帯魚』の終焉後の天国かのような吹越満と園子温の奥さんのいちゃいちゃぶりなどは、なんだかほっこりする。ちなみに茶沢さんの家庭では、絶賛園子温ワールドが展開され、『冷たい熱帯魚』の狂妻がいました。(笑)
またその振り切れ具合は、映画全体に浸透しており、彼の映画らしい人間のむき出しの感情を上手く俳優に演出させ、凄い演技を引き出しており、映像もえぐく生々しく捉えている。
暴力シーンも過激だし、泥を上手く利用した見窄らしさも逸脱。
物語も陰鬱な世界を描き、生々しくそれでいて気違い、終盤には、数多くの振り切れた事件が非現実的に連続的に描かれ、構成の意図は理解出来るものの、あまりにも独走状態で流石に退きます。
そもそもこの映画はなんだったのか?短絡的に言ってしまえば、『園子温の新作』でしかなく、決して被災地頑張れ映画でもなく、少年の成長でもなく、『園子温が描く、青春映画』というわけであくまでも園子温が必要なアバンギャルド映画だ。
賛否両論の終盤。
もうやり過ぎて、かなり学生映画寄りになりつつある。
オープニングの正夢の件とかかなり、学生映画風。
終盤の園子温ワールドの彼の弁論は、むしろ冗長的でもあるだろうし、ファンなら嬉しい演出だ。
しかし、あれは素人には辛いだろう…。
そこからの終盤の展開のえぐさは、見ている側を疲労に追い込んでいるだろうし、ラストシーンの「頑張れ」コールの単純でありながら物量的な映像演出は、やはり日本人の映画監督としては異質で、日本ではおさまりきらず早くヨーロッパに進出するべきなのではないだろうか?
主演の二人の演技は、やはり凄いというか、監督の演出や画の構図からして、より際立っているというか、監督の世界観を再現出来れば、当然の評価と思える。
しかし染谷くんの演技は、少し山田孝之に被っていたと思われるし、二階堂ふみちゃんは、むしろ体当たり過ぎてキモかったと思う。
確かに優れた映画だと思うし、自称映画関係者が見たくなる映画であるのも理解できる。
しかしこの映画が面白かったかと聞かれれば、微妙だったと思うし、
園子温の映画と関連づけても、もっと面白くて好きなのがあると思う。
メモ得点メモ
6
見る価値はあると思われる。
ラストシーンの「住田頑張れ!!」は被災地へのエールだよね。いや日本に対してか…。

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