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△Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち 2011年度153本目△

「ガチアート系というインテリジェンス。予告編で興奮したとしても…。」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅵ~-Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち

ドイツ2011年ドイツ制作ドイツ
監督
ヴィム・ヴェンダース
(パリ、テキサス)
予告編

フラメンコあらすじフラメンコ
2009年急死した偉大な舞踏家のピナ・バウシュ。
その死に対して捧げられた作品。
残されたピナの弟子たちがそれぞれピナからの教えを披露しピナという才能を再表現する。
ピナはまだ生きているのだ。
2012年3月6日鑑賞
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フラメンコ感想フラメンコ
ごめん!!途中で気を失った!!(寝ました。)
そういうわけで、2009年に急死した偉大な舞踏家のピナ・バウシュさん。
彼女の映画を撮ろうと20年間準備していたドイツのカンヌ国際映画祭でパルムドールを頂いた経験のあるヴィム・ヴェンダースさんは、ショックだったわけです。
しかしヴェンダースさんとピナの舞踏団の弟子達は、ピナの功績を讃えるべく、ピナとはどんな人物だったか、そしてピナのダンスとは、教えとは?
それを体現した一作が本作である。
また本作は『u2 3d』という3Dライブ映画に感動したヴェンダースの意向により3D映画となっている。
まっ。おれピナもヴェンダースも知らないんだよね。
ヴェンダースについては名前だけぐらいで、彼の監督作品は見た事無いし、彼がドイツ人だということもこの記事を書く直前に知ったわけです。
ごめんなさい。
正直自分には、この映画の感想を書く価値がないですが、それでも長年運営しているので、書きたいと思います。
多分読む価値ないです。
というわけで『pina 3D』を見ました。
見た経緯で言うと、予告編がかなり衝撃的だったのが起因です。
またアカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートしていたので、更に意欲が高くなったという形です。
ピナって誰?
チケット買う際、本気で「ピナ・バウアー」って言っていました。
どうやら凄まじく偉大な舞踏家のようです。
wikipediaを見たけど、なかなか凄い方ですね。
んでつまり本作を見終わって、ピナがどんな人物でどれぐらいすごいかは。
正直よくわからなかった。
ピナが具体的にどれぐらいすごいかとかは、いまいちわからなかった。
劇中にピナ自身が演じるシーンが4シーンぐらいあったわけだけど、確かに達観した神の領域に近い前衛的な身体的表現能力を披露していたと思う。
しかしそのピナはもういないのだ。
ピナを捉えたドキュメンタリーではなく、ピナの教えを受けたメンバーたちのピナの栄誉への記録映画なのだ。
映画は冒頭、ピナの生み出した『春の祭典』の一部で始まる。
これがなかなか凄い。独創的であり、ピナの根源にある『身体言語』というある種の映画の根本のサイレント映画のような芸術的優れた衝撃を体感出来る。
そういったエンターテイメント的要素は3Dにも合点が行っている。
冒頭は良かったのだ。
しかしそれ以降は、思っていた展開と違った。
てっきり、その『春の祭典』やら他の有名な舞台を解説付きで部分ごとに補完でもしているのかと思えた。
むしろそれならピナを知らない自分としても楽しめただろう。
しかし映画の焦点は、メンバーたち一人一人のピナからの教えを独白。
その後、そのメンバーが一人で踊るのだ。
その形式で映画は進行する。
時たま、前述の舞台の再現等もあるわけなのだが。
そのメンバーたちの独り舞台という形式がなかなハードなんだ。
とてつもなくインテリジェンス
ダンスというものを筆者は誤解をしていた。
ダイナミックに画面上を駆け巡るようなそんなエンターテイメントに見ている側は興奮する。
という感覚に陥るのではないかと考えていた。
しかしピナの生み出したダンスは指先や手の向き、または体の力を入れた際の筋肉繊維の微妙な傾きや振動。
そのしなやかさ一つ一つこそが、ピナの生み出した偉業である。
そしてその独創的な型のない武芸の如く、ただ壁にぶつかるだけ、または人間の感情の根本的なものを生まれたての言語のように身体で再現をするような。
そういった今までの規格を超えた未知数のダンスが山ほど映し出されて行く。
それが冗長的であったり、それがあまりにも知能指数が高く、それは見ている側の文化的芸術的偏差値によって、眠くなってしまったり、ただ単に滑稽に見えたりと、常人が見て楽しめるものでもないわけだ。
また本作の鑑賞前に賞味80分の『おとなのけんか』というミニマムでソリッドな舞台劇の映画化を見たわけだが、逆に本作は120分というかなりの長編なわけで、それはもうなかなかのハードな映画だと思われます。
また正直言って、この映画よくわからなかった。なんとなくならわかるんだけど、メンバーの一人がよくわからないことを喋って、それが本当に抽象的な概念で、その後に行われるダンスもまた抽象的でいてより難解なダンスなわけで。
かなりやっちまった感あります。
その誰にも追いつけない偉業を体現した映画という意味ではやはり好評当然です。
しかしエンターテイメントとか見やすさや共感できるかを考慮すると難しいと思われます。
3D要素も最終的には別にどうでもよくなりますし。
この映画に描かれている要素に自身が近い立場であるなら是非とも見てほしいが、予告に興奮した程度では見てはいけないと思います。
劇場だと寝てしまって見逃してしまいますし、見返せるDVDとかの方が良いかもしれないです。
メモ得点メモ
6
ちょっと微妙だったけど、凄い事は感じれました。
隣のお客さんがすげぇーちゃらくて、色々喋っていたけど、なんでこの映画見たんだ?
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