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◎【映画感想】ザ・ギフト「極上胸糞映画」【81点】◎

「骨太勝ち組心理スリラー」

アメリカ2015年アメリカオーストラリア共同映画作品オーストラリア
監督・脚本
ジョエル・エガートン
出演
レベッカ・ホール
(『それでも恋するバルセロナ』『ザ・タウン』『アイアンマン3』)
ジェイソン・ベイトマン
(『モンスター上司』『ブル~ス一家は大暴走!』『JUNO/ジュノ』『ハンコック』)
ジョエル・エガートン
(『ウォーリアー』『ブラック・スキャンダル』『エクソダス:神と王』)
ジョエル・エガートンって誰だ?
ジョエル・エガートンの監督、脚本作品。
そもそもジョエル・エガートンって誰だよ?って話。
ウィキペディアにもBox officeにもページがないし、映画に出てきてもいつも悪役だとか微妙な立場の芋顔おじさんだ。
そんな彼が映画を製作して脚本して、監督しているんだからすごい。
40代の彼だが元々はオーストラリアで活動していたっぽい彼だが、02年の『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』で初登場した砂の惑星タトゥーインで暮らすオーウェン・ラーズでルーク・スカイウォーカーの育ての親の若かりし頃を演じたことで、ハリウッドスターの仲間入り(?)
しかしイギリス映画『キンキー・ブーツ』で主演を演じるも微妙な評価と微妙な興行成績で、そこから日に当たることもなく、オーストラリアでテレビに出演したりと、しつつも精力的にショート映画に出演していた。
そんな彼がハリウッドにカムバックしたのがオーストラリア映画の『アニマル・キングダム』タランティーノの高い評価等を得オーストラリアのアカデミー賞助演男優賞を受賞して、その後、トム・ハーディとの共演で高い評価を得た『ウォーリアー』に出演してからは、コンスタントにハリウッド映画に出演し、近年ではキャサリン・ビグロー、バズ・ラーマン、リドリー・スコット、アントン・コービンと名監督たちとコラボし、この度監督デビュー。
『ザ・ギフト』以後も精力的に活動し、ジョニー・デップやナタリー・ポートマンとも共演し、いずれも芋っぽい顔で悪役を演じる引っ張りだことの名脇役になろうとしているおっさん。
第二のベン・アフレックになるのか?
近いキャリアでいうとベン・アフレックに近いものがあるか。
俳優として十分なキャリアを持ち、映画も監督する。
いずれアカデミー賞に携わるような監督になるのか?それはわからんが、今作を見る限り、ジョエル・エガートンの映画に対するセンスは非常に高かった。
ジョエル・エガートンの趣味が悪趣味で笑った!
本作の主役は、ジェイソン・ベイトマンとレベッカ・ホールが演じるサイモンとロビン夫婦の物語。
仕事でボストンからロサンゼルスへ引っ越してきた二人。
街で買い物中サイモンは旧友のゴードと再会する。ふたりは連絡先を交換する。
喜ぶ妻のロビンだが、サイモンはいっこうにゴードに連絡を取らない。
翌日の日中にゴードが自宅にアポなしで訪問。
感謝を込めて、夕食に招待する二人。
ゴードとの仲を深めようとするロビンだが、サイモンはゴードを冷たくあしらおうとするのだった。
翌日やはり自宅に現れるゴード。親切にしてくれるのだが、不気味なゴードにロビンも不安を抱く。
サイモンは苛立ちを募らせ、ゴードを拒絶することを決めるが、ゴードは毎日現れ、手紙と贈り物を渡す。
なんとも不気味な男ゴードを演じるのは、もちろん制作、監督、脚本のジョエル・エガートン。
自ら脚本を書いて、不審な男を演じるエガートンさん。
ものすげぇ変態じゃね?
綺麗目なレベッカ・ホールをショートカットでシャワーを浴びさせ背中美人を描くというかなりのフェティッシュな構図以外にも、凝った照明を多用。
画作りは、まるで映画の教科書を参考にしたように、丁寧にそして、アートディレクションを非常に意識した気持ちい構図が非常に多くてすごい。
ただ内容が、かなり胸糞で、映画の始まりからは想定できない、心理スリラーが繰り広げられる。
犬が出て来るとことかすげぇびっくりした。
脚本としては、二人の夫婦が、旧友であるゴードに再会することで、旦那であるサイモンの隠された過去が発覚。ボストンで体調を崩し、精神も病んでいたロビンは、ゴードの存在と、旦那の気づかなかった本性に精神を病んでいくという丁寧な心理描写の効いた心理スリラーで、比較的骨太。最初と最後では主役の二人の印象もガラリと変わり、
なかなかの脚本。
サイモンことジェイソン・ベイトマンが劇中凄まじくクソ野郎で、マジで腹たつが、最終的には因果応報というか、ゴードの特大ギフトのおかげで、人生が崩壊。
このギフト本物か偽物か?いやきっとそのどっちかわからない信じることのできない壊れた関係こそ、エガートンが描きたかったギフトという最高に胸糞なことなんだな。
ただ個人的に、良かったのが、サイモンが自己を肯定するために、ロビンとゴードへの行いを弁明する話で「俺も父親にいじめられ続けた、人生は負けたらダメなんだ。俺は過去を振り返らず勝つためならなんでもした。」という言葉とその精神は、生きる上では必要だなと思うけど、それでもゴードにした仕打ちは許されることではないし、ゴードのことをああも殴る理由もないなと。
ゴードの飲み屋での台詞も結構印象的だったな。
ジョエル・エガートンのことはしばらく忘れられない。
ちなみにジョエル・エガートンの唯一悪い芋じゃない映画『ウォーリアー』がまた見たくなって、Blu-ray買ってしまいました。
また本作はパンフレットが製作されてないようで、もっと彼のことが知りたいと思ったのに非常に残念だったな。
その分、映画秘宝で特集してくれて嬉しかった。
ジョエル・エガートンさんはどうやら現場ですごい誠実でいい人で、監督たちに気に入られているようです。笑
あと『ジェーン』って映画が頓挫しそうになって脚本書き直したり監督呼んできたり頑張ったらしい。
それにしてもあのマスク怖すぎ。
メモ得点メモ
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど  8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 8.5/10
81点
丁寧な映画だった。

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