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◎【映画 レビュー】ブリッジ・オブ・スパイ【83点】◎

ブリッジ・オブ・スパイ
アメリカ2015年アメリカ映画アメリカ

監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:コーエン兄弟
主演:トム・ハンクス

ちなみにトム・ハンクスとスピルバーグのコラボは『プライベート・ライアン』『キャチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ターミナル』以来で、10年以上ぶり。
ちなみにコーエン兄弟とは、『レディース・キラー』で共演。
さらにトム・ハンクスはロン・ハワードとロバート・ゼメキス映画の常連でした。
重たい政治映画なのにむっちゃ軽い映画
上映時間2時間20分が嘘みたいにサクサク進む。あっという間の140分。これにはびっくりした。
主演のトム・ハンクスの効能なのか、映画は冷戦下のアメリカとソ連のスパイ交換という命のやり取りをまさかの東ドイツを舞台にして行うにもかかわらず、軽い。
重たい内容に脳が痛くもならず、むしろ人間ドラマとして、一人のビジネスマンのいかに最高の仕事をするかのみに追求したような、そんな映画。むしろ奇跡体験アンビリーバボーを見ているのを錯覚したぐらい。
ただやっていることはスピルバーグの傑作号泣戦争映画『シンドラーのリスト』と変わらないのに、何んだこの明るさは。
映画としては、スピルバーグの厳かな作り。相変わらずフィルムカメラを使っているようで、ややボケた映像(2Kで見たからかな?)と人工的には全く見えない冷戦下の東ドイツ。
でもコメディーを前提にしているからか、みんなそんなに嫌な奴じゃないが、出てくる人の年齢層は高め。
アメリカ政府の視点を褒めるわけでもなく、弁護士として交渉人として、一人のアメリカ人として、どうあるべきが正しいことで、自分に何ができるのか?
それを追求しただけの男のラスト直前の帰宅シーンはものすごくトム・ハンクスらしくてほっこりして泣きそうになった。
またアメリカを舞台にソ連のスパイや東ドイツを舞台にしたりと、異国の中で戦うアメリカ人を意識して、字幕数を減らしているのも印象的で、その矢先のトム・ハンクスの「クラコーシカクラコーシカ」を思い出させる片言ドイツ語は痛快。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 9/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 8/10
キャラクターの魅力 9/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 8/10
音楽 7/10
俺の趣味 8/10

83
トム・ハンクスが大好きだなぁと改めて思ってしまった。
最近見かけないと思ったら2014年は1本も映画に出てなかったのか。なんだかんだトム・ハンクスの映画は
ほとんど見ているなぁ。
次回は『イット・フォローズ』の感想を書きます。

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