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◎シャーロック・ホームズ シャドウゲーム 2012年度34本目◎

「続編ということで探偵のライバル登場、バディ映画をスケールアップ、結果こんな感じになりました。」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-シャーロック・ホームズ シャドウゲーム
アメリカ2011年アメリカイギリス共同制作イギリス

監督
ガイ・リッチー
(『スナッチ』『ロック、ストック&スモーキング・バレルズ』)
出演
ロバート・ダウニー・Jr
(『アイアンマン』『チャーリー』『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~』『路上のソリスト』、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』)
ジュード・ロウ
(『ロード・トゥ・パーディション』『レポゼッション・メン』『スターリングラード』)
レイチェル・マクアダムス
(『ミッドナイト・イン・パリ』『君に読む物語』)
予告編

ドクロあらすじドクロ
前作終了後から1年後のお話。世間では爆弾テロが相次いでいた。その犯人は一体誰なのか?
アイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)は小包を輸送していた。
それを観察していたホームズ(ロバート・ダウニー・Jr.)は彼女に接触。彼女を保護したつもりだったが、まんまと彼女にはめられてしまう。しかし追いついたホームズ。
アイリーンが運んでいたのは爆弾だった。ホームズの機転を効かせた行動により惨事は免れた。しかし事件現場付近で何者かの死体が見つかるのだった。それはアイリーンが爆弾を渡す予定の人物だった。
アイリーンは、命の危機を感じたのだが、アイリーンに仕事を依頼していたものの魔の手からは逃れることなど出来なかった。
ホームズはその夜、アイリーンとご飯を食べる約束だったのだが。彼女はそこに来なかった…。
数日後、ワトソン(ジュード・ロウ)はホームズの元にやってきた。しかしホームズの自宅は自分が引越してから荒れ果てまくり、とても人間の住む場所ではなかった。ホームズは薬物を常用するようにまでなっていた。
そんなホームズが語るのは、今一番の興味を持っていること。最近ロンドンを騒がしている事件の黒幕はたった一人の人物に行き当たっていた。それはジェームズ・モリアーティ教授だ。
そして失踪したアイリーンまたアイリーンからくすねた手紙の真相もまた彼に結びつくと思っている。
そして二人は当初の予定通りワトソンの独身最後の夜を祝うべく、酒場に向かう。
しかしホームズはそこで他にも目的があった。
それはアイリーンの手紙と関係していた。しかしその関係者には暗殺者が迫っていた。
2011年3月13日鑑賞(2011年156本目)
2012年6月19日再鑑賞
ドクロ感想ドクロ
09年に制作されたマドンナの元旦那でしか無かったガイ・リッチーが生み出した新生『シャーロック・ホームズ』が大ヒットしたので、キャスト、監督、音楽をほとんど続投で、普通に続編が制作され11年に完成した。
映画内では『シャーロックホームズ』の原作『最後の事件』の映画化の為、もしかしたら本作で完結なのかもしれない。
また本作では、続編らしく、ホームズに同様の知能指数を持っていると思われる悪役が登場し、二人の知能戦、つまりシャドウゲームが展開される、かなり異色な内容になっている。
嬉しいこと
やはり、キャスト陣がほとんどそのままというのは、映画好きとしては非常に嬉しい。
また監督も続投というのも普通に嬉しい。
近年のハリウッド作品の続編となると、監督降板、キャスト降板が当然になり過ぎている感が強い。
しかし本作は、前作のキャスト陣が続投。
そのおかげで、キャスト、監督共に、『シャーロックホームズ』が完全に代表作になった。
ジュード・ロウといえば、『シャーロックホームズ』
ガイ・リッチといえば『シャーロックホームズ』
ロバート・ダウニー・Jr.は『アイアンマン』でしょ?(笑)
スケールアップとは?
続編ということもあり、やはり前作よりもスケールアップをしなくてはいけない。
前作同様に事件を解決したところで、それはフィルムの焼き直しでしかない。
そうなったら、やはり前作とは違うものを生み出す必要がある。
舞台はロンドンからヨーロッパ各地に移行。
前作でホームズの推理が冴えていたが、逆に本作ではライバルという要素を盛り込み、ホームズが一本取られるという展開もふんだんに盛り込まれている。
前作で完成されたホームズのキャラクターは、より過酷な状況を強いられ。
またコミカルさも際立たせられた。
映画の続編を考えてみるとこういった要素は、やはり仕方ない。
「前作の方が面白かった」
という意見もあるだろう、しかし続編とは、こういうものでもあるのだよね。おれは『トランスフォーマー リベンジ』がそういう意味で大好きでもあります。
そうなった結果、前作よりも話が複雑になり、話の風呂敷もとても広がってしまっている。
前作のヒロインが冒頭で殺されたり、新キャラのヒロインらしきものが登場するが、いまいちパッとしなかったり、なんだかよくわからないキャラクターになっている。
ジュード・ロウ演じるワトソンに至っては、前作で負傷した為に足にダメージを負っている。
いまいち前作のテンションを維持出来ているとは言えない。
前作で披露されたガイ・リッチの映像テクニックと推理の調和も本作では2週目になってしまい、前作の印象が強い人にとっては少々飽きてしまっているだろう。
また見所である、超ガイ・リッチビジョンもいまいち映画として統合は取れていない。
確かに全体的にスケールは大きくなっている。上映時間も2時間を超えて、かなりスローなペースでもある。
ホームズ一行が馬にのったり、大爆発が度々起きたりと大スペクタクル巨編になっているのだが、それを観客が求めているかは難しい所ではある。
だが決して、映画の出来が悪いというわけではない。
斬新な映像や狂人にまで成り果てたホームズの前回同様のワトソンへの愛情表現などなど。
またやはりモリアーティ教授との頭脳戦。「シャドウゲーム」はなかなかの歯ごたえがあった。
正直言えば、まぁこんなものだろう。という感じ。
普通に楽しめたしそれなりに出来も良い。
『シャーロックホームズ』のスケールアップはこの程度が限界だろう。
メモ得点メモ
8
テンポと上映時間が長いと思うが、決して悪い映画ではないし、普通にオススメの映画である。
『シャーロック・ホームズ』の世界観は完成されているし、見応えもある。
続編としても無難だし。
普通に良い映画だとも思っている。
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☆二回目の鑑賞をしました。☆(2012年7月25日記載)
ふとネットサーフィンをしていると本作のBlu-rayのイギリス版がリージョンフリーでしかも日本語字幕付きで、発売中だったので、日本で買うより安いし、1が好きだったので買ってみた。
普通に見れたし、映画館で見るより家で見た方が面白いかも。
ロバート・ダウニーJr.のはまり役がたまらない。
オススメです。
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