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◎毎日かあさん 2011年度73本目◎

「短編漫画が幾重にも重なった物語構成の裏に潜む非常に重い人間ドラマ。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-毎日かあさん

日本201年日本制作日本
出演
小泉今日子
永瀬正敏
田畑智子
柴田理恵
北斗晶
古田新太
光石研
予告編

マンガあらすじマンガ
漫画家のサイバラ(小泉今日子)は、「毎日かあさん」という漫画の作者だ。
彼女には二人の幼い息子と娘がおり仕事の傍ら育児と大変な日々を送っている。
だが彼女には更に大きな問題がある。
それは夫であるカモシダユタカ(永瀬正敏)だ。
彼は、相当なアルコール依存症でありみんなに迷惑をかけている。彼の仕事は戦場カメラマンだったのだが…。
問題ばかり起こす夫に愛想が尽きたサイバラはついに離婚を決意する。
2011年9月28日鑑賞
マンガ感想マンガ
毎日新聞で連載中の漫画「毎日かあさん」の映画化(?)。
内容よりもキャスト陣の方が、話題性が高いのが印象的。
なんと実際に夫婦だった俳優が、夫婦役で離婚までするのだから。
それが一アイドル時代を築いた「小泉今日子」と「永瀬正敏」なのだから。
なんだかんだで、今までもテレビドラマで共演などはしていたと思うが、夫婦役でしかも別れる役というのは、なかなか無いし珍しい。
だが内容を見るとそんな私情を吹き飛ばすように、二人の強烈な演技合戦が始まる!!
さてさて、とりあえずは作者兼メインキャラのサイバラは一風変わった経歴の持ち主で、そもそもが大人向けのギャグ漫画の作家でして、毎日かあさん以外にも20代の自分には縁の無い漫画が結講多いみたい。
映画自体の冒頭は、彼女のちょっと変わった人間性とありがちな育児面のあるあるネタで構成されている。漫画家の風景だとか。
だからかわりとファニーな方向性でして、いまいちつかみ所のない感じか。
だが本作の主題とも思える旦那のカモシダが登場するが、冒頭はいまいち状況描写をネタとした内容が多く、いまいち中身がなく、人づてから話を聞くような内容になっている。
だが中盤からは、話を夫婦描写に絞り、演技合戦が勃発!!
これは内容よりも技術力を楽しむ感じになっており、そこまで面白くはない。
またカモシダという人間がかなり頭がぶっ飛んだ人間なので、彼の個性を楽しむということは十分にできる!!
例えば、みりん飲んで酔っぱらうとか、犬を土産と間違えて買ってきちゃうとか、ドッグフード食べちゃうとか。(笑)
だがだんだんと元戦場カメラマンとしてのカモシダの苦しみが映画自体に表面化しだし、冒頭とはかなり違う、重い話が含まれ始める。
そもそも重い話を想定していたのだがね。
また重いと思ったら、軽い話が挿入されたりする。
これは、まるで短編漫画のアニメ化の劇場版のような構成で、これがなかなかきつかったりする。
まぁー原作の映画化(?)のようなので、そこは再現されていると捉えることもできるが。
案外小話が何度も続く映画って賞味以上に長く感じるものなんだよな。
話が、かなりハードなのだけど、それを次のシーンの小話でほっとさせてくれる。(笑)
良いんだか悪いんだか分からんが。
てか主人公の家が結構な大豪邸。これ親近感湧かないわ。(笑)
顛末的には相当重い。まぁーそれでも状況に焦点を合わせた映画なので、感動値は低いものの映画自体の描きは浅いと言えど、実話なので結講胸にくる。
とりあえずは、やはりカモシダを演じた永瀬正敏が凄い!!
弱さと強さを上手く共存させたキャラ作りが逸脱!!
だが映画総評で見るとテンポが非常に微妙。1シーンに異常に時間を割く。これは日本映画全体に言えることだと思うが、予算的な問題でカットを多く撮影出来ないせいだろうか?1シーンが長ったらしく、カットを割って見る側を楽しませるなどをしてくれない。予算やスケジュール的な問題があるのだろうか?だがやはり映画なのだから映像で勝負する為に映像に力を注ぐべきだと思う。
会話劇だけなら本を読む方が早い。
結果的に筆者は1.2
倍速で鑑賞した。ごめんなさい。
言ってしまえば、構成とシーン把握さえして、ビビと来たシーンで通常再生すれば、日本映画はだいたい把握出来るほど微妙なものだと思う。
その結果の上映時間の長さならいっそカットしまっくて90分の方が楽しめるのにいつ日本映画界は気づくんだ?
またこの映画の個性としての短い短編の連続が結講きつく全体的に見る映画としてはあんまりオススメできない映画だったと思う。
「人として死ねることが嬉しい」
というような胸に刺さる台詞が多かったりと言うのもあるので、映画自体を俯瞰すれば、それなりに良いと思う。
また逆に死んでしまったカモシダの自伝を映画化した「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」という映画がある。
そっちは重いながらも暖かいエピソードで交互に描いていた要素を全面的に体当たりする激重な内容のようで、むしろ見比べてみると良いかもしれない。
とりあえずかなり特殊な人間たちの人間模様であるので、なんかおもしろいかもしれない。
筆者的には、小泉今日子のモノローグは残念だった。(笑)
メモ得点メモ
7
まぁーちゃんと見たわけでもない。(ヤマトもだけど。)
映画そんなに好きじゃないなら楽しめるかも。
映画好きでも永瀬正敏の演技は結講凄かったと思う。
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毎日かあさん(通常版) [DVD]2961円昔より日本映画も安くなったよな。
毎日かあさん 豪華愛蔵版(初回限定生産DVD2枚組)3272円特典ディスクやらパッケージが書き下ろしやら。
誰得?ちなみにDVDしか豪華なのはない?
毎日かあさん8 いがいが反抗期編880円漫画も出ています。子供が中学生になったとか。映画内では幼稚園だったのに…。
酔いがさめたら、うちに帰ろう。 [Blu-ray]4682円無駄にこっちも。(笑)

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