Multiplex広告:記事は下部から

◯【感想】ウルヴァリン: SAMURAI 「親子で見ると気まずいぜ!!」63点◯

2013年106本目 9月13日2D劇場鑑賞
「X-MENはまだ終わっていない!!」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画感想倉庫~season 7~-ウルヴァリン: SAMURAI
アメリカ2013年アメリカ・オーストラリア映画オーストラリア

あらすじはこちらから
もう色々めちゃくちゃだけど、エンタメとして面白かったわ!!
イントロダクション
マーベル社のアメリカン・コミックの有名作品『X-MEN』。
その実写映画シリーズの第6作目となるのが本作『ウルヴァリン:SAMURAI』なわけだが…。
最早シリーズものとしてのつじつまはぐちゃぐちゃのめちゃくちゃのぐだぐだ。
これまでの『X-MEN』シリーズの映画化は?
アメコミ映画作品の先駆けとして2000年に映画化された『X-MEN』おれの主観で言えば『X-MEN』は今のアメコミ映画スタンダードの創始者とも言えるのだが、その中身の中途半端さは、誰が見ても明か、コミックらしさが排除されて、おかしなSF映画となっており、忘れても良いのではないか?と思われるようにも思える。
その2年後に『スパイダーマン』が公開されアメコミ映画の時代が始まる!!と思っている。
ただその続編は、見事にアメコミらしいコミックから出てきたようなキャラクターをいっぱい出してきて、更にはXメンのコミックが抱える差別的な描写もブライアン・シンガー監督のゲイというマイノリティーの偏見を受けたトラウマにより見事に昇華しきった。
そして完結編?として監督もバカハリウッド映画の『ラッシュアワー』のブレッド・ラトナー監督が90分ほどで仕上げることによって、アクション映画としてテンポよく完結させた。
と思われたが、プロデューサーとしてウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンが名乗りを上げ、俺様映画としてXメンを再始動し、『ウルヴァリン』の誕生秘話を映画化し、ムーブメントを意識し『Xメン』の誕生秘話をブライアン・シンガーと『キックアス』の監督が緻密にそしてダイナミックに感動的に描き、リブートに成功!!その続編が期待されたのだが、2013年に公開されたシリーズ最新作は『ウルヴァリン』だった。
しかもびっくりしたのはこの『ウルヴァリン』は、完結編と思われていた『~ファイナルディシジョン』の後日談だったのだ。
そしてこの『ウルヴァリン』の最後には驚愕の次回予告がついている!!どひゃー!!
まだまだつづくXメンの映画化。次回作の監督はまたブライアン・シンガーということで、ちょっとがっかりしているわけですが、その出演には誕生秘話でマグニートを演じたファスベンダーの出演やマカヴォイも決まっており、誕生秘話の続編と最新作を混ぜたものになりそうだ。期待して良いのか?
2014年の5月の終わりに全米公開が決まっているので、日本では夏の大作になっているのではないだろうか?
ぐちゃぐちゃでめちゃくちゃなシリーズ。
3作目までは、アメコミ映画としての立ち位置がすごーくあやふやだったXメンシリーズ。
しかし人気キャラクターのサイクロップスが同時期に公開のブライアン・シンガー監督の『スーパーマン・リターンズ』でかわいそうな男を演じるため、ちょい役に変更され、冒頭で退場してしまう…。
つまり次回作にもサイクロップスは出ないってわけよ…子供のとき好きだったのに…。
そして一番の問題作とも言える『ウルヴァリン0』では、兄貴がセイバートゥースとして登場すのだが、彼も一作目で登場していたキャラクターなので、しかも一作目では別人のような怪力馬鹿に仕立て上げられていた…。
そして更には『ファーストジェネレーション』と『ウルヴァリン0』でプロフェッサーXの立場や年齢がめちゃくちゃなので、もう荒れてます。
そして今作『サムライ』でもシリーズごとのつじつまはむちゃくちゃです。
まず冒頭の第二次世界大戦の時って、つまりまだお兄ちゃんと戦場を駆け抜けていたわけで、それなのに日本の長崎で捕虜になっているのがおかしい。
またその後に兄貴と協力してウェポンXを倒すのだが、その後銃弾を受けたウルヴァリンは記憶喪失になって1に続くのだが、それならヤシダとの記憶は失われていることになるのだが…。
まぁー多分ヤシダのことはローガン覚えていないな…。
まぁーそれぐらいだけどもローガンとジーンがそんなに愛し合っていたかと言うと難しいが、アメコミファンとしては、ジーンというかフェニックスがローガンの体に超能力で暗示をかけたんだと俺は思っている。
本作もむちゃくちゃな映画!!
シリーズをむちゃくちゃとか言っているけど、本作だって十分にむちゃくちゃ。
まぁーそりゃあ監督がジェームズ・マンゴールドですもん。
『ナイト&デイ』撮った監督ですよ。全部普及点に面白い映画撮れるんです。今作もそういう感じです。
熊と心を通わすローガンだったり、日本の崖っぷちにある豪邸だったり。
東京と京都と新宿と高田馬場と秋葉原と地理がむちゃくちゃで、トドメに長崎と東京が車で1時間くらい。
更には東京に城が隠されていて雪が降ったりとやりたい放題。
むしろそれにツッコミを入れたら負けだ
シリーズがむちゃくちゃなのに、そんな小さいことにツッコんでいたら映画を見る意味がない。
もうそういう映画だって、シリーズを見ている人は気がついていて普通だ。
ウルヴァリンを演じるヒュー・ジャックマンがいかに肉体を鍛えているかを確認し、東京という街がアメコミ映画の中でどのうように描かれているか?忍者はかっこいいかそういう所に焦点を合わすことがこの映画において一番正しい。
だからこそ公言したいのだが、この映画で一番面白いのは次回作の予告なのだ。
予告がめっちゃテンション上がる。
この映画はその程度の映画なのだ。
でも面白かった!!
悪く言うのはとても簡単だ。
この映画の一番悪いと思えることはマリコとローガンが恋仲になるとこだ。
そんな関係もつ必要あるか?そりゃあまぁー映画だからそうなった方が見応えあるわけだけども、もうちょっと説得力が欲しかった。
ハリウッドに見せつけるラブホテル文化!!
日本のラブホテルをなぜかハリウッド映画に持ち込んだヒュー・ジャックマンとジェームズ・マンゴールド。
一番見ていて気まずいのは、ヒーロー映画を親子の交流の場として設けた父親と息子だろ。
「お父さんラブホテルって何?」って聞かれたら絶対困る。
男と女がきゃんきゃん騒ぐ場所なのだが、今作のラブホはなぜかシチュエーションものでジャンルが別れているちなみにここではローガンとマリコはやらなかった。
確かに日本のラブホ文化はなめちゃいけない。
ちゃんと高田馬場とかで映画撮ってます。
それ普通にうれしい。
最強のヤクザたちが上半身裸で駆け巡ってウルヴァリンと死闘を繰り広げる。
ジャパニーズヤクザは戦闘兵!!という『仁義なき』シリーズを踏襲したような雰囲気が最高で、その彼らが新幹線の上で戦うのだから面白い。
佳境では、ヒュー・ジャックマンが格ゲーで使いそうな技を使うのが最高!!
その新幹線から見える町並みが妙に東京近辺な感じもいいし、本当に撮っているのかちゃんとビル群をアクロバットに巡る忍者がいるのも良い。
また長崎のシーンではなんとも言えない田舎っぽい日本も登場。
日本語喋る時はヒソヒソ話
この映画かなり日本語が出てくる。
しかもローガンにわからないように日本語しゃべっているように見える。
でもなぜかマリコことTAOが凄く日本語が下手。パリコレの有名なモデルのようだが非常に残念。
あとマリコを思う忍者は最早日本人ではない…。日本語下手とかそういうレベルじゃない。
謎の剣道が炸裂
序盤のヤシダ邸で稽古するシンゲンこと真田。
彼の使う剣道は二刀流なのだが、そのアクロバティックな動きは、最早剣道ではない。
終盤ではローガンと戦うが、元の力を手にしたローガンの前では雑魚に過ぎない。
「お前はなんという恐ろしい化け物なんだ!!」の発言に皮肉でかローガンは「ウルヴァリン」って言うのは笑えた。
それ疑問文じゃないよねw多分。
終盤はいつものハリウッド映画
東京に城があるというのが、現代人として面白いが、映画はハリウッド映画なので、まぁー良いかー。
そりゃあ東京に城があった方が、海外の人もぐっと来るよね。
そういう海外の人がぐっとくる東京をうまーく描いている点は非常に良いと思う。
終盤では忍者が日光江戸村雪化粧を屋根伝って大量に現れて弓を射るしね。
そして最後に出てくるアメリカと日本のハイブリッド兵器のシルバーサムライ。
その後の展開もツッコミ所満載で、ちょっと疑問符が浮かぶのだが、盛り上がっているので良いか。
一応ツッコミとしてはその後ユキオはどうなったのか?
ウルヴァリンの爪が骨に戻っているのは、再生した箇所は骨なのでアダマンチウムじゃないだけなのか?それともウルヴァリンの体内からアダマンチウムはほとんど奪われてしまったのか?
またヤシダが再生能力をウルヴァリンから奪ったのはどういう原理なのだろうか?
アダマンチウムに再生能力があるのではなく、ウルヴァリンの能力が再生能力なのではないか?
更には、再生能力が低下している時は、爪が出る時の傷はどうしていたのだろうか?
問題点は非常に多いが、面白かったので良いか。
主題は行き場を失った戦士がサムライの文化に触れ生き方を見出すということ。
主題が結構面白かったと思う。
前回の戦いで惹かれていたプロフェッサーXやちょっと好きだったジーンを失ったローガン。
行き場を失ったローガンは、東京にきて、日本の古い戦士たるサムライの生き様に触れ(実際にその文化に触れた表現があったかは覚えてないし、無かったかもしれない。)、それに自身の生き方を重ね、ここではマリコに忠を尽くし、戦うことの大切さと戦士としての生き様を取り戻すわけで、映画としての根底にはウルヴァリンの病んだ心を癒すセラピー映画なのかもしれない。
メモ得点メモ
物語 5/10
キャラクターの魅力 7/10
監督の映像や俳優への演出やビジョン 7/10
音楽 6/10
俺の趣味 7/10
63
ヒュー・ジャックマンの俺様っぷりが非常に高くなっており。
『レ・ミゼラブル』で知名度も格も手に入れたのでそれが普通に堪能できる俳優のランクになったので、この映画はこの映画で有りだと思います。
ちなみに一番のエックスメンシリーズの面汚しは『ウルヴァリン0』だと俺は思っている。
コミックも血みどろでぐちゃぐちゃなので、コミックのことは無視しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA