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◯【感想】モンスターズ・ユニバーシティ「キャンパスライフはそんなに描かれてない」63点◯

2013年82本目3D吹き替え劇場鑑賞(2013年7月10日鑑賞)
「ウーズマ・カッパーは英語で書くと Oozma Kappaで略すとOK」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画感想倉庫~season 7~-モンスターズ・ユニバーシティ
アメリカ2013年アメリカ映画アメリカ

【終盤まで明確に紹介したあらすじ】はこちら
あれから12年
2001年に公開された初期ピクサー映画の『モンスターズ・インク』。その前日譚が12年の歳月を経て、描かれる。
監督は、『カーズ』などで、ストーリーを作ってきた人、前作の監督ピート・ドクターは脚本を手掛けている。
若手育成に力を入れているピクサー。立役者だったラセターはディズニーの社長になっているため、現在のピクサーには初期の頃の野心などは無く。アメリカの3DCGアニメ作品の中で月並み飛び出ていたピクサーであったが、現在ではドリームワークスなどと同じくらいになっている。
ただドリームワークスは、存在自体が無くなりそうで、現在は『ランゴ』を作ったスタジオが一番だとオレは思う。
モンスターズ・インクと言えば。
これは人から聞いた意見なのだが、モンスターズ・インクは一見怪物の映画ではあるのだが、怪物が逆に人間の子供を怖がりながらも徐々に可愛らしさを感じ、大切なものとして絆を作って行く映画だった。
これは、怪物側を父親やサラリーマンに置き換え、子供であるブーをその人の子供に置き換えた戸惑いを描いているらしい。
確かにこの物語の世界の怪物は、真面目に働いている。
その姿を父親たちは、自己投影し、多くの父親たちの心をつかんだ映画であるという話しを聞いた。そう言われてみると納得できる。
また子供の気持ち目線では、アメリカの子供ならベッドの近くの物置部屋がもしかしたら違う世界に繋がっているかもしれない…。というトイ・ストーリーと同様の思考で、生み出されたという逸話がある。
恐怖より笑いの方が優れているという思考の反転などもお見事!!
では今作はどうだろうか?
『カーズ2』でピクサーは多くの映画ファンに嫌われたことは明確だ。
あんな大冒険映画をピクサーに求めていた人はほとんどいない。
ピクサーは優れた映画を多く生み出し、優れたキャラクターを作り出してきた。
その遺産を更に商業的に見直し、映画としての感動をないがしろにした映画それが『カーズ2』であったと私は思っている。
確かに『カーズ2』もそこそこ面白かったが、これじゃない感が強い。
むしろ『カーズ2』で生み出した数々のキャラクターをおもちゃとして売りたかった。それにしか見えない。
そしてこの『モンスターズ・ユニバーシティ』だ。
製作者はインタビューで、話し作りに苦労した。と言っていた。彼らは前作の設定をないがしろにして、一作としての面白さを極めたと言っている。
マイナビニュースインタビュー記事。
それってどうだろうか?
何故、続編でなく、前日譚だったのだろうか?
そう考えると前述の大人に対しての映画と考えると、「おれにもあんな大学時代あったなぁー」という哀愁について言えるかもしれない。(笑)
まぁーおれは大学に行けなかった人ですから、ちょっと哀しくもなったわけですから。
(こんなブログやってんだから当然だ。)
てかちょと繋がりがおかしい前日譚ってなんだよ!!
と増々苛立ってくるが、ピクサーというかディズニーはお金が欲しくてしょうがないわけで、コンテンツ力の高い『モンスターズ・インク』を第二の『トイストーリー』や『カーズ』にしたかったわけだ。そこで、続編だとカーズみたいで能がが無いとでも思ったか、意外性のある前日譚を作ったというわけだ。
以上邪推終わり
そう言えば。コネタまとめ
学長は英語だとヘレン・ミレンがやっているんだってね。ウケる。
またエンディングの楽曲などは、ミッキーマウスマーチとか引用していたよね?気のせい?
あと中盤のマイクとサリーが初めて交流する騒ぎは、マイクとサリーがブーと初めて会った時と同じ構図なんだって?それは指摘されたことなんだけど、オマージュの技術が凄いぜまったく。
アメリカでの興行収入は、ヒットこそしているけども歴代には追いつかないやや物足りない成績。
やはり、見たかった映画では無かったのだろう。前作よりもアメリカでは下回っている。『ウォーリー』には勝っているものの…『トイストーリー2』にも勝てない始末…。これからの伸びを期待したいが、観客も内心筆者と同様の思いがあったのかもしれない…。
しかし年間チャートではちゃんとTOP10入りしているので、いい成績ではあるのだが…公開館数を見ると物足りないヒットかもしれない…。
文句言っても、面白かった。
正直、色々な文句はあるが、普通に面白かった。
実は『モンスターズ・インク』についてうる覚えな私ですが、普通に面白かったです。
文句はありますよ。なんで大学生活なんだ!?ってのもあるし、3Dは意味なかったし。
別にマイクとサリーじゃなくても良かっただろうとか、サリー嫌な奴だろう。とかあるけどね、でも、ちゃんと無難に出来ているんですよ。映像も超綺麗だし、テンプレートとも言える、落ちこぼれ集団と協力してNo.1じゃなくてオンリー1の素晴らしさを説いて、それ以上の努力の大切さや、夢を持つ気持ちへの美談とか、そういうヤングアンビシャスがきらめきながらも徐々に変わって行く努力しなかった神童のサリーがマイクから影響を受けて、本物のエリートになっていき、最後には、大学生活そのものを否定したアメリカのある種のバイトから、希望のセクションに社員として転属が出来る制度の素晴らしさとアメリカの社会の優れた部分の紹介になっていたりとね。
また最初の同居人がサリーかと思ったら、まさかのランドールで、サリーは悪役という感じは流石、ピクサー捻りが上手いと思った。予告編でミスリードもさせてたね。
ただ、前作のオチに続くのだから、こんなに必死に怖がらせについて描かれても困惑するのが普通だろう。なんせ、結局この努力も無意味で、本当に必要なのは怖がらせるより笑わせるになるんだから。本末転倒な内容で、やっぱりげんなり。
冒頭の設定以外は、そんなに真新しさや驚きもなく、スケールも小さい。人間にとって大事な時期だけどもね、実際前作踏まえるとこの苦悩の意味もなんだかなー。
だったらこっちを先に公開して前作を2としてやってほしいものだ。そしたら感動も2倍だわ。
マイクが報われたー(泣)ってね。
いや本当に今のおれには、得れるもの一切無かったわ。

可愛くて面白いその程度ですわ。
結局そんなに楽しめてないようですが、映像良かったし、結構感情移入しちゃって、感動しましたわ。でもね。ピクサーにこんなブロックバスターでしかない、どうってことの無い映画作って欲しくなかった。
でもピクサーが生み出したキャラクター。世界観は最高。
もうそれに尽きます。今でも『トイストーリー』の続編待ち望んでいるし、短編でも良いよ。
何度見返してもご機嫌な気分になるのが多い。
ただ『カーズ』の飛行機版『プレーン』はない。更に『メリダとおそろしの森』もなんか違うし、そんなのはドリームワークスにやらせておけばいい。正直『ニモ』の続編も見たくないな…。
だから頑張って新たな作品で挑戦してほしいよ。ピクサー・ビー・アンビシャス!!
得点
63
それでも堅苦しくもなく、感動的なので、夏のファミリー映画としてはベストの一つ!!野心的ではないがな!!
でも短編の『ブルーアンブレラ』がつまらな過ぎて、ひいた。過去一番の時間泥棒でした。

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