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☆クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!! 2013年51本目 87点☆

「やっぱりB級グルメ美味しいじゃないか!!」

$『A Little his REDEMPTION.』自称映画オタクの映画感想部~season 7~-バカうまっ! B級グルメサバイバル!!
日の丸2013年日本映画日の丸

あらすじはこちらから。
感想
9年ぶりに『クレヨンしんちゃん』映画館で見た。
思えば、クレヨンしんちゃんの映画を劇場で始まりから終わりまで見たのって9年ぶりじゃないか…。
その時って、おれ15歳とかだから、中学生か…。それまでなんで見なくて、なんでここで回帰したのか…。
その理由は、今作『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!! 』(今後は略して『B級グルメ』とします。)は、クレヨンしんちゃんのコンセプトに一番合っていたからだと自分は思う。
単純に私は、クレヨンしんちゃんという日常系ギャグアニメが今作のB級グルメを主題にした映画に、コンセプトが近いと思ったのだ。
近年のアニメブームの大勢からしては、しんちゃんは長寿番組化しており、コンスタントに放映や春休みの『ドラえもん』の映画の次に公開する東宝の映画としてゴールデンウィークを目処にしたファミリー層向けの興行として利益は出すもの爆発的に売り上げているかは悩ましいし。
熱のあるファンが山ほどいるかと言えば、『コナン』とかに比べたら低いだろうと思うし、熱心にさらなるターゲット層の拡大を狙った作品だとは思えない。
近年のクレヨンしんちゃんは同様の枠組みの『ドラえもん』などに比較すると文化的に退廃したマンネリ化した商業アニメに思える…。
そのルーティンワークの最中(本当に酷い言い草だ。)に流行で選んだ、題材が、あまりにもしんちゃんにふさわしいと自分は思えた。
アクションものにSFがふさわしいように、ギャグアニメにはB級グルメがぴったりだとあなたは思わないだろうか?(笑)
だからこそ今作はを見たのだ。
ちなみに中学の時に見た理由は、目的意識も無く映画を見ようと思ったら、しんちゃんがやっていて、そこに飛び来んだ結果、終盤の春日部防衛隊ファンタジーヒーロー化で大爆笑で最高だった。
それ以降はなんだか、琴線に触れず、スルーしてきた…。

思えば、あれから9年も経ったのか…。しんちゃんはすごいなぁー。
シンプル・イズ・ベスト
今作を一言で言えば、これだと思う。
B級グルメを題材にし更には主役を春日部防衛隊に絞り、そこに攻めて来るA級グルメ機構。
春日部防衛隊はソースを届ける為にカーニバルに目指す。というすごーく単純なお話。
そこにA級グルメの珍味を象った刺客たちが春日部防衛隊を襲う。
すごくわかりやすい。あとは、子供でもわかる単純なギャグを見せたり言ったりすれば良いだけ、すごくシンプルだ。
しかしそれに甘えることなく脚本家たちは、1シーンごとにギャグを必ずぶっこんでくる。
それがなかなかとんちが効いていて技巧派だったり、大人的思考でありながら、子供の言語でそれを表現したりと、脚本家たちは良い仕事をしていて面白い。時にはアニメ的な演出で遊んでみたりとやりたい放題。
まぁー5歳児がカーニバルに行くという無茶設定でもあるが、それはここまでご長寿でやっている子供向けギャグアニメだ。文句言う方が馬鹿げている。
しかし一概にギャグアニメだからって、言って映画に対して怠けてなどいない。
まさおくんをメインにした葛藤と成長物語も盛り込み、上手い具合に家族とは何かをあっさり描いた野原家の集合だったり、悪役にもうまい具合に中身がある。
首領ことグルメッポーイは子供の頃から父親に厳しく育てられたヨーロッパ系のA級グルメの申し子だった。彼の狙いは世界征服でも人を殺したいわけでもない。ただ父親の意思を継いで、グルメの未来を築きたいだけなのだ。
そんな彼がラストシーンに焼きそばを食べて「やっぱり美味しいじゃないか…。」と言うのは、私も泣かされてしまった。
確かにそれまで悪役の彼は、表情を一切変えることもなく、無表情に飯を喰っていた。
そんな彼をしんのすけは「楽しそうじゃない」と切り捨てる。
この映画の素晴らしいとこは、飯を食べることの喜びを根本的に説いてくれる。
ご飯を食べるという衣食住の一つを大切な喜びとして私たちにもう一度説いてくれる。
家族の絆仲間との絆。子供を対象にした映画は見えない所で道徳を描くこともを求められている。本作は生きる上で書かせない大切な喜びである飯が美味しいということに焦点をあてた。
美味いものはマナーどうこうよりも喜んで喰うべきだ。
A級は最高だが、B級だって安くて素早く作れる、それでいて安いものが全て悪だとは限らないでしょ。美味いわけだしというわけだ。
そういう根本的な喜びを再確認させてくれる傑作というわけだ。
アニメ技術も頑張っていることは確か。
アニメには詳しくないがのだが、クレヨンしんちゃんの映画のイメージとしては走っているシーンが印象的。今作もそれが複数行われるのだが、そのシーンの出来はすごい。
ギャグとしても『グレンラガン』のような演出をわざわざギャグで導入したりするが、走るシーンはオリジナリティがあって、それでいて見事。
別の描写だが、途中でキャビアが釣り糸に絡められるのだがその動きがリアルで、驚いた。(え?)
また声優陣の起用も個人的には良かった悪役を演じた中村さんや神谷、早見、大塚さん、大川さんと人気声優の起用が嬉しい。
他にもサブキャラがオールスター登場なのに違和感を感じさせない無駄に気合い入っている。
すげー面白かったよ。
主要キャストも相変わらず良かったよ。
なんか上から目線過ぎて悪い気もするが、最初から最後まで面白かった。
ただシーン数が多いように思えて上映時間こそ短いのだけど、疲れてしまった。ただ1シーンに1つボケがあるから笑えるんだけどね。
あとは幕間上映の企業CMからしんちゃんが出てくる予告だらけで面白かった。
あとは「かすかべぼうえいたいファイアー」がなかった。
また近年では見かけないが、終盤の怒濤の馬鹿っぽい秘密兵器の話題が聞かない。
昔はラストになると無茶なロボットが出てきたり、合体したり、しんちゃんが走ったり。
春日部防衛隊がすごいことになったりと。
野原家ファイアーだったり、そんな馬鹿みたいなド派手なラストも見たかった。
焼きそばの歌が神でした!!
得点
87
笑えて泣けて最高でした。
てか本当に美味く感想書けなかったな…。
歴史も長いですし、比べる対象も自分の不得意なものが多いですし、とりあえず多くの人に見てほしい一本。映画館も大きなスクリーンで長くやってほしいものです…。
Yahoo!映画でも評価超高いよね!!
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