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☆Chronicle 2012年度39本目「さぁ君もイギリスのAmazonから輸入しよう!!」☆

「もしも心が弱っている少年がスーパーマンになったら…。」
2012年アメリカ制作
あらすじ
現代のアメリカのシアトル。高校生のアンドリューは奇怪な行動に出る。彼はビデオカメラで自分の生活を録画し始めたのだ。それは毎日続く。
アンドリューの母親はガンにおかされており徐々に弱って行く。父親はアルコール中毒でありアンドリューに体罰と言葉で日々脅していた。学校ではアンドリューは、友達がいなくひとりぼっちえで、頻繁にいじめにあっていた。
そんなアンドリューを従兄弟のマットは、人と交流を持たせるべくクラブに連れて行くがカメラを回すアンドリューを不快に思った人がアンドリューをボコボコにしてしまったのだ。
最悪な日常が続いて行く。マットはどこかへ行ってしまい、結局ひとりぼっち。
そんなアンドリューを突如、学校での人気者のスティーブが呼び寄せる。「丁度そのカメラで撮影して欲しいんだ。」嫌がるアンドリューだが、仕方なく行くと、そこにはマットもいて、謎の穴があった。そこから凄まじいノイズ音が発せられ、マットとスティーブは中に入ってしまう…。アンドリューもそこへ向かい、巨大な青いクリスタルを発見した三人は再度起きたノイズ音に困惑しながらもそのクリスタルに触れてしまう。そるとクリスタルは赤く光り強い重力波が発生し、三人は強い痛みと鼻血が止めどなく流れる。付近が崩れ落ち三人は急いでそこから脱出し、アンドリューのカメラは止まってしまうのだった。
数週間がたち撮影は再会する。そこには、アンドリューとマットとスティーブの姿があり、三人は頻繁に遊ぶようになっていた。
彼らはなんとサイコキネシス、超能力を備わっているのだ。体から重力波を出せるようになった彼らは、それを用い徐々に自身達の能力を成長させていく…。学生の彼らはその力を使いイタズラに明け暮れ友情を深めて行く。とりわけアンドリューの超能力を操る才能は抜群だった。
超能力を使う日々が続く中、アンドリューはついに自身の力で人を傷つけてしまう。
マットはアンドリューの抱えているストレスが危険な事態を起こすことを自覚しつつもないがしろにしており、物語は徐々にアンドリューを追い詰めて行く…。
2012年7月2日鑑賞
感想
今日は先日イギリスから届いたクロニクルをみました。
こちらは1年前ぐらいにアメリカで公開され低予算でありながら高評と大ヒットを記録した映画オタク注目な作品。
監督も新人で俳優も無名ときたら日本では宣伝のしようがないので、多分DVDスルー。
作品自体の情報も出回らないまま、ふとネットサーフィンをしているとイギリス版には、日本語字幕付きのが市場に正規で出ていたのです。
これは千載一遇というわけで急いで購入。
ようやく見たわけです。日本ではDVD出ても予想は10月だと思われます。
気になったら買って見てください。
内容の方は、以前ブログ内で紹介しましたが、高校生がある日超能力を手に入れてしまい遊び半分で事件を起こしてしまう。という感じ。
蓋を開けてネタバレすると主人公の不幸な青年。スペックはブサイクでナヨナヨしていて、いじめられていて友達もいないし、おたくでもない。
挙句母親は重い病にふくし、父親は酒に溺れ主人公に暴力を振る最悪な境遇。
そんな彼はある日、自身の生活をカメラを回しながら過ごすという病んだ生活を送ることにする。
というわけで本作はその主人公が回すカメラの映像や、同じく誰かが撮影している映像で描かれており、似た映画としては、クローバーフィールドやパラノーマルアクティビティーかな?
そういった手持ち?の一人称視点などで語られる異色な作品で見ている側は観客から目撃者へと映画の中身を体験しているような面白さがあります。
そんな痛々しい主人公の最悪な日常の矢先、学内の人気者と唯一の交流相手の従兄弟と宇宙人に遭遇してしまい、彼らは超能力を手にしてしまう。
その映像描写のチープさがまた逸脱で、全編CGを駆使したくだらない中2的な展開。
しかし行き過ぎた中2展開も突き抜けてしまえば、エキサイティング。
その能力全てがCGだとわかるのだが、映像の斬新なストーリーテーリングと全ての夢を実現化しようとするやる気で、あまりにも冷静に見ればアホなのだが、妙にティーンエイジャーらしくて生々しく、欲しかったものがあるような感じなのだ。
まぁー結果的にはこの手の映画らしい悲劇的な展開に陥るわけだが、終盤のより中2をこじらせたようなドラゴンボールのようなバトルを色んなカメラから目撃するように陥らせる構成はすこぶる面白く、またショッキングなのだ。これは映画館で見たかったなあ。
ほとんどがCGながら中盤の空を飛ぶシーンはスーパーマンよりエキサイティングだ。
多くのヒーロー映画を見てきた自分としても、この超能力映画は、斬新でまたリアルだった。大いなる力は大いなる事件を起こすのだね。
得点
9点
衝撃的。
アイデア賞!とはこのことか。中盤まで低予算のちゃっちいCGのVFXから終盤のハリウッド大作級の展開と過激な暴走が脳に残る。
買って良かった。

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