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【短評】ヒズ・ガール・フライデー【忘備録シリーズ19】

2013年94本目 8月6日DVD自宅鑑賞
「スクリューボール・コメディの後期の傑作」

ヒズ・ガール・フライデー [DVD] FRT-216
アメリカ1940年アメリカ映画アメリカ

スクリューボール・コメディ
スクリューボール・コメディ(Screwball comedy)は映画のジャンルのひとつで、主に1930年代から1940年代にかけてアメリカで流行したロマンティック・コメディ映画群を指す。その特徴は、常識外れで風変わりな男女が喧嘩をしながら恋に落ちるというストーリーにある(スクリューボールとは野球における変化球の一種のひねり球で、転じて奇人・変人の意味を持つ)。
また、この時期にはヘイズ・コードと呼ばれる映画製作倫理規定によって性的描写が厳しく禁止され、男女の肉体的な愛は一切描かれなかった。むしろそこに行き着くまでの長い道のりを面白おかしく描いたのである。表現が規制されていたため制作(制作)者たちは頭を振り絞り、結果、良質の作品が作られたとも言える。
スクリューボール・コメディの第1号は「或る夜の出来事」であり、この作品が成功したことによってスクリューボール・コメディと呼ばれる作品が多く作られた。しかし、1950年代頃から、徐々に映画における性的描写の規制が緩やかになったこともあって、ジャンルとしては、段々と廃れていった。現在でも、スクリューボール・コメディ的要素を持った作品は作られ続けてはいるが(特に、現在でも性的描写への規制が厳しいテレビドラマに多い)、「スクリューボール・コメディ」と言う呼称が使われることは、ほとんどない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/スクリューボール・コメディをコピーしました。
まぁー本作はそのスクリュー・コメディ後期の代表作。
元新聞記者の女主人公が、元恋人の上司に婚約したことを告げるところから物語は始まり。
それをどうにかして止めたい上司が、スクープをネタに女主人公を意のままに操り、再度恋愛を成就させてしまうという驚愕の物語。
スクリュー・ボールコメディを見たことは正直あまりなく、これは購入したDVDなのだけども、とりあえずあんまりレンタルされてないけど、名作らしいから見ようと思って、購入した方が早いなって思って、購入したけども1年以上放置してて、ふと2013年の8月6日に鑑賞したわけなんです。
正直なんも知らないで見て驚いたのは、怒濤の台詞回し。
結構な長回しの撮影なのによくも噛まずにああも喋り倒せるものだ…。
しかしスクリュー・ボールのコメディらしく、主要キャラがかなり異質で、ちょっと好感が持てないんだよね。
もう暴走機関車二台が、爆音で走り抜けて、最後には華麗に通り過ぎて行く、そんな映画。
また二人の異常性としてはワーカホリックというとこ。何をしてても仕事の成果ばっかを念頭に置いている点は、あまりにも異質で、もしかしたら当時のアメリカのNYを皮肉っているのかもしれない。
もし見た時にスクリュー・ボールコメディという時代の徒花の真価を知っていればもっと堪能できたと思う。

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