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エバン・オールマイティ 2010年度100本目

「極端な内容ではあるけど、前作と描き方は似ていて心に残る映画になっている。」

果てしない未来へ~seasonⅤ~-エバン・オールマイティ

アメリカ2007年アメリカ制作アメリカ
監督
トム・シャドヤック
(ブルース・オールマイティ)
出演
スティーブ・カレル
(ゲット・スマート)
モーガン・フリーマン
(インビクタス 負けざる者たち)
ジョン・グッドマン
(スピードレーサー)
ジョナ・ヒル
(スーパー・バッド 童貞ウォーズ)
予告

わんわんSTORYわんわん
ブルース・オールマイティの続編にあたる本作。
前作でライバル関係にあったニュースキャスターのアンカーマンエバン(スティーブ・カレル)は、政治家に転職することに成功。下院議員になった彼は、高級住宅地に家族と暮らすことにになり、優雅な生活が待っているはずだった。だがエバンはその日の夜、神に願いを送ってしまったのだ。「世界を変えたい。」と。
翌朝目覚ましがなるが、その時間は7時ではなく、6時14分。そして見ず知らずの人から謎のトンカチなどが送られてくるようになり、動物たちに執拗に追いかけ回されてしまうのだった。
困り果てた彼のもとに現れたのは、前作同様のモーガン・フリーマン(神)。
エバンは「箱船」を作れと言われるが、非常識さに更に混乱してしまい、事態は更に悪化するばかりだった。
2010年11月16日鑑賞
わんわん感想わんわん
本作は大ヒット映画でジム・キャリー主演の映画「ブルース・オールマイティ」の続編にあたる映画です。
正直言えば、前作のキャラは冒頭の女性キャスターのみの登場で、どちらかと言えば、スピンオフ映画なんだよな。
そもそもその「続編」というキーワードが本作には全く当てはまっていないのだよね。
ブルース・オールマイティからは4年後に製作されたわけで、今度の主役はブルースでライバル関係にいた、嫌みったらしくて最低なエバン。ブルースの中で相当気違いな演技を見せてくれたので、そういう意味では大部期待していたけど、思いのほか、全米公開時では大コケしてしまい、赤字だったと思うが、そのまま無名のまま日本ではDVDスルーになった本作。
きっと面白くないと思い今まで見てなかったけど、手を出してみる。
今度はエバンが神様になるという展開かなーと思ったら、大胆な話になっていた。
前作で完全に嫌なやつだった彼が、本作ではまさかの政治家に転身!!
そして実は、妻子持ちで子持ち。出世の為にこそくだった彼とは真逆のキャラクターになっている。
そしてその彼が、「僕の人生はこれからだ。政治家になって頑張るぞ!!」
と意気込んでしまうのだから、もうこの時点で前作との関連性は、モーガン・フリーマンが神様という設定だけになってしまう。
期待してた人は肩すかしだろうし、想像していた映画とは断然違うものになっていることは冒頭を見ていただければわかるだろう。
その問題を乗り越えられれば、まだ許せると思うが、キャラが変わっているのはやっぱりね。
良いお父さんのエバンは、世界を変えたいと祈ったら、神様が現れて…。
そこからエバンの家に木の板だとか動物たちが現れて、せっかく政治家になれたのに、ある意味どん底に落ちてしまうエバンなのですが、これは正直面白いというより可哀想。
とことん神様に嫌がらせを受けているエバンがどう考えても可哀想。
挙げ句家族にも呆れられとことん可哀想なエバンは、仕方なく神様との約束(半ば強制的な)を果たすために箱船を作るのだが、可哀想過ぎて泣けてくる。
またエバン自体は良い人(前作とは逆)なのでそこがまた可哀想。
コメディ映画的には、やっぱりスティーブカレルのリアクションがとても力強く、単純に面白い。
ただここからが、前作に似ているというか、どこか宗教的で、モーガン・フリーマンが急に家族のもとに現れて、自分がなんでこんな酷いことを皆にするか。ということに回答してくれる。
それが前作と似ているというか、ずしんと胸に来るし、今までの極端な内容をその要素一つで上手いことまとめているので凄いかもしれない。
そこからは家族そろって箱船を作るというありがちなシーンですが、自分はこういう心温まるシーンは大好きですし、こういう上から目線で家族愛の映画は、家族そろって見るのに向いてるし、余裕があったら見て欲しい。
とことんスティーブ・カレルは可哀想だけど。(笑)
そして物語は荒唐無稽な展開になりますが、これもかなり極端過ぎて良くないと思います。
映画的には大胆で面白いけど、ちょっと無茶だと思う。
まぁー物語は一応ハッピーエンドですが、かなり強引な内容だと思うが、もし現代にノアの箱船をテーマにしてファミリー映画で心温まる映画を作りたいと思って、これを作ったならそれは大成功はしている。まさにそういう内容になっているから。
ただ問題なのはやはり映画自体が非現実性が高過ぎることと、エバンが中盤まで可哀想ということ。
メモ得点メモ
8点
でもなかなか楽しめたので、そんな意見は頭が堅い人の意見としようと思う。(笑)
スティーブ・カレルのモーゼっぷりはなかなか似合ってて驚いた。動物いっぱいだし、スティーブ・カレルウケるしズシンと来るし、ジョナ・ヒルも出ているので、問題作だけどオススメ。

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