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☆天才マックスの世界 2013年19本目「サブカル語る前に見ておいた方が良い。」☆85点

「文科系の為の文科系によるマニアックな最高映画。」

$『A Little his REDEMPTION.』自称映画オタクの映画感想部~season 7~-天才マックスの世界
アメリカ1998年アメリカ映画アメリカ

製作
オーウェン・ウィルソン
(『ロイヤルテネン・バウムス』)
ウェス・アンダーソン
(監督作のほとんど、『イカとクジラ』)
脚本
ウェス・アンダーソン
オーウェン・ウィルソン
監督
ウェス・アンダーソン
(『ムーンライズ・キングダム』『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『ファンタスティックMr.FOX』)
出演
ジェイソン・シュワルツマン
(『ムーンライズ・キングダム』)
ビル・マーレイ
(『恋はデジャヴュ』『ゴースト・バスターズ』『ロスト・イン・トランスレーション』)
2013年2月13日Huluで鑑賞。
感想
1998年の映画で、ウェス・アンダーソン監督の2作目の長編映画監督作品。
というわけで『天才マックスの世界』
見る側にハードルを上げる凄まじい邦題。原題はラッシュモアと言って、マックスの通っている学校の名前です。
その主人公のマックスが如何に天才か?ということをさっくり紹介すると小学校の時に衝撃的な舞台の脚本(大人顔負けなハードボイルド)を書いたことにより貧乏な床屋でありながら奨学金を貰い名門私立学校に飛び級して通うわけ。そこで多くの文科系クラブを設立し余すところなく才能を発揮してきた彼は、まさに傲慢。しかし彼には弱点があったそれは課外活動にいそしみ過ぎて勉学が全然出来ないのだ。その結果15歳になった彼は、留年を繰り返し学校内でのお荷物的なポジションになってしまい、次単位を落としたら学校の制度を変えて除籍にしてやるとかやらないとか。
もうこの導入を紹介してびびっときたあなた、今すぐ見てください。そしてもうウェス・アンダーソン監督はあなたの親友になりました。
つまりそういう映画なのです。
このインディペンデントの魂の塊のような映画こそがこの『天才マックスの世界』なわけです。
そもそも彼に感情移入など出来るわけありません、私たちとはあまりにも違いすぎる。
しかしそんな彼は図書館で借りた本を読んでいると素晴らしいコメントがあるではありませんか?
それに感銘を受けた彼は犯人探しをしますが、それが学校の先生なんですよ。
彼女に恋をしたマックスは先生のために学校の野球コートをぶっつぶして水族館を作ろうとするではありませんか?しかも独断でですよ。
更には、学校の出資者に感銘を受けたマックスは彼(ビル・マーレイ)と仲良くなって、親友になっちゃうわけですよ。
でもそいつに初恋の人を奪われたりと内容は結構ギスギスしている。
それをウェス・アンダーソンは自身の感性で存分に映像で遊びまくり、どこかアートを感じさせ乍ら時折ロックに決める。更にはコメディとしても炸裂させれ、最終的には前人未到なぶっ飛んだ展開に持ってくる。
すげぇーよウェス・アンダーソン。このアイデア力はすごい。
アメリカというよりはヨーロッパぽいけどスピリットはアメリカ。
最高に文科系な最高の映画。
絶対マックスには感情移入できないけれど、マックスの側にいる人々を思うと、もし自分もあそこにいたら最高の体験を味わえたんだろうな。と思うと泣けてくる。
マックスありがとう。
ジェイソン・シュワルツマンは本作でデビュー作であるのですが、それを感じさせない貫禄と暴走を披露。これ以降ウェス・アンダーソンの相方(ビル・マーレイも)になるわけよ。
本当全然面白くないかもしれないけど、気になっちゃってみるの3回目なんだよね。
あーウェス・アンダーソンの他の映画も見たくなっちゃう。
天才マックスの世界のDVDAmazonだと2万で取引されてんだけど。
得点
85
とりあえず得点つけた。良い映画。
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