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◎機動戦士ガンダムUC/episode 5 黒いユニコーン◎84点

「集結」

2012年日本作品OVA

映画真面目なあらすじネタバレあるかも映画

前作で少年バナージは、戦場で同世代の少女の登場する巨大兵器を止めるべく奮闘するが、兵器の暴走や戦友リディの制止により、
彼女を失ってしまう。
意気銷沈するバナージ。戦友のリディはこの箱の騒動を終えるべくバナージを捕えようとするのだが。。。
その頃、空には一機の黒いロボットがバナージたちのいる場所の上空現れた。
そして二人を襲撃するそれは、みるみる内に変身を行い。バナージの乗るユニコーンガンダム同様にガンダムになった。その黒いガンダムは辺を火の海に変え、一つの激闘を終えた二人はその圧倒的な力に屈服してしまい、バナージは気を失ってしまう。
バナージが目覚めると、そこはかつての連邦軍を勝利に導いたホワイトベース部隊のエース、アムロ・レイが所属したロンド・ベルの旗艦のラーカイラムにいた。
そこでバナージは、黒いガンダムになったロボットのパイロットを目撃する。
それは、以前一緒に戦い分かり合ったマリーダ・クルスだったのだ。
しかし彼女にはあの時の面影は無い、敵と思える人々の異形な行いにバナージは衝撃を受け、そしてまた気を失うのだった。
そしてビスト財団の面々から尋問を受けるバナージ、その合間を縫って、伝説の艦長であるロンド・ベル総司令のブライト・ノアがバナージに接触する。バナージに歴代ガンダムパイロット同様の才を感じたブライトは、この件に関して、策を用意する。
空飛ぶ戦艦が複数舞う高高度の上空。そこには、ジオンの女王ミネバ、そしてジンネマンと多くの重要人物が集まりかけていた。
2012年5月19日鑑賞
2018年8月28日鑑賞 2018年90本目

映画感想映画

気がつけば、当初の予定では、あと2巻で『機動戦士ガンダムユニコーン』のOVAが終わりで、この『黒いユニコーン』が、ラスト一歩手前というわけでした。
小説の第7巻の映像化となった本作、ついにもう一機のガンダムが出てくるというガンダムファンならとても嬉しい回になるだろう本作。
さすがのガンダムオタクの筆者は、この機会を逃すこと無く、行ってきました上映会。
今回は、劇場で先行販売のBlu-rayをゲットするべく、ちょっと頑張って行ってきました。
プラモデル勿論欲しいわけです。
んで結局、朝2番ぐらいに行ったけど、そこではBlu-ray等はゲット出来ず、上映終了後購入が出来ました。凄くテンション上がったな。
というわけで、見たわけですが、今回はいつもと違って、初日に見ることになりまして、チケットもマジで争奪戦だった。
結局後方の隅の方を取ることができたけど、凄い混んでた。
しかも結構デカいスクリーンだったし、こんなデカいスクリーンでガンダムを見れるとは、ガノタとしてマジで至福。
そんなに張り切っても本編の賞味はOVAなので53分あまり。
いやそれでも濃密だった。
物語は前作ラスト付近から始まるのだけど、意外な演出で、英語音声と字幕から始まる。今思えば何故なんだろう。
そこに現れる黒いユニコーンこと、バンシィ。
そのパイロットは、なんと精神操作を受けたマリーダさん。
ユニコーンではとても短い期間が描かれているにも関わらず、マリーダさんとの戦いがメインになるのは、これが2回目。
しかも彼女が乗っているのは、彼女の因縁の敵であるガンダムという矛盾。
マスターもジンネマンからアルベルトに操作されている。
まぁー要するにシリーズ恒例の完全な強化人間の扱いです。
そうです。

機動戦士ガンダムユニコーンはガンダムシリーズの良いとこ取り

その恒例の強化人間の説得という典型的なパターンを描いただけに終わらず、なんと今作では、ブライトさんとバナージの交流が描かれます。
「君はガンダムに選ばれたパイロットなんだ!!」
という主人公最強説を見事に説明し。
「ガンダムのパイロットは皆ニュータイプなんだぜ!!凄いんだぜ!!」
というわけで、ブライトさんが、アムロ、カミーユ、ジュドーの次にバナージにガンダムの主人公として、この混迷の戦場で何かを成し遂げると位置づけたのでした。
それが富野さんが書いてくれたら、嬉しいんだけどね、それを福井さんがやってしまうとね。
「ガンダムはおれのものになりました。」という感じがしてしまう。
まぁー凄くガンダムファンとしては、とても面白い展開になるんだけどね。
やはりこういうのもあって、一部のガンダムファンから嫌われるんだろうなぁ。と実感しました。
また今作ではそれが非常に色濃く感じられた。
ブライトさんの仕草がたまらない。
本来のブライトさんの声優さんはもうお亡くなりになってしまい、今作のブライトさんは、新生ブライトさんでもある。
でもそんなブライトさんは、ここでブライトさんらしい、ちょっとお姉ぇぽい仕草をビシ!!バシ!!と動いてくれて最高!!(笑)

オールスター大集結!!

ブライトだけに留まらず、なんと初代ガンダムのガンキャノンに乗っていたカイも『Zガンダム』以来の出演。生きていたんだね。そしてまさかのベルトーチカも登場!!もうゆだれ止まらないよね。本当にユニコーンはガノタの気持ちをくすぐるよ。
そして今までの敵と味方全てがごった返し、空中大決戦が始まる。
黒い三連星ネタもあったりしますが、ユニコーンとバンシィの戦いはやや物足りないものの、空中戦の独特の戦いを印象的に見せています、リディは徐々にダークサイドに落ちて行き、そして物語の一番最初の起因だった。ボーイ・ミーツ・ガールも動きだし
ガンダムが兵器ではなく、人の使役するものとして、大活躍!!人の作ったものなら…。
いやその後もマリーダとジンネマンの件で号泣。
そしてまさかの因縁のガランシェールとネェル・アーガマが異色な絡みを見せる。
そこでユニコーンがまさかの『逆襲のシャア』の1シーンを再現という、福井さんのオレがガンダム状態ですよ。
そのシーンもまさかの、ダグザとかがね…。
本当に宇宙世紀ガンダムのいいとこ取り。
そして最後には、ここでは出ないと思っていたあいつらが、まさにこのアニメのラストに衝撃のラストを彩ってくれる。
本当に
オールスター大集結!!
の第5巻!!

原作小説読了後の感想追記

そしてこの記事を書くのが鑑賞して2ヶ月後ということもあり、書く頃にはまさかの該当の原作小説も読み終わってしまった。なので少し違いを書こうと思う。
前作『重力の井戸の底で』を見た時、残党ジオン軍が総出撃してくるのがハイライトだったが、その内容がオリジナルだと思っていたけれど、それが原作の『黒いユニコーン』内で描かれていた。
前作の感想がちょっと恥ずかしく思える。
その展開では、ユニコーンとバナージを奪還しようとしたジンネマンたちがジオンの残党に援護を要請して、ロンド・ベル隊を窮地に陥れるという展開なのだ。
そこでバンシィが大暴れという形。
またその後離陸したガルダは、ミネバを宇宙に連れて行こうとするのだが、奪還されたユニコーンとバナージとジンネマンたちは追撃という形。
また間髪入れずに、そのまま大気圏外に行く形。
OVAでは、その間がちょっと妙だったりする。時間がちょっと経過したようにも感じられたし。
またOVAと原作の大きな違いは、アルベルトの描写がかなりカットされていた。原作ではアルベルトがバナージに殺意さえ目覚める程の関係に陥る。二人は腹違いの兄弟でありながら、全く接点がないし、バナージは父親似なのだ。
マリーダへの愛情も色濃く描かれており、アルベルトとマーサの関係もえぐい。
アニメだとただ妖艶な感じで終わるけど。
また戦闘部分の描写は正直小説の方は、非常に読みづらい。空中戦も相まっていまいち想像できない。しかもなかなか話しが進まないので、小説はあまり読まないで良いかも。
ラストのサプライズもないし。

入場者プレゼント

今更ですが、本作は無事増巻が決まり、勿論、最終作は1時間以上の尺になります。
それはまさかの入場者プレゼントでそれが描かれたポストカード頂けました。

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ユニコーンポストカード

これに更にコミックがつくという至れり尽くせりの入場者プレゼントで、映画料金1200円とかだから、マジ安いような気分。
まぁーこうなったのも自分のようなオタクたちがせっせとガンダムユニコーンを毎回劇場に見に行き、Blu-rayを購入しているからです!!皆、よく頑張った!!そしてありがとう!!
でも次回はまさかの一年後!!だいたい半年だったのにね。
映画はいつになるのやら!!

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ユニコーンフィルム

そして自分のフィルムは、デストロイモード発動前のユニコーンの肩なめの先のバンシィです。
嬉しい。次巻も宇宙戦で、アンジェロ大活躍の予感。いやラストのローゼン・ズールの動きまじやばかったよね!!

ブンブンサテライトのエンディングが最高でした。

2回目の感想書こうと思ったけど、1回目の感想が濃厚過ぎてこれよりいいもの浮かばない。

バンシィの獣的な演出や序盤のデルタプラスの肩脱臼の描写。
そしてアッシマーの進化した姿アンクシャなどマニア心をくすぐる。

目玉の1つブライトさんとバナージの交流。
ガンダムの主人公の動機を見ると、アムロは興味と怒り、カミーユには怒り、ジュドーは生活。
そんでバナージは恋というシリーズ抜群のエモさ。

ガンダムUCってガンダムの中で1番エモいのでは??

キャラクターに関しては何度も何度も心が折れても立ち上がる戦士バナージとミネバの再会。
ちょっと尺足りてない気もする。
ジンネマンに関しては暑い。
むしろ人間描写ではジンネマンとマリーダの関係がシリーズを通して多く描かれているような。。。
あ。リディが闇堕ちするわ。笑

バンシィの活躍がシリーズを通して少ない気もする。
ユニコーンも戦う為の兵器というよりは、世界を変える為の存在という象徴のようになっているなぁと。
しかしここまで空中戦を描いたのはZ以来??劇場版Zの空中戦もすごかったけど、
この大気圏すれすれの戦いもいい。

最後のサプライズ登場の袖付きたちの無双っぷりも含めて前作同様満足度が高い1本

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 10/10
・上映時間と個人的趣味 8.5/10

84点

ガンダムUCシリーズ感想リンク一覧

◯機動戦士ガンダムUC/episode 1 ユニコーンの日 ◯ 66点
◯機動戦士ガンダムUC/episode 2 赤い彗星◯70点
◎機動戦士ガンダムUC/episode 3 ラプラスの亡霊◎85点
◎機動戦士ガンダムUC/episode 4 重力の井戸の底で◎88点
◎機動戦士ガンダムUC/episode 5 黒いユニコーン◎84点
◎機動戦士ガンダムUC/episode 6 宇宙と地球と◎78点
◎【81点】機動戦士ガンダムUC/episode 7 虹の彼方に 【MX4Dで見た!】◎
◎【80点】機動戦士ガンダムNT【映画感想】
【コミック】機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男【感想】

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