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△イコライザー 「デンゼル・ワシントン無双。」ネタバレ64点△

「恐怖こそ平和の糧」

イコライザー
アメリカ2014年アメリカ映画アメリカ

制作
デンゼル・ワシントン
(『ザ・ウォーカー』『アントワン・フィッシャー きみの帰る場所』)
監督
アントワーン・フークア
(『エンド・オブ・ホワイトハウス』『ザ・シューター/極大射程』『キング・アーサー 』『トレーニング デイ 』『ティアーズ・オブ・ザ・サン』)
イコライザーそれは、平等の調停者。
『トレーニング デイ』の監督とデンゼル・ワシントンが再びタッグを組み、80年代に4年間放映された海外ドラマ『ザ・シークレット・ハンター』の映画化作品。ちなみに海外ドラマの原題は『イコライザー』なので、全く同名作品だ。
映画の発端となるキーマンの若い娼婦をクロエ・グレース・モレッツが演じる。
これまでのちょっと変わったギークなティーンを感じる役柄が多かったのを考慮すると急なビッチ役でかなり意外性がある。
一応役柄上、ロシア人という設定だが、とても違和感があるのは言うまでもない。
さらに、映画の展開を考慮してもスコッセシの監督作品『タクシードライバー』に類似しているが、特に接点はない。
朝はホームセンターの店員、夜は眠れない狼。
主人公ロバートは、ホームセンターで働く温厚だが、仲間を真剣に思う、でもどこかミステリアスな男だ。
しかし彼の日常はとてもシンプルで、家には娯楽は本しかない。しかも一人暮らしで、夜になると一人でダイナーへと本を持って行く。
とてもミステリアスな男だ。
ここで思ったのが、映画的に序盤から朝は一般人、夜は暗殺者の構図がコンスタントに描かれるのかな?と思ったが、それは間違いだった。 映画は丁寧に、理論的に静かに男が、本来の姿を見せることになる顛末へとつづく。
その男にボスはいない。彼の正しいと思う尺度に収まった者だけが正義なのだ。
たった一度の善行?というか本来の姿、特技を披露したことにより、映画は一気にダークになるのだった。
今まで保たれていた日常の均衡は、ロバートのせいで崩壊する。
しかしロバートはそれを後悔などしない。
ロバートの生きていた日々に比べれば、これは些細な日常なのだから。
ロシアから元スペツナズの狂犬が登場!!
事件を解決すべく、ロシアからやばい人登場。
ロバートへたどり着くべく、ひたすら殺しまくる!!
その男、真の力を解放すべく、元ボスに会いに行く。
本当にやばいのは誰だ?!!
この映画はこのまま、思いもよらない展開へと誘う。
むしろ主人公のロバートがかなり狂っていることをこうやって文章に起こしてみるとわかる。
ホームセンターが地獄へと変わる!!
どこの『ファイナル・デスティネーション』ですか!!?
映画の見所は、この終盤の無慈悲なまでのロバート対スペツナズ軍団。
ロバートが何故か、ピストルやマシンガンを所持しない、現地調達思考の変態で、ホームセンターが惨劇の場へと変貌!!
正直、ちょっと怖すぎる。
そして元通りの日常へ
って!!戻るんかい!!
つぅわけで、日常に普通に戻るロバートにますます恐怖を感じるわけで、もはやあまりにも怖すぎて、ロバートを攻める気にもならない。
不正は絶対許さないと自身の尺度で、行動するロバートの恐ろしさ。
映画の終盤はロシアの大物さえもあっさりぶっ殺す。
映画的には、『ボーン・アルティメイタム』よりも最強。
類似映画として最強ぶりを考慮して『エージェント・マロリー』とかレベル。
おかし過ぎるぐらい強いし、怖い。『96時間』と違って弱点の家族もなくて、ただ冷徹に裁く。
友達はいるけどもね。でも久しぶりに壊滅という展開を見た。
だって、ただ娼婦の姉ちゃんを救っただけで、ロシアの大物一人殺すぐらいの芋づる式と言っていいのかわからない恐ろしい展開に筆者驚愕でした。
映画の醍醐味としてはやはりホームセンターと序盤の踊るとこが良い。
また調べて、思ったのが、制作がデンゼル・ワシントンの映画で『ザ・ウォーカー』も同様に強すぎるわけありの主人公というとこが、類似してて、デンゼル・ワシントンってこういうキャラが好きなんだなぁーと思いました。
監督は、トレーニング デイ以外は、評判が悪い人。ただデンゼル・ワシントンがテレビでは見せちゃいけない顔してくれているので、本当に怖いです。
スリラー映画だったんだな。
あと長かった。
メモ得点メモ
物語と上映時間 6/10
映画の奥深さと世界観 5/10
キャラクターの魅力 7/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 7/10
音楽 7/10
俺の趣味 7/10
64

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