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◎【76点】インターステラー【解説 考察 :愛は次元を超える】◎

インターステラー

製作

アメリカ2014年アメリカ映画アメリカ

知的だけど
ポップコーン映画

監督

クリストファー・ノーラン
ダンケルク
インセプション
ダークナイト
プレステージ

キャスト

マシュー・マコノヒー
ダラス・バイヤーズクラブ
MUD -マッド-
マジック・マイク
キラー・スナイパー

アン・ハサウェイ
レ・ミゼラブル
ダークナイト ライジング
・レイチェルの結婚
オーシャンズ8

ティモシー・シャラメ
・君の名前で僕を呼んで
・レディ・バード
・ビューティフル・ボーイ
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

マイケル・ケイン
ダークナイト
プレステージ
・愛の落日
・サイダーハウス・ルール

ケイシー・アフレック
・ゴーン・ベイビー・ゴーン
・マンチェスター・バイ・ザ・シー
・ジェシー・ジェームズの暗殺
オーシャンズ11

ジェシカ・チャステイン
ゼロ・ダーク・サーティ
・モリーズ・ゲーム
ツリー・オブ・ライフ
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。

マット・デイモン
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
オデッセイ
ディパーテッド
・リプリー

あらすじ

2067年。
地球は砂嵐が頻発。
穀物は疫病にかかり全滅の危機。コーンが最後。
人類は食糧危機により滅亡の可能性があった。
またアメリカではアポロ計画は捏造だったという
嘘の歴史を学校で教え、農業が学業の進路として
第一候補になっていた。

元NASAのパイロット兼エンジニアの
ジョセフ・クーパー(マシュー・マコノヒー)は
今では農家で機械修理も得意としている。
クーパーは父と息子と
10歳の娘マーフィーと3人で暮らし、
妻は亡くなっている。

ある日、自宅になぜか近隣の農家の
自動トラクターが集合していると問い合わせを
受け、自宅にてマーフィーと確認する。
それは重力異常であると思ったクーパー。
自宅のマーフィーの部屋の本棚から本が落ちている
マーフィーはこれが幽霊により行為で、
モールス信号により何かを伝えていると父に
訴えるが、クーパーはそれを無下にする。

ある日、またも砂嵐に遭遇した彼ら。
自宅のマーフィーの部屋は窓が開いており、
砂だらけになっていた。
しかしそこには謎の線が砂で描かれており、
クーパーは長考の末、これが重力により
何者かのメッセージであると想定、
それを座標数字であると読み解いた彼は、
その座標に車を走らせる。
その車にはマーフィーも隠れていた。

そしてその何もないはずの座標に
辿り着いてたクーパーが見たものは、
解体されたはずのNASAの基地だった。

そこでクーパーはコーンも滅亡に瀕しており、
いつしか植物の滅び、地球は
酸素がなくなることを元上官の
ジョン・ブランド博士(マイケル・ケイン)
から聞くことになる。
クーパーは娘の将来を救う方法として、
地球に近い惑星の宇宙探査ラザロ計画に
参加することを決める。

そしてクーパーは、
重力異常が50年前から土星近くの
ワームホールから、飛ばされていることを告げられ、
それが未知の存在作ったもので、
その先にある別の銀河系では移住可能な
星があるらしく、
既にマン博士たちは有人探査を行なっており、
12人宇宙飛行士がそれぞれ別の惑星に行き、
移住可能な星だった場合は、信号を送る計画だ。
その中で1つの惑星系から3つの
惑星から信号が来たのだった。

移住先を見つけたNASAは二つのプランを
考えていた。
一つは宇宙ステーションを打ち上げて、
そこを中間地点として、
宇宙に移住し、最終的には別の惑星に住む。
そしてもう1つは、受精卵を用いて、
移住先で代理出産を行い人類をやり直す
マッドな作戦。

娘を残し宇宙に出発するクーパー。
宇宙船には人工受精卵も準備万端。
クーパーの他に宇宙船には、
ジョンの娘のアメリア(アン・ハサウェイ)も
参加し、合計4名+1台の宇宙旅行が始まる。
打ち上げ後宇宙船に合流した彼らは、
土星のワームホールに向かう為、
2年間の人工冬眠を行う。

2年後。
眠りから覚めた彼らは、
ワームホールに突入。
そこで惑星移住の信号を受ける。

しかしそれらの星は、
寿命を迎える寸前のブラックホールが近く、
重力差の影響で、
流れている時間に差があった。
そららのいずれかに行くことで、
地球の時間は数倍進んでしまう。

クーパーたちは、
燃料及び地球に住む人類の寿命を考えた上で、
最善の選択を検討し始めた。

2014年11月IMAX劇場鑑賞
2020年9月6日IMAXGT劇場鑑賞 2020年51本目



みんな大好きクリストファー・ノーランの映画だよ!

作家性が強いインディーズ映画の要素と
大作の爆発や重低音、
大掛かりな映像構成をまとめることができる
稀代の映画監督クリストファー・ノーラン。
『インセプション』に続く、オリジナル脚本作品。

その主演を務めるのは、
2011年から
『リンカーン弁護士』『キラースナイパー』
2012年で『マジックマイク』『MUD』など
濃い演技と安定感を披露し、
2013年には、『ダラス・バイヤーズ・クラブ』で
レオナルド・デカプリオを差し置き、
アカデミー賞主演男優賞を受賞。

そんなマコノヒーの2014年の唯一の出演作。
この二人の生み出した
壮大なSF親子愛映画が『インターステラー』だ。

his
愛が重力を生み出し、人類救済!

子供を思う親の気持ちは科学を超える

his
24時間テレビみたいなテーマをドヤ顔で映画にするノーラン好き。

相変わらずの独特な世界設定の一作

his
インターステラーの意味は劇中では星を渡るもの。

『インセプション』では、
人の夢の中に入ることができるという、
ものすごい設定を平然とアクション大作映画で
やってのけたノーラン監督。

今作では、地球が滅亡の危機に瀕している。
週一回ペースで重力?磁気異常?のせいで、

砂嵐がどこでも起きるやばい世界

その結果、疫病のせいで作物は死滅の一歩で、
全世界で食糧危機なわけ。
国自体も機能していないのかね?

元NASAのパイロットのクーパーこと
マシュー・マコノヒーは壊滅していく文明の中、
唯一意味のある職業である農夫として、
唯一の穀物のトウモロコシを育てている。
ちなみに月面着陸は、
ソ連に宇宙開発費を増大させるために、
アメリカの捏造になっている未来

his
映画見てて違和感なかったけども文章にすると相変わらず無茶苦茶だ。
それでもハイテク機器が大好きなクーパーさんは、
インド軍のUAVを見つけて貴重な食料を踏み倒して、
回収しに行くのだ!!
his
ものすごいおかしなシーンですが、大作映画なので、アクションの導入部分として必要。
そんなクーパーさんは、
奥さんを病気で亡くしているので、家族はとても大事!!
特に幼い娘には、家族が必要。
長男はこのディストピアに夢見るよりも
生きることを選択するドライな人。

そんなクーパーさんですが、
謎のメッセージに導かれて、
NASAの生き残りと合流し、
新たに住む惑星を見つけるべく、
家族を残して、宇宙に旅立つのでした。

類似映画って『アルマゲドン』とか『ザ・コア』とかじゃないですかね?

相変わらず、作品の中盤とか引用とかが知的で、
今作も中盤に出てくる、
ワームホールとかブラックホールやら
黒板に出てくる数式、出てくるロボット宇宙船など、
その道のプロたちにアドバイスをいただき、
現実に近いものを表したとかで、
相変わらず知的なサブカルでありながらメジャーで
あることに長けた素晴らしい作品ですが、

根底にある思想はマイケル・ベイやジェームズ・キャメロンと一緒!!

2010年代を代表する大作映画の形を変えたクリストファー・ノーランであると思うわけですが、映画を知的にしてても結局は、地球の危機を現農夫が救うということやら、NASA残党の会議室の隣に、宇宙船工場がドーン!!

重低音がドーン!!

地球の危機なのに、暴徒がいなーい!!

世界の危機を救い続けるのに出てくるのアメリカだけアメリカ万歳!!

his
根底のスピリットは、『アルマゲドン』なんじゃねえか!!
映像の知的さは、現実味があって本当にいいんですが、
その後の映画の展開がディザスターな展開で、
乗組員がとりま無駄に死ぬ。
どうしようもないやつがでてきて、ハプニング!!
などなど著名難解SF映画『2001年宇宙の旅』や
『ソラリス』だったりの要素やら
『ドニーダーコ』風な展開だとかを
すげぇわかりやすく描いて、
こいつはHALか?みたなキャラがアメリカンな
ノリだったりと、
この内容なのにすげぇわかりやすい。

知的なのにメジャー。

相変わらずの虚勢を張ったバカな映画を生み出してくるノーラン!!

マシュー・マコノヒーに泣かされる。

ノーランの映画は、主演俳優がいい。
バットマンシリーズでは、クリスチャンベール。
インセプションではデカプリオ。
プレステージではウルヴァリン。
などなど。
今作でもマシュー・マコノヒーが
孤独無音宇宙に出稼に出てしまった父親の立場で、
相対性理論の独特な世界設定で、
時空を超えた悲しみを体現しながら、
超SFな展開の中でも愛を貫く父親の姿で、
滅茶滅茶な設定も乗り越えてくれる。

これが映画のあるべき姿だ。

でもこの大筋現実的なSF解釈全部無視で、
人間の感情論に落ち着くあたりは
『インセプション』でもそうで。
夢の世界だとか、

インセプションは成功したのか失敗したのか?
よりもディカプリオが奥さんの幻影に打ち勝って、
子供のもとに帰る物語に仕立てたのと一緒

地球破滅の危機を宇宙に行って解決するって物語を、
娘と父の感動ストーリーに
錬金術しちゃうっていうもの、本当に変わらない。

結果、映画的には愛の物語に着地して
超ハードSFはマニア向けに解決している。

むしろ映画マニアからすれば、
その家族愛に帰結するあたりが、
この映画の一番の問題でもあるけども、
マコノヒーの演技が素晴らしくて、気にならない。

本来ならその後の世界やらの辻褄を考えれば、
おかしくてしょうがないんだが、
映画は感動的だし、世界設定も面白く、
難解なSF映画のいいところをわかりやすく描いているし、
相対性理論とか知らないでも問題なし。
そういったマニア向けと一般向けをいい感じに抑えていて、
圧倒的な重低音を観客に浴びせることで、
非常に高い満足度を多くの観客に与えてくれる。
クリストファー・ノーラン監督はとても有能!!

驚きのキャストの数々

テンポが早いシーンと遅いシーンのバランスが悪い。

例えば、宇宙船、発射までのプロセスはとても短い。
『アルマゲドン』なら
石油採掘員の宇宙訓練で悪戦苦闘する姿があるが
この映画にはない。

his
努力でのコメディ要素の人間らしさを一切描かないノーランの無機質さ

逆に宇宙空間での動作シークエンスなどは長い。
また異星での交流などはだらだらしている。

his
物語よりも設定を描写の会話劇や、宇宙空間でのギミック描写を楽しむノーランのサイコパス感が滲んでる

2ページ目に続きます!

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his
つづきは次のページに続きます。
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