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◎宇宙人ポール 2011年度69本目◎inしたまちコメディ映画祭2011

「したまちコメディ映画祭に行ってきたぞ!!その1」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-宇宙人ポール

アメリカ2011年アメリカイギリス共同制作イギリス
監督
グレッグ・モットーラ
(アドベンチャーランドへようこそ、スーパーバッド 童貞ウォーズ)
出演
サイモン・ペグ
(スター・トレック、ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-ミッション:インポッシブル3)
ニック・フロスト
(ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-、パイレーツ・ロック、ショーン・オブ・ザ・デッド)
ジェイソン・ベイトマン
(マイレージ、マイライフ、消されたヘッドライン、ハンコック、JUNO/ジュノ)
ビル・ヘイダー
(アドベンチャーランドへようこそ、寝取られ男のラブ♂バカンス、スーパーバッド 童貞ウォーズ)
セス・ローゲン
(グリーン・ホーネット、無ケーカクの命中男/ノックトアップ、40歳の童貞男、恋するポルノ・グラフティ)
シガニー・ウィーバー
(アバター、ギャラクシー★クエスト、エイリアン、ゴーストバスターズ2)
宇宙人あらすじ宇宙人
イギリス宇宙人好きのグレーム・ウィリー(サイモン・ペグ)とクライヴ・ゴリンス(ニック・フロスト)は、同人コミックを共同で作っており、また古くからの親友だった。
そんな彼らは、長年の夢だったアメリカで毎年開催される、サンディエゴのコミック・コン・インターナショナル、通称コミコンに行く!!そこを満喫する二人は、第2の夢だったアメリカ横断をするのだが、アメリカは自分たちの思っていた程良い場所ではなく、旅行しょっぱなからゲイと間違われたりと散々だった。
二人は、宇宙人好きのメッカとして名高い、エリア51付近にある宇宙人に手紙が届くブラックボックスや、宇宙人を意識したレストランなどに行くが、そこでアメリカの田舎者に嫌われてしまい、急いで逃げる。
その夜一台の車が猛スピードで彼らのRV(寝泊まり出来るベッドとかキッチンとかあるでっかい車)に迫ってくるのだった。
それを昼のアメリカ人だと思った二人だったが、その車は彼らのRVの目前で急横転してしまう。
不安になった二人は車から降りそれを調べると付近から声がするのだった。まわりを見回すとそこには、グレイ型の宇宙人がいたのだった。
気絶したクライヴをグレームと宇宙人、名前はポール(声:セス・ローゲン)はRVに運び、ポールから逃走の手伝いを頼まれてしまう…。
そんなオタクと宇宙人の交流の裏では、もう既にアメリカの機関により追跡が始まっていた。
2011年9月18日鑑賞



宇宙人感想宇宙人
感想の前に、
宇宙人したまちコメディ映画祭の内容宇宙人
とまぁー前年のキック・アス同様に、ざっとしたまちコメディ映画祭の感想でも書こうかなと。
というわけで、筆者のhis0809は、昨年同様したまちコメディ映画祭に彼女と行ってきました。
そもそもしたまちコメディ映画祭というのは何ぞや?と思うと思うのですが、4年前から東京の浅草で開催されている映画祭でして、扱う映画は主に「コメディ」それは、話によると、浅草が日本のお笑いの発端だったというわけで、そこに浅草在住のいとうせいこうさんが、どうとかこうとかでそういうわけで、地域密着型の映画祭というわけで行われていたわけです。
そこにカルト系の映画を毎月特集する敷居の高い「映画秘宝」という雑誌が、映画祭に参加し、2年前から一押しの日本未公開映画を上映するという形になっていて、初の参加作品はあの有名な「ハングオーバー」この作品は結局、ゴールデングローブ賞を受賞してようやく公開が決まり、上映後の1年以上後に公開することになったわけです。そして昨年は「キック・アス」が公開。こちらは、映画祭の映画秘宝枠で公開日が発表となったわけです。
でー宇宙人ポールに関しては、事前に公開時期が決定した上での上映になりまして、段々と配給側と協力体制になっているわけですが、それでも日本で公開の難しいコメディ映画が上映することになるのは非常に嬉しいし、自宅でしか鑑賞することが出来ない映画たちを、多くの映画好きと共に上映されて見て笑い合うのは非常に素晴らしいことだと思います。
ただ、宇宙人ポールに関しては、ツィッターでの宣伝展開があまりにも酷く、邦題をツィッターユーザーから公募したにも関わらず、なんとも言えない邦題を採用し、挙げ句に投降したユーザーもふざけて投降したようなテンションだったりと、最初から公募しなければ良かった形になってしまっている。
今ではかなりふざけたツィッターになっており、痛々しいのでフォローは辞めた。
ちなみに邦題決定の経緯を自身から説明したりしていたのは驚いた。ひたすら墓穴を掘っていたと思うのはオレだけか?
とまぁー無事にジャパンプレミアのチケットをゲットして今年も参加という形になったのですが、これがまた非常に良い席でして、とても嬉しかった。
前の席のきもいカップルがやたらいちゃいちゃしていて見ずらかったのだが、その隣にいる人の連れだったらしいのだが、その人がポールのTシャツを着ていたらしい。それってまさか邦題つけた人じゃね!?(笑)
というわけで、満員の会場の中、映画秘宝プレゼンツ「宇宙人ポール」ジャパンプレミアが始まったわけです。
昨年同様、映画秘宝の編集さんたちがやってきて、あと去年同様どっかの配給会社の偉い人がやってきて、司会進行。どんだけ偉いかは不明だけど海外スターと面識が数多もある強者。雰囲気も凄い!!
そこにスペシャルゲストが登場。メンインブラックの黒スーツを着てやってきたのは、浅草キッドのお二人と灰色の全身タイツを着用してポールのお面を手作りしてつけてきたおっさん。映画評論家の町山智浩さん。
正直これ配給側に怒られるんじゃねえか?とも思える全身タイツとポールのお面を股間にやっちゃったりととことんあれな町山智浩さん。まぁー字幕担当してるしね。
前回は、浅草キッドの水道橋博士のみの参加だったけど、今回はコンビで登場。前回は、キック・アスの上映後のトークショーだったけど、今回は、スケジュールの都合上、上映前に行われたわけでして、前回は、キック・アスの解説かと思いきや、まさかの博士が独自に作った「ファック・アス」というビデオを上映。内容は日本テレビで金曜ロードショーでおなじみだった水野晴郎のゲイ疑惑の真実を追求するという内容で、博士自身が出演していたTV番組を編集した酷いものだった。
だがそれがなんだかんだで社会的反響を及ぼし、結果的にゲイにしたのが、浅草キッドだったという驚愕の展開は、結構ホラー。
んで、今回はというと、結構真面目に宇宙人ポールの舞台裏や制作陣を丁寧に紹介。(笑)
映画上映前とあって、映画を100%楽しむことができる解説がいっぱいあった。
正直言えば、映画好きとしては常識のことを紹介で言っているわけですが、会場からは結構「へー」という声が聞こえたりして、案外この会場にいる人が映画に疎いんだなぁーと思った。
それでもトークは結構面白く、とくに前回いなかった浅草キッドの玉袋さんが絶妙な話術で会場を大いに湧かせてくれた。その内容は主に芸能界の裏話を居酒屋でするような内容のことを暴露しまくるという内容だったり、その価値観で映画を斜めに切るような感じで、とても笑えた。
だがそれだけじゃなく、アメリカ在住の町山智浩自身がラスベガス付近にあると言われる、エリア51に行くというビデオが今回も上映。
その内容がなかなか面白く、エリア51が何故進入禁止なのかを紹介、その理由はアメリカの軍事基地の中で新兵器を生み出しているだからそうで、またその場所が実際に地図にないという事実や、その地図に無い道を走ったりと、なかなか普通に面白いです。
ただ町山さんの格好が「ラスベガスをやっつけろ」のジョニー・デップの格好なんですが、それが全くわからないというわけで、結構な不審者でした。
その他にも映画内で出てくるカフェに行ったり、あとは実際にあった宇宙人ショップ(しかも定休日)などなどや軍事基地ギリギリまで接近と、かなりやってます。
しかも非常に上手いオチもつけてくれて、凄かったです。
あとは、何故宇宙人が「ポール」という名前なのか?ということを独自の視点で考察
その理由は、旧約聖書の著者の一人であり「目から鱗」の語源となっているパウロから由来しているのではないか?ということ。
確かにpaulとはポールとも読めますが、パウロとも読めますね。
挙げ句に映画内のポールもまたパウロ同様に多くの人々特にキリスト原理主義者を改心させるという要素もあったりとなかなかのセンスです。
でもそうなると邦題の「宇宙人ポール」って微妙じゃね?ってことになるわけです。本当に配給会社は嫌い。
とトークが終わり、その後は映画秘宝が選ぶ10本の映画の予告編を見ながらトークをすることになるのですが、その画質も酷いですが、観客の方もなかなか情報に疎いようでして、バットマンとスパイダーマンの新作の敵をみんな知らないようでして(編集も町山さんも)、いやそれはベインとリザードなどですよ。と。
会場中もなかなかの相づちようでして、結構引いた。本当にこの人たち映画見てるのか?(苦笑)
というわけでトークショーが終わったのが15時30ぐらいになりまして、始まったのが13時半となっていることを考えると、映画一本分は話したわけでして、なんだこのイベントは!!とガチで思いました。
映画の解説やキャスト陣の紹介など非常に良かったです。まぁーそういう要素は自身の感想に踏まえて紹介していきたいと思います。
宇宙人本当の映画の感想!!宇宙人
というわけで、映画の感想です。長々とすみません。
サイモン・ペグとニック・フロストコンビの「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホットファズ」に続き、劇場映画第三弾は「宇宙人ポール」というイギリスのオタクがアメリカに来て宇宙人と旅をするという、なんとも二人らしいちょっと皮肉が効いたロード・トリップ・SFコメディだ。
監督は前2作で協力していた監督エドガー・ライトが「スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団」の制作の都合で、監督出来なかったため、アメリカでのコメディ映画界で駆け出しながら大ヒット作「スーパーバッド童貞ウォーズ」とジェシー・アイゼンバーグの俳優としての価値を証明した「アドベンチャーらんどへようこそ」の監督グレッグ・モットーラが抜擢。
また脚本は、「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホットファズ」同様にサイモンとニックの二人が担当している。
ここは町山さんの解説の引用だが、「ショーン・オブ・ザ・デッド」でイギリスにゾンビが来たら!?というゾンビ映画の舞台をイギリスに持ってきた二人は、アメリカの文化がショッピングモールなら、イギリスはまずはパブ(居酒屋)だ!!というわけで、ゾンビと戦いながらパブに避難するという、ホラーコメディを作り、その斬新なアイデアで世界的な名声を得たわけだ。
もともとサイモン・ペグとニック・フロストは、イギリス圏内でエドガー・ライトと共同でテレビドラマを制作していて、そこで二人は、オタクを演じたことにより人気が出たのだ。
元来生粋のオタククリエイターとしての独特な視点を持っているということが、映画界においても鮮烈に輝いていることを忘れないでほしい。
そして二人は、「ホットファズ」でアメリカのポリスアクション映画への憧れをイギリスに投影し、イギリスはアメリカなんかと違って警官は拳銃も持たねえー。
というわけでのほほんとしたギャップと中盤以降のその常識を覆し、アメリカポリスアクションをイギリスで体現した。アクションコメディを制作!!今作は全米でも1位に輝き、主役を演じたサイモン・ペグは一気にスターダムへ!!
結果的に、サイモン・ペグはJ・Jエイブラムスに気に入られ、大作である「スター・トレック」「M:I:3」への出演へと続いたのだ。
それでも二人のライフワークは留まる事をせず、今回の「宇宙人ポール」では元来の自分達の象徴である「オタク」を主役に据え、アメリカに憧れるオタクのイギリス人がアメリカで旅をするという映画で、実際に宇宙人と遭遇してしまうという前代未聞のコメディ映画にしたのだった。
また今作の二人の役柄は、完全に現在の自分たちを投影しており、また脚本には制作過程で実際にアメリカを二人で旅行した際の、アメリカ人のよそ者への冷たさや、男二人の草食系の白人をすぐにゲイと思い込んだりなどの経験も盛り込んでいるのだ。
また彼らの脚本の歴史を見れば分かるように、映画に対しての愛というオマージュも今回も逸脱。
1作目がホラー、2作目がポリスアクション。3作目はSFへの映画愛を捧げたのは、見ないでも分かるだろう。
また二人のクリエイターとしての格も高くなったため、色々な驚きな展開が山ほどある。
例は、スピルバーグとリプリーということにしておこう。
ただ今作はブッラクユーモアも効いていることがあるので要注意。
それは、アメリカと言えば、キリスト原理主義。
本作の宇宙人の登場こそ、キリスト原理主義、つまり神様が人間を作ったという考え方に対しての完璧なNOということになるわけだ。
また原理主義者として登場するキャラクターがポールと会う事に寄って、人間的に開放されるという件は、正直笑っていいか微妙なものだ。
イギリス人からしたらそれが物珍しくおかしく思えたのだろうか?
とサイモン・ペグとニック・フロストの制作的視点の面白さばっかり言ってるが、今回のエドガー・ライトからグレッグ・モットーラの起用についての感想も書きたい。
正直言って、見ていて結構驚いた。
これまで一応2作品彼の映画は見ていたけど、こんなにもダイナミックな映像を作れるとは思わなかった。
これまでは妙に生々しくそれでいて普通な。それでも悲しい、メランコリックな映像が撮れるとは思っていたけど、逆にここまでスピルバーグを意識した映像を撮れるとは思わなかった。
特に冒頭のRVが謎の車に追われる所などは、ハラハラした。スピルバーグの「激突」は見た事がないのだけど、多分監督自身意識して作ったと思う。これからの彼に期待したい。
全体的な感想は、思ったよりコアな映画っぽくなくて、普通に面白い映画だった。(笑)
ポールのキャラクターなども結構良かったり、グレームとクライヴの関係は完全に現在の二人の関係を投影したんだと思うし、そういう技巧派な所はやっぱり評価したいし、意外と期待を裏切られたりしたけど。
もう少しぶっ飛んでくれても良かったと思う。
イマイチ「ホットファズ」のようなアクセル全快要素が特に無く、グレッグ・モットーラの映画に良く出てくる、ビル・ヘイダーの扱いがファンとしてちょっとがっかりだったり。
シガニー・ウィーバーも天敵とは言えどねー。(苦笑)
まぁー主役がボンクラ二人になれば、少しスローになるのは当たり前だったかな?
ちょっと抑え気味なことを考慮しても普通に面白い映画でして、いやまぁー普通にね。
内容はE.T.的だとか、未知との遭遇の主人公のような人生のピーク的なとこあったりしますしね。
まぁーでもちょっとインパクトに欠けた良作だったと筆者は思いました。
メモ得点メモ
8
普通にオススメです。面白かったです。
ちなみにスーパー8よりこっちの方が、スピルバーグ愛の込められたオマージュ映画でした!!
【10点満点の採点です。来ていただきありがとうございます。】


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