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○【72点】運び屋【感想:イーストウッドゆるくて見やすくて面白かった】○

製作

2018年アメリカ映画

監督

クリント・イーストウッド
・許されざる者
・ミリオンダラー・ベイビー
・マディソン郡の橋
・グラン・トリノ
ハドソン川の奇跡

出演

クリント・イーストウッド
・許されざる者
・ミリオンダラー・ベイビー
・マディソン郡の橋
・グラン・トリノ
ダイアン・ウィースト
・ハンナとその姉妹
・バードケージ
・ブロードウェイと銃弾
・シザーハンズ
ブラッドリー・クーパー
アリー/ スター誕生
アメリカン・スナイパー
アメリカン・ハッスル
世界にひとつのプレイブック
マイケル・ペーニャ
アメリカン・ハッスル
・エンド・オブ・ウォッチ
クラッシュ
・ザ・シューター/極大射程
アントマン&ワスプ
ローレンス・フィッシュバーン
マトリックス
・マトリックス リローデッド
コンテイジョン
・ミスティック・リバー
アントマン&ワスプ

あらすじ

20009年アメリカ中西部のイリノイ州。
85歳のアール(クリント・イーストウッド)は、園芸家として過去に華々しい成功を収めていた。
彼の栽培するデイリリーは大会で優勝するほど素晴らしかったが、彼は家族のことを顧みない人間で、
娘の結婚式さえもすっぽかすほどで、現在では家族とは絶縁状態だ。
現在彼は、インターネットショッピングの流通により、種がどこにいても買える時代になり、
彼はその流れに乗り遅れ、借金を抱え廃業に追い込まれるのだった。

唯一自分を気にかけてくれる孫娘のジニーの結婚式の事前パーティーにやってきたアールだったが、別れた女房に金を借りに来たと勘違いされ、
怒鳴り散らされ追い出され、娘にもひどい態度を取られる。
そんな彼にジニーの旦那の友人と思しき人がアールに仕事を紹介しようと名刺を渡す。

後日その頼りをもとに支持された住所のところに行くとアールは荷物の輸送をすることになる。
何かと不安に思った彼が中身を確認するとそれはドラッグだった。
警官に声をかけれらたアールは咄嗟に積んでた肥料でごまかすことに成功。
彼は寄り道をしながらも無事荷物を運ぶことに成功。
彼は大金を手に入れた。
その資金で車を新調し、さらなる金を稼ぐためにドラッグの輸送を繰り返し、孫娘の結婚式に出資や、
ゆかりのある酒場へ出資したりとしていくうちに、
アールはドラッグ販売組織のカルテルに気にかけられるようになり、組織のボスの部下からアールにさらに大きな仕事が託される。

同じ頃イリノイ州の麻薬取締局に転勤してきたコリン(ブラッドリー・クーパー)は、配属先の上司のカール(ローレンス・フィッシュバーン)から、
成果をあげることを強要される。カールもまた上層部から圧力を掛けられている。
コリンは部下のトレビノ(マイケル・ペーニャ)と共に、組織から1人拉致し、密告者に仕立て上げる。
彼は帳簿を盗み出し、密告。そこには謎の運び屋が大きな仕事を頻繁にこなしており、コリンとトレビノはそれを摘発しようと計画し、
罠を仕掛けるが、いつもカルテルの指示に従わず、独自のルートで行くアールは、コリンの罠にひっかからずに仕事をやり遂げてしまうのだった。

全てがうまくいっているように思えたアールとカルテルだったが、そのバランスが崩壊することになる。

2019年3月31日劇場鑑賞 2019年32本目



感想

劇場公開当初は海外の評判が悪かったのでスルーした。
だが日本でのFilmarksでの評判が良かったので鑑賞した。

88歳のクリント・イーストウッドの監督作品。
と言っても前年の2017年にも『15時17分、パリ行き』を監督。
2016年も『ハドソン川の奇跡』を監督。
その前に2014年には2作公開されており、
頻繁に映画監督している。

しかし監督で出演作品は、2008年の『グラン・トリノ』以来の10年ぶり。
出演作品としても2012年の『人生の特等席』以来の4年ぶりと久方ぶりの銀幕復帰作。

また作品チョイスが面白い。
実在した85歳のカルテルの運び屋を同世代のイーストウッドが演じるという、
何とも無理もない演技。
一応わざわざよぼよぼして、ロートル感を演出している模様。
歌を歌ったりと飯を食ったりとかなりゆるい映画だ。

ゆるいトーンの映画だけど空撮の多様でのどかなだけど美麗な風景で心洗われる

85歳のおじいちゃんが車を運転する裏で、カルテルの組織争いと、成果をあげるために奔走するDEA。
そんなことも露も知らずにマイペースにロードムービー然しているアールことイーストウッドおじいちゃん。
人とのやりとりもマイペースでいいやつだけど性欲満載で金遣いも洗いというなかなかの困ったクズおじいちゃん。
DEAを演じるのはブラッドリークーパーでイーストウッドおじいちゃんのお気に入り。
2人が絶妙にすれ違う様はハラハラしながらも、どこかゆるくて面白い。
『グリーン・ブック』同様に車中の映像が多い本作だが、歌ったりととことんゆるく、
イケメンおじいさんのイーストウッドを愛でるのに最適。
花を植えるイーストウッドおじいちゃんに心洗われる。
俯瞰でよぼよぼ動くイーストウッドおじいちゃんに萌える。
それなのに3Pしまくるおじいちゃんに萌える。

また合間合間にのどかな田舎の風景をドローン撮影?もしくは空撮で美麗に収めていて、
疲れた心を癒してくれる。

話こそ、そんなにゆるくていいのかよ!となんか突っ込みたくなるのと、
カルテル内での揉め事などが取ってつけたような展開で物足りない。

まぁーでも安心して鑑賞できる良作だったと思う。

88歳でちょうどいい映画製作できるイーストウッドすごい。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 7.8/10
・上映時間と個人的趣味 8/10

72点

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