☆トゥモロー・ワールド 2009年度140本目☆

「イギリス映画+混沌という最高の組み合わせ」
2006年英
出演
クライヴ・オーウェン
(シン・シティー)
マイケル・ケイン
(ダークナイト)
ジュリアン・ムーア
(フォーガットゥン)
STORY
子供が生まれなくなった未来の話。
世界はなぜかイギリス以外は崩壊(この映画のおかしな所)してしまって、不法入国者があとをたたない。
政府で働く、元政府活動家のセオ(クライヴ・オーウェン)は、ある朝誘拐される。
そこにいたのは、妻でテロ組織のボスであるジュリアン(ジュリアン・ムーア)だった。
彼女の頼みを聞き、入国書を造ったセオはジュリアンに渡す、そしてセオは人類の希望に出会うのだった。
2007年3月鑑賞
2009年11月29日再鑑賞
感想
いやぁ。イギリス映画久しぶりに見るとヤバいなぁ。本当に混沌が似合うよ。28日後って映画もスゴかったけど、まぁトレインスポッティングも最高な混沌だったけど、この混沌もイカスよ。
映像が最初から暗めで、もうそこから妙にオシャレで、時代設定が近未来ってわけで、出てくる建築物、車などが妙にスタイリッシュ。本当にそこがクール。
未来世紀ブラジルもイカステイストだったけど、こっちもヤバいよ。
それに何故か緊迫してる途中で出てくる動物達、このユルさも個人的には、超クール。ファンタジック。
個人的に一番ヤバいと思ったのは、イギリスだけに、UKロックが政府の建築物内で流れてるとこ。
ここらへんは絶対見習いたい。
てかstoryが正に予想外。
来ましたカオス、みたいな感じで、某地球を救う映画みたいに、人がどんどん無残に死んでいく。
希望に命を託す姿と待ち受ける残酷な事態はべたとは言えない衝撃さ。
てか設定すげーなぁ。
終盤の市街戦は、話によると長回しらしい、それだけあって緊迫感はすごすぎ。
混沌。混沌。
そして希望への表現が本当にすごい
オレも感動しちゃった。
未来への希望は、どんな混沌の状況でも一時の夢を見せてくれるんだね。
そしてラストの展開もまた混沌。
いや全てが正しい。
この後どうなったか?なんてどうでも良い。これは主人公の物語なんだから、これで良いんだ。と…。
ここから2回目の感想。
そうそうこの映画とても面白かったのよねって感じで、また借りて再鑑賞。驚いた。
こんなすごい映画だったなんて。すごい映画だ。
具体的に言うと。
カットを割らずに大部分が長回しで構成された戦場映画だ。
長回しとは、カメラを回し続け、映像が途中で切り替わること無く、一連の流れを納めることを言うのだが、この映画の更にすごいところは、その長回しに含まれている要素の膨大なこと膨大なこと。
人が笑い、過去を語り、強襲に合い、愛する人が死に、生きる為にもがき、混沌から逃げるが、警察に追われ、警察を殺し、その場から去る。今言った要素を一度もカメラを止めることも無く撮られている。そもそもそんなことをNG無しで撮ること事態無理なわけで、この映画の完成には膨大な時間が懸かったと思う。
また今挙げたことがこの映画の全てではないのは、以前書いた感想を読めば解ってくれるであろう。この映画の尺は108分と結構短いのだが、2時間ぐらいの長さを感じるのも、その長回しのおかげだろう。長回しの効能の一つにリアルさがある。
長回し長回しとさっきから言っているが、この映画は手持ちで長回しなのだ。それでいて戦場を駆け巡るわけで、本当に生々しく、造られた「奇跡に感激する人々も」現実のように捉えることが出来る。
前述に言った通りこの映画は長回しが多様されてるが、それは全てのシーンで利用されており、戦場の激しさ以外でも、一時の安らぎや、人物の葛藤、友人の死など、ある意味映画としては超越した衝撃を多々味あわせてくれる。もちろんこの功績も含めイギリスではアカデミー賞を受賞している。イギリス独特の空気感や一般向けでは無い醜さ。まるでアメリカとイギリスの音楽の違いの様な興奮がある。
得点
10点
設定にやや難があるけど、映画自体は神が懸かっている。でもいきなりジュリアン・ムーアが死ぬのが最高です。

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