☆マイティー・ソー【2D版】2011年度43本目☆

「色んな要素をぶち込んだサンプリングアメコミ映画!!」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-マイティー・ソー

出演
アンソニー・ホプキンス
(羊たちの沈黙)
ナタリー・ポートマン
(ブラック・スワン、メタルヘッド)
カット・デニングス
(キミに逢えたら)
浅野忠信
(剣岳 点の記)
ジェレミー・レナー
(ザ・タウン、ハートロッカー)
サミュエル・L・ジャクソン
(スネークフライト)
予告編

ハンマーあらすじハンマー
地球では今から約1600年前に、氷の巨人が地球を凍らせよて征服しようとすることがあったのだが、それをオーディン(アンソニー・ホプキンス)を中心にした神の軍団が阻止し、氷の巨人と彼らは戦争をし、勝利をした。
そして彼らの力の源である、箱を奪ったオーディン達であった。
そして現代のアメリカのニューメキシコ。
宇宙についての研究をしていた物理学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)と協力者たちは、特殊な異常気象を察知し、現場に赴く。そこで嵐に巻き込まれた彼女らは、一人の男と衝突事故を起こしてしまう。
だが彼がさっきまでここにいた形跡も無く、むしろ彼は空から落ちてきた可能性が高い…。
話は少し戻る。
現代の神々の世界、アスガルド。そこは神の世界で、オーディンが統治をしていたのだが、オーディンは老年で引退をすることにした。次期の王位を息子のソーに譲るため、式が行われていたのだが、そこに仇敵である氷の巨人が「箱」のある宝物庫に侵入してしまう。警備システムであるデストロイヤーにより駆逐されて平穏を取り戻したのだが、式典は中止になってしまう。
憤怒するソーは、氷の巨人の住むヨトゥンへイムに独断で行くことを決め、弟のロキとソーの友人であるファンドラルとヴォルスタッグ、ホーガン(浅野忠信)、幼なじみのシフと共に出発するのだった。
そこでソーは彼らの発言に乗せられ、大暴れ。仲間も奮戦するが、傷を追い、若干のピンチになる。
そこへやってきたオーディンは、この戦いを中断させ、彼らをアスガルドへ連れ戻す。
思い通りに戦わせてくれなかった父を罵倒するソー。傷ついた仲間よりも傲慢さを露呈させ興奮冷めやらぬソーを見たオーディンは自身の選択の間違いに気づき、オーディンはソーを神の世界であるアスガルドから追放を決め、ソーの神としての力を全て奪ったのだった。
落ちてきた男こそ、ソーであり、地球に来たソーは、まだ神として傲慢であった。
だがオーディンはソーの相棒である魔法のハンマー、ムジョルニアに更なる封印の魔法をかけ、ソーのいる地球に送ったのだった。
同じくニューメキシコに落ちたハンマーは、引っこ抜けないハンマーとして有名になり観光名所になっていたのだが、アイアンマンであるトニー・スタークに自身の余命を延ばす為の参考資料を渡したコールソンがそこに到着したのだった。
2011年7月6日鑑賞



ハンマー感想ハンマー
アイアンマン2に引き続き、マーベルユニバシールドースなるプロジェクト第3弾はこの作品です!!
鉄のハイテクアーマーと緑の怪物に引き続き、今作ではなんと北欧神話を題材にした神様の一人、雷神ことソーのアメリカンコミックの実写映画化作品です。
マーベル社のアメコミヒーロー映画としては、代表作ではスパイダーマン、Xメン、ハルク、アイアンマン、ファンタスティック4、などなど
そこに満を持して登場したのが、マーベルヒーローの中では比較的に古くから活躍しているソーなのです。
他にも、ブレイドやパニッシャー、デアデビルやエレクトラ、ゴーストライダーなどもあります。
ちなみに会社時点をディズニーが買収したので、今や彼らはディズニーヒーローでもあるわけですね。(アニメはディズニーが製作になっているっぽい。または配給?)
本作後にキャプテンアメリカが公開され、そしてその次に、ハルク、アイアンマン、本作ソーが協力する映画、「アベンジャーズ」が現在既に製作されているのだ。
とりあえずそのソーなのですが、既存の実写アメコミ作品に比べると能力値が桁違い。(笑)
だって、神様ですよ。(苦笑)
その他のキャラクターは鎧と馬鹿力とパーフェクトソルジャーですよ。
そんなんが立ち向かえるわけ無いでしょ?
でも大丈夫!!本作には、「アベンジャーズ」に繋がる。むしろ「アベンジャーズ」を作るためのようなお話となっているのですから。
そうですあのシールドなる特殊機関が本編の大筋にがっつり絡んでくるわけです。
厳密には「アベンジャーズ」の前日談となっているとも思えます。
またそのアベンジャーズの敵となるキーキャラクターが本作で、出てくるわけです。
まぁーソーと同格となるにはぴったりなのはあいつしかいないのですがね。(苦笑)
という風に本作は、アイアンマンやインクレディブルハルク、はたまたスパイダーマンなどの第1作目の映画とは、少し異質な形のヒーロー誕生映画となっているわけです。
前述の作品たちは、自分たちの世界のみで成長し敵が生まれ、そいつを倒して一区切りとなりますが、本作は、中盤以降にがっつりと「ソー」の独立した世界のみでない世界のキャラクターたちが「ソー」の物語を動かす助けをします。それは前述の作品で例えるならスパイダーマンの一作目でファンタスティックフォーが出てくるようなものなのです。
そういう意味では、思い切った選択を制作側はしたことになると思います。
アイアンマン2の時は、その要素が残念ではありましたが、本作では彼らが核となっているので、自分は迎合して見ることができました。
ですが、思い切った選択は、脚本のみではありませんでした。
それはケネス・ブラナーという監督の起用です。
正直言えば、彼は監督としては若者の間では無名だと思いますし、「ハムレット」という映画以外は、有名な映画はないと思いますし、またその映画自体見た事が筆者はありません。(その映画で主演監督を務め240分の長編になっているとか。)
ですが、彼の経歴が面白いのです。彼はシェイク・スピアー関連の会社に所属しているのです。
これは異色な組み合わせだと思いませんか。
既存のアメコミ映画となると「アクション映画」という概念が念頭にあり、そういうのが得意と思われる映画監督が起用されたり、経験の浅いけどアクション寄りの監督が起用されたりしていました。
その効果は個人的には多いにあったと思います。そういう意味で本作は大変面白かったです。(笑)
さてというわけで映画の内容を紐解きながら、感想連ねて行こうと思います。
まず3Dについてですが、自分は2Dで見ましたけど、3Dで見るやつは可哀想だ!!
映画の冒頭などは、正直「3Dの方が良かったかな?」と思ったのですが、監督がアクション思考では無く、ドラマ思考であること。
これが中盤以降の3D要素の論点の決定的になります。
監督はそんなの無視して、普通に映画撮ってます。
ただ冒頭はちょっと意識されています。
その理由は、冒頭がフルCGから始まるからです。厳密にはソーが落ちてきて、ナタリー・ポートマンたちの車にぶつかる所から始まるのですがね。
物語はソーの世界にフラッシュバックするのですが、その世界がほとんどCGなのです。
それがうねるようにカメラ動かされたりと、そして場所が変わってもしばらくは異世界=CGの世界が広がり続けるので、そういう意味では3D要素はありますが、そこが本作の上り坂でしかないので厳密なハイライトではないので、まさにおまけです。
中盤以降はソーの人間性にスポットを当てているため、それが3Dで浮いたらそりゃあアカデミー賞ものですが、そんなことはマイケル・ベイぐらいしか出来ないと思っています。
さてそういうわけで、本作はフラッシュバックから始まるのですが、それが重要だったとは全く持って思いません!!
そもそも構成自体単調で落ちてくるまで描いたら、激突した後に物語は戻って、普通に話は進むのですがから。
その構成は正直疑問です。
始まりから神の世界で良かったのでは?それともアメリカの田舎町が舞台であることを強調したかったのか?そこが問題です。
さてさて話は神の世界になりますが。
ここがね、正直驚いた。
ソーというキャラクターは傲慢であるということは前情報から常識的に備わっていたのだが、「ロキ」というキャラクターは知らなかった。
彼が弟でソーを妬んでいることは映画が始まれば気がつくけど、そして王位などの問題が出てきたりとするのだが。
ちょっと待てよ。これってシェイク・スピアーの原作の中でこういう話なかったか?
そう思った。
全く持って知らないのだが、「リア王」とこういう内容では無かったか?
そのままソーは弟の策略により地球に追放されてしまうのだった。
正直想定していた映画とは違うではないか。もっとこう。ヒーロー映画じみたはつらつで無難な映画を想定していたのだが。
正直自分はこういう北欧王朝的で骨肉の争いは大好きだ!!(笑)
見ていて気がついたのだが、そのロキがソーよりも魅力的ではないか!!ロキの正体については劇場で確かめてほしい。ただ彼は魔法使いである。
その王朝的概念を近年の「英国王のスピーチ」のように美術スタッフが作った背景や既存の街などを用いる事無く、なんて本作では幻想的にCGで描いている。
そしてその王朝的な物語を導いているのは、シェイク・スピアー系の出身のケネス・ブラナー監督が骨格を作っているのだ。
正直言って、これは良いものを見てしまった。とんだ掘り出し物映画じゃないか。
そこからも物語は色んな要素を巧妙に混ぜている。
例えば地球の舞台が、ニューメキシコというアメリカの下の方の真ん中、ロサンゼルスやニューヨークの間の間、挙げ句にラスベガスも遠く、メキシコに面している。
田舎で荒野が続いて感想している。
それが神の世界との対極を成した世界観だ。
そんな田舎でソーは内面の問題に初めて直面する。
イギリスの貴族がアメリカの真ん中の荒野に置き去りになっているのだ。面白いじゃないか。
だがソー自体は完全にテキサスな野郎だ。(笑)
だが正直ソーがすぐにハンマーを見つける下りには、失望したのだった。
なんだもう力取り戻して、大暴れってわけね。
ですが筆者の思考は制作側に操られていただけだった。
ソーはそこで初めて父親によって挫折を味わうのだった。
筆者は泣いてしまった。(笑)
そんな堅苦しい要素や骨肉の争いだけが本作の全てではない。
神の世界のソーの友達はのんきなのだ。(笑)
つまり彼らはコメディ要素担当として、そのままの衣装で田舎町にやってくるのだ。
これは面白い。自然なコメディだ。
正直上手いと思う。
そこからは既存のヒーロー映画と絶望仕切って一皮むけたソーの人間ドラマが繰り広げられるのだった。
だが正直力を取り戻して本編が終わると思ったら、ロキの意外な行動などもあって驚かされたり、ソーの驚愕の選択など。またオーディンとロキのやり取りなどなどのドロドロした人間ドラマや、エピローグの神の世界など、正直多くの見所の詰まった一辺倒では行かないサンプリング映画になっていた。
大量生産され始めたヒーロー映画の中で埋もれる事なく、色んな要素をねじこんで個性をキープしたやり方は好評されるべきだと思えた。
その他にも、序盤の氷の世界に行くあたりは、ロード・オブ・ザ・リングを意識しているようにも思えたし、そこでのアクションの要素なども面白いと思えた。
ただ全体的には多くの要素を組み込み過ぎて大雑把でもあるが、主人公がそういうキャラクターなので全部良しとしたい。
またロキのキャラクターなのだが、これも既存の映画である「G.I.ジョー」のコブラとかなり酷似していると思う。(笑)あれはちなみにジョセフ・ゴードン=レヴィットがやってたけど、こっちと同じで色白。(笑)またずっと暗躍している点では似ているし、妬み的な感じで悪の道を行く点など細部まで似ていると思う。でも骨肉の争い感は非常に良く出てたので、良し!!
筆者的には納得の行かな過ぎる要素がある。それはナタリー・ポートマンだ。
彼女はソーと恋に落ちるのだが、その理由が全く明白ではない。ソーは地球の女という今までに見た事がないものに好奇心や不慣れな環境での支えなどがあって、そういう意味では強い気持ちがあると思う。
だが彼女の演じたジェーンはつい最近の彼氏と別れたばかりで、ソーに恋して挙げ句に、ソーと逢えなくてもソーを一途に思い、ソーとの再会の為奮闘するということになるのだが、ナタリー・ポートマン演じる彼女には全く説得力が無い。それだったらダーシーの方が、妙な説得力あると思う。
そもそもナタリーが田舎娘で処女という設定なら納得が行くが、その要素は色々と唾棄だれていて、挙げ句に彼女は宇宙オタクなのだ。
それがナタリー・ポートマンが体現出来ていたとは全く思えない。彼女はまだバレリーナとしての思いが宇宙より強いと思えた。
そのロキですが、彼のおかげでアベンジャーズは成り立つようです。(笑)
メモ得点メモ
9
思った映画とは違い、それでいて充実した映画になっていた。正直言って上半期では一番かもしれない。
いや過大評価かもしれないけど、この映画大好きです。悪役が魅力あり過ぎ。

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