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△ハングオーバー!!! 最後の反省会 2013年71本目「3人が揃えば血の絆という笑いが輝く」△

「あれから4年。最後の戦いの決着をつけるべくアランは大人になる。」

$『A Little his REDEMPTION.』自称映画オタクの映画感想部~season 7~-ハングオーバー!!! 最後の反省会
アメリカ2013年アメリカ映画アメリカ

あらすじはこちら
サクっと紹介。
映画『ハングオーバー』シリーズ3作目であり完結編の『ハングオーバー!!! 最後の反省会』。
思えば、『ハングオーバー』一作目は、公開そのものが危ぶまれていたのが懐かしい。
あの時は、全米で傑作として、話題になっていたにも関わらず、日本ではコメディ映画、俳優無名というヒットの見込みが無さ過ぎるということで、公開の話しが一切出ず、下町コメディ映画祭のみで、公開され、更にはその後署名運動まで起きて、結果的にゴールデン・グローブ賞のコメディ部門を取ることによって、ようやく公開が決定した。
自分も署名運動に参加し、試写会で日の目を見た時は大いに笑ったし、その後、バイトの映画仲間を引き連れて有料鑑賞もした!!
今では日本でもそこそこ人気シリーズとして、2と3は無事公開し、本作で主演を務めたブラッドリー・クーパーは、『世界にひとつのプレイブック』に出演し、アカデミー賞に顔を出す俳優まで成長した。
そのハングオーバーもこれでおしまい。
彼女が購入したTVブロスには、『ハングオーバー』の特集インタビューが組まれており、そこでは監督のトッド・フィリップス自身が「ハングオーバーがつづいても監督は僕ではないだろうね。」と…。
個人的には、延々に続いてほしい、男の友情を題材にした、下劣お笑いコメディとして、延々と普通の男が災難にあう映画で真相を確かめるものであってほしい。
またそのインタビューによると『ハングオーバー』の真の主役は、ステュだったらしい。
ステュという地味で、固く、平凡な人間が、お酒を飲んで、自分の奇行から新たな一面を得て、成長していく物語だったようだ。
まぁー1は確かにそうだし、それが最高だったけども2では、完全にパート2でしかなく、バージョン違いのやり直しでしかなく、単純に見ないでも良い系だった。
じゃあ完結編である3はどうなったか?
ネタバレありの感想
というわけで本作『最後の反省会』はどうだったかというと正直ハングオーバーじゃなかった。
もうそれに限ります。
いやそもそも『ハングオーバー』ってこれまで全くハングオーバーじゃなかった。ドラックの効果でラリって、記憶喪失という本末転倒な映画なわけですが、映画好きの中ではそれあっての『ハングオーバー』となっていると思われます。
しかし本作は、冒頭に『ハングオーバー』がなく、これまでの物語の総まとめを行うにあたり、主人公をステュから、問題児アランに変更。
40歳のニート精神病院に入れられる。
なんだろ。それやばくね…。
そもそもアランが精神病なのかは、ギリギリの問題だ…。
まぁー精神病じゃなくても入れるらしいけど、奇行が激し過ぎるアランはついに病院送り…。
1を伏線にして、3のネタ作りました…。
この『スクリーム2』や『3』のような映画作り。
1絡みの3ですよ。
1の原因であったドラッグ関連のマフィアが出てきて、チャウを捕まえてこいというわけだ。
と映画は、『ハングオーバー』を離れ、物語を終わらせる物語へシフトする。
主人公をアランにし、アランという奇人が、現実と向き合うそういう物語になっている。
その課程で、悪友とも言える、チャウの事件に巻き込まれ、最大の悪とも言える彼と3人が対峙するという、至って普通の映画のスタイルに戻っている。
決して、お笑い大事故が冒頭に起きて、その伏線を回収する物語ではない。
この映画は、終わらせる為の普通のストーリーの映画だ。
爆笑は最後にあるが、全体的には、吹き出してしまう程度の下衆で幼稚な奇行程度になっている。
普通だったら冒頭に大爆笑を持ってくる本作だが、それをしなかったことによって、全体的に笑える箇所は少ないと思われる…。あと全体的な物語のトーンに面白みがない…。
笑いの秘密を探すのではなく、ただ敵を追いかける追い詰める。その最後の地点が悪夢のスタート地点のラスベガスなわけ。
でもそういう作りは好きだよ。
総括すると『デュー・デート』に近い一本。
『デュー・デート』というザック・ガリフィアナキスとロバート・ダウニーJr.の地獄の珍道中を描いた映画がある。それも悪趣味だったし、ザック・ガリフィアナキスの奇行目白押しだった。
ぶっちゃけ、『ハングオーバー』っていうよりそれのバージョン違いとも言える。
いわゆるトッド・フィリップスの映画感が濃厚になっている。
しかも『デュー・デート』もザック・ガリフィアナキスが奇行する映画で、本作もステュが地味過ぎるので、ザック・ガリフィアナキスとチャウがわーわーしている映画で、しかも冒頭からキリンの頭が吹っ飛んで『デッド・コースター』(ファイナルデスティネーション2)のオープニングが起きてしまうとこを見ても悪趣味は最高潮!!
もう『ハングオーバー』ってよりトッド・フィリップスの映画ですよね。
ブラッドリー・クーパーがイケメンでかっこよかった。
『ハングオーバー』と言えばブラッドリー・クーパー。
うん。彼の代表作はこれからもずっと『ハングオーバー』です。
これで終わったとしても是非また皆で『ハングオーバー』してくださいお願いします。
実は『ハングオーバー』するまでの物語。
映画のエンドロール直後、ステュの最高の演技が見れます。彼の普通っぷりが最高潮に達するわけです。ステュのあれを見る為にお金を払う映画だと思います。
得点
60
1と2の歩くシーンを流用したりする愛があるし、3人の物語の最後というのが全編に漂う一本。
しかし1からの設定を掘り下げたあたりは、賛否両論というか否定が多いと思う。
更に、お笑い担当が、チャウとアラン固定になってしまったのも面白さ半減とらしさの欠如。
ただ全米の批評家が言う程、悪い映画ではなかったと思う。
『ハングオーバー』へのご褒美のような映画だった。
もう少し面白かったら良かったという気持ちもある。
次回作もしくは別バージョンでも見たい設定の一本。
『ハングオーバー』という映画の設定は偉大だ!!
『ハングオーバー』よ永遠に!!
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チャウの演技って全部アドリブらしいよ。

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