【アメコミ】ファイナル・クライシス Vol.2【感想/ガイド】

『バットマン』の邦訳は既にSho Proさんが邦訳したじゃないですか！！

★目次★

2008年11月〜2009年3月

2019年5月22日ぐらいに2回目読了

やっぱ『バットマン』は面白えなぁ

ってそれバットマンR.I.P』の邦訳で2012年に読みましたからぁ！

ヴィレッジ・ブックス様から邦訳された『ファイナル・クライシス　Vol.2』Vol.1からの定期購読で購入しており、
流石に一気に読まないと話が行方不明になると思い、一気に読みました。
Vol.1では『スーパーマン　ビヨンド』の邦訳が挿入されていましたが、
Vol.2では『バットマン』の通常連載のものが邦訳でエピソードの合間に挿入。
いや面白いけど既に邦訳されているからさ、それいらないから本を薄くして金額下げたりできなかったんですかね？？？

とりあえずよくわからないけど、ダークサイドとマンダラックの陰謀はジャック・カービーにより破られるわけ

どっちらかって全く知らないヒーローたちが一堂に揃い、
二つの陰謀が渦巻く本作『ファイナル・クライシス』なのです。

ダークサイドに関しては、我らのバットマンの機転、そして帰ってきたバリーの全力ダッシュとようやく合流できたスーパーマンの時間稼ぎにより撃退。
ヒーローを洗脳する力もヴィランたちの反乱により崩壊。
しかしダークサイドに加担していたDC世界そのものを破壊しようとたくらむ闇落ちしたモニターであるマンダラックの陰謀。
それを止めるために結集される全アースのスーパーマン、
そして東京にいたジャック・カービー創作のMr.ミラクルとフォーエバー・ピープルのソニック・相撲（スモー)のジャック・カービー創作の2人とオリジナルの日本の若手ヒーロー軍団の協力により、回路の力で世界を救う。
そして追放され、覚醒したモニターの1人でマンダラックの実子。
クライシスからつづくモニターたち、アースの概念はひとまずこの『ファイナル・クライシス』により完結。

バットマンのエピソードがなかったら、結構薄いなぁと。
それがかなり骨太のエピソードで、これまでのバットマンの歴史を振り返りオルタナ展開にしながら、
バットマンの生涯の過酷さ、そしてブルースだからこそバットマンとして確立することができる、
彼こそがバットマンでありバットマンは前人未到の存在であることを再認識できるエピソード。

だが肝心の『ファイナル・クライシス』は、急展開の連続。
前巻の超絶望的な急展開が一巻まるまる描かれる中で、今作では、一気に起死回生。
ダークサイドとの戦いの他にも同時にマンダラックとの最終決戦も描かれる。
挙句にマンダラックとの死闘は前巻の『スーパーマン　ビヨンド』の続編に近い展開。
もしあれが描かれてなかったら、全く意味不明だろうな。