○【映画レビュー】マイ・インターン【69点】○

2015年アメリカ映画

監督
ナンシーマイヤーズ
（『ホリデイ』『恋愛適齢期』『恋する・ベーカリー』）
出演
ロバート・デ・ニーロ
（『グッドフェローズ』『ゴッドファーザーPART II 』『カジノ』『ミート・ザ・ペアレンツ』）
アン・ハサウェイ
（『プラダを着た悪魔』『レ・ミゼラブル』『ダークナイトライジング』）
あらすじ
70歳のベン（ロバート・デ・ニーロ）は定年まで電話帳メーカーに勤務し、部長まで上り詰めた元ビジネスマン。
数年前に妻に先立たれたベンは生活に虚しさを覚え、これを変えるべく街で見つけた求人に応募し再就職を試みる。
ベンがやってきたのは、数年前から大発展を遂げるオンラインアパレルショッピングサイト。
ここでシニア向けのインターンとして働くことになった。
そこの社長のジュールズ（アン・ハサウェイ）は、0からサイトを運営し、20人から200人の従業員を抱えるほど会社を大きくした敏腕社長。5分ごとに予定があるようなスーパービジネスマン。
そんな彼女の専属インターンになったベン。
最初は疎ましく思っていたジュールズだが、勤勉で何事にも実直に取り組み、周りの人に気を配り、打ち解け、危機も察知し、人の問題にも敏感という最高の老人のベンに心を開いていく。
ベンは働きながらも家庭を持つジュールズに、感心しつつも、彼女の生活に問題があることを知る。
またジュールズには大きな試練が待っていた。
あまりにも忙しすぎて、一人で何でもやってしまうジュールズに会社全体がついていけなくなりつつあることをジュールズの相棒のキャメロンに言われ、外部からのCEOを迎えることが決定したと告げられる。
候補者選びをすることになったジュールズに、人生の分岐点がやってくる。
ここ4年ぐらいヒット作とはそこまで縁のなかったロバート・デ・ニーロの久しぶりの主演ヒット作。
一見するとアン・ハサウェイが主演っぽいけど、どちらかと言えば、デ・ニーロの方が主役な気もする。
人生経験豊富なスーパービジネスマンで、超紳士のベンが気鋭のショッピングサイトに足を踏み込み環境を良くするという、どっかで聞いた事がある話。
何かの縁で、現代のスーパービジネスマンのジュールズと一緒に仕事するけども、結局ジュールズは現代を生きる悩める30代。
仕事が大成功しつつも家庭をおざなりにし、誰にも悩みを話せない。仕事もCEOを迎える事で人生の分岐点に。
映画としては、最初のテーマや最初の設定が映画が進むにつれてなんかうやむやになりつつあるが、70歳のベンに、20代、30代の若者たちが仲間として交流し、世代間の違いからのギャグよりも30年前の文化から若者たちがマナーや心意気を学び、人生を豊かにしていく姿が見事。
また映画が終盤になってやっぱり仕事と家庭の両立は難しいんだなぁーと思い、胸を痛めつつも、ラストには良かったなぁーと思うが、やはりベンことロバート・デ・ニーロが完璧人間すぎるなぁと。
正直こんなおじさんが俺も欲しいと思うが、こんな若者の理想のジジイなんていないだろうなと。
本当に超素敵ジジイです。70歳でも車の運転は最強。
ニューヨーク育ちのジジイかっこよすぎ。
久しぶりのロバート・デ・ニーロの好演ぶりを感じた。
またアン・ハサウェイは劇中凄まじくおしゃれで、スタイルも抜群。強いとこも見せれば弱いとこも見せる。
旦那は若干ブサイクなのにアン・ハサウェイといちゃいちゃしてくれて、ブサイクなおっさんが見てもなんか救われる。
とりまアン・ハサウェイが綺麗です。
メール誤送信の件は、お前ら仕事しろよ。とちょっと冷めたが、俺たち『オーシャンズ11』みたいじゃね？のギャグは良かったが、かなり強引に打ち込んできたドタバタ劇で、そこまで重要じゃないシーンなので、いらなかった気もする。
最近、現代を舞台にした、ビジネスマンたちのラブコメなどを見ていなかったので、フェイスブックとかメールばっかでのやり取りとか、現代的で新鮮だった。
得点
物語の面白さと上映時間　7/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ　6/10
キャラクターの魅力 7.3/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 6.5/10
音楽 7/10
俺の趣味　7.4/10
69点
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