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△ワイルド・スピード 「原点の荒々しさ」55点△

ワイルド・スピード (字幕版)
アメリカ2001年アメリカ映画アメリカ

この映画が出来た時、この映画の続編が14年後に歴代世界興行ランキングに入るだなんて誰も思わなかったと思う。
気がつけば、『ワイルド・スピード』も7作も作られている。
でも1が出来た時、本作がそんなスターウォーズとロード・オブ・ザ・リング(ハリーポッターまであと一歩)を超える長寿作品になると思った人なんていないだろう。
そもそも映画なんて続編が作られていくたびに、興行成績は下がり、よりちんけになってビデオスルーされていくものなのに、このシリーズは奇跡的に続編が作られる度に、成績を高めている。
その原因はわからない。
そもそも3の時点では落ち目だったし、4の時点でもなんかちんけだった。
でも5から凄まじいことになって、7では本作ポール・ウォーカーの死も相まって金字塔になってしまったとも思える。
7鑑賞に先駆けて、1を復習しておくと良いと聞いたので、さりげなくHuluで見ていた。
そもそも1はチラ見しかしたことなかったな。2も見たことないな。
思えば2001年時点での本作なんて、監督がロブ・コーエンの時点で、地雷臭ぷんぷんだった。
ロブ・コーエンといえば、『ステルス』だったな。
イメージ的には、面白くも面白くなくもない、中途半端なアクション映画。
土曜日の夜に何もやることがなければ、レイトショーで見るには丁度良い男の子映画の作り手だ。
そんな彼の映画でしかも出演陣がほとんど無名。
レティを演じたミシェル・ロドリゲスなんてこの時点では結構ブスだ。
ギリギリ、ヴィンディーゼルが出始めてきたぐらいだが、マジで無名だらけだ。
しかもそれに車映画ときて、ギャング要素混ぜてきたら、B級の映画としか思えない。
そんな映画が14年後に世界的な作品になるなんて絶対思えないし、なんだこれは。
もうこれ以降、これ以前にこんな映画は生まれないんじゃないか?
まぁーそんなことは、さておき、映画の中身を見ると、無名というか若手俳優だらけの作品に2000年代の微妙に90年代を引きずった典型的なキャラクター達。
さらには、ロブ・コーエンのディレクションときたら、男くさい中途半端な映画に決まっているじゃないか。
見なくてもわかるだろうに。
ただマニアックでもある。
主人公のブライアンは、ロサンゼルスの照り返しの中、冒頭から車を無茶に運転して、納得いかないようで、いらいらする。
そんなカタルシス日本人の自分にはわからない。
脚本自体は安いが、熱気はムンムンしている。
ストリートカーレースあるあるのようなそういった世界観を男臭く描く。
そして色々あって仲間が死んだり、事件自体も絶妙に振り切れない、ちょっと盛り上がりに欠ける。
ただラストシーンが一気に盛り上がる。
ブライアンとドムのレースとその顛末。
ありきたりな安い映画でもラストの電車からのトラックの件は想定できないハプニングと男らしさに痺れる。
ただ仲間が死んだりするのは安直だった。
まぁーそういう時代の映画ですから。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 4.5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 6/10
キャラクターの魅力 5/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 7/10
音楽 6/10
俺の趣味 5/10

55
この映画が2015年にも愛されているのは、その後のヴィンディーゼルの頑張りと愛情のおかげ。
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