Multiplex広告:記事は下部から

◎【良作】BORUTO ボルト -NARUTO THE MOVIE-「父子の絆が深まる」80点◎

BORUTO ボルト -NARUTO THE MOVIE-
日の丸2015年日本映画日の丸

面白いと評判だったし、新宿ピカデリーの割引券を得たので、見てみたら。
これがすごい面白かったわけ。
ナルトの映画を劇場で観るのは初めてかな。
一部見たりしてたけど、そんなにはまらなくて。
前作も気になってたけど、評判悪くて見なかった。
今作は本当に評判が良かったし、ナルトは週刊少年ジャンプで連載開始からずっと読んでいたし、新作のボルトの中編も楽しめた。
とりあえず完全版が出版されたら絶対集めようと思う。
 
変わっていくもの、変わらないもの
映画は、ナルトが火影になり、息子のボルトが中忍試験を受けるまでに成長した頃のお話。
原作終了後から何年が経ったのか。
里はその時ズタボロだったけども、映画での里は大いに復興し、発展している。
連載初期では考えられない、電子機器が横行し、忍術にまでもそれが及ぶような状況。
その中で、ナルトは火影としての業務に心血を注ぎ、家庭をおろそかにしがちになる。
ってそんな展開誰が予測したか!!
いない悲しみ。いる悲しみ。
ボルトはナルトと正反対の境遇だ。
ナルトは生まれ持って、親が死んでおり、さらには体には里を蹂躙した化け物を宿し、幼少期から多くの人々に忌み嫌われ、孤独を味わっていた。
対してボルトは、里を救い復興させた英雄であるナルトの息子として、美人な母親と妹に囲まれ、多くの人々に英雄の息子として扱われる。
しかし家に帰っても父の存在はなく。多忙を極める父のいない家庭に孤独を感じていた。
そういった二人の真逆の境遇の中に潜む辛さが描かれ、映画の作りとして非常に良くできている。
世界観さえも漫画と映画では真逆にちかい。
戦争もない平和な世界に生きるボルト。陰謀渦巻き世界に忌み嫌われながらも自分を信じ愛を見つけ、与えたくましく生きたナルト。
ナルトを知らないボルトは、悲しみだけを知り、にくみつつもある。
そんな最中、努力をしてきたナルトに対して、時代の発展で楽ばかりを提供する科学技術に、支えられるボルトはいつからか、間違った方向へと進み始める。
全ては父に見て欲しかったその一心だったというのに。
厚いドラマとキャラの葛藤が描かれており、時代の対比、キャラの対比と素晴らしく良くできた作品だ。
またナルトのライバルであったサスケがボルトの師匠となり、ナルトの本当の姿をボルトに導き、ボルト自身を忍者として導く。
そういった話を面白さが本当に逸脱で、これほど見て良かったと思える作品も滅多にない。
またまだ弱いボルトでも最強の敵の戦いで、役割を与え、勝利の鍵を与え、受け継がれてく意思を螺旋丸として描くあたり、また最高だったりする。
全体的にキャラクター各々に個性もあって、気になることいっぱい。
それ以上に話が良くできてて面白かった。
インフレしすぎていないのも良かったし。
この一件でボルトの成長を感じられて、彼らのその後の物語がやっぱり気になってしまった。
大人になったボルトとサラダの恋物語とか見たいなと。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 9/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 8/10
キャラクターの魅力 9/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 7/10
音楽 7/10
俺の趣味 8.5/10

80

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA