△【59点】アギト-超能力戦争-【感想 解説 考察:25年後の怪作とアギト展レビュー】△

いつもの東映仮面ライダー映画のノリ

製作

2026年日本映画

謎のギャグセンスがやばい

監督

田﨑竜太
・劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4
仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード
・仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク

2026年4月29日劇場鑑賞
2026年11本目

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概要:アギト25周年記念で25年後の物語が紡がれる

2001年1月〜2002年2月に地上波にて放送されていた仮面ライダーアギト。
仮面ライダークウガに続く平成ライダー2作目。
劇場版も誕生した本シリーズが、25年の時を経て続編が製作され、劇場公開されたので鑑賞してきた。

脚本はシリーズも担当した井上敏樹さん、監督もシリーズを監督した田崎さん。
ギルスだった友井雄亮さんは不祥事などもあり一応芸能界は引退していたので出演はなかったが、キャストは揃って登場し、新キャラに何故か女性タレントのゆうちゃみがアギトと同い年の25歳を記念してか主演として登場。

本編終了から25年が経過し、超能力を覚醒させた人間が一般人を猟奇的に殺すという恐怖のプロットから幕を開ける本作。
アンノウンの復活を危惧し、秘密裏に活動を続けていたGユニットが再び前線に出る時が来た!
しかし一番の戦闘員である氷川誠こと要潤は投獄中??津上翔一は能力を失い、戦いは次世代のG6装着者の葵ことゆうちゃみに託された??
新時代のアギトが幕をあける。

今回は映画の本編の感想に加えて、同時期に行ったアギト展の混雑感・写真撮影のしづらさ・展示の満足度もまとめています。

雑にグロいし雑にギャグいお祭り映画

G7のビジュアルなどはかっこいいし、映画予告からグロ要素もあり、大人向けの仮面ライダーとして結構期待して行ったのですが

甚だしいほどふざけた緩いお祭り映画でした。

そりゃそうか!というところといやぁまじかぁという複雑な感情でした。
そりゃまぁ予告でも出てた超能力者がドラッグクィーン風のおっさんってのもまぁふざけてたよなぁと思ったけど、
さらに登場する『仮面ライダーギーツ』の美人俳優の青島心さんが、卓球のラケット持って、電撃攻撃を放つなど、どんな顔していいかわからないセンス。
急に指先からバキューンと声を出すと空気銃を放てる青年など、凄まじい世界観が繰り広げられるが、まぁ東映の仮面ライダー映画なんてこんなもんだよねぇと見てる自分も開き直り。自由奔放に上に楯突く小沢さんや老体化しながらも独特のニュアンスで話す北条さん。大胆に刑務所から人を脱獄させる津上さんなど、『仮面ライダーアギト』の火曜サスペンス劇場のようなサスペンス要素と無駄に緩い会話パートの素晴らしいバランスも崩壊し、とことんギャグ寄りな作風でした。
不良系元気娘っぽいゆうちゃみもこの作品ではハマり役。演技も妙に芸風から納得させられるはんにゃ、の金田さんや特別出演と感じさせる野性爆弾のくっきーさん。
そしてゆうちゃみの謎の覚醒と腹からの炎などなど、このポスターからは読み取れないシュールな世界が広がる恐ろしい作品。

と終始シュールかと思いきや、悪役たちによる容赦ない一般人への殺戮描写はR15も感じさせるゴア表現があり、子どもも見られるようなバランスじゃないのがまた微妙。
CGで強引に凍らせた後燃やしたり、時間を止めて目ん玉突き刺すなどの怪奇行動や急に卓球して人を雷で殺すのはいいが、
ドラッグクィーン風の女装したおっさんが、急に女の子の心臓を抜きとる不可解グロ描写からの殺害と、テレキネシスで人間を空に持ち上げて落下死させるひどい展開や、屋内のガラス張り施設で同じく壁にぶち当てて殺す展開など、愉快犯にしても酷すぎないか??という印象。
また気持ち悪いシーンでは刑務所でミミズを食べさせられる氷川さんも結構見ていて不快だった。

この映画一体何を目指しているんだ??と久しぶりにキワモノ映画を見たので違う意味で感動した。マジで変な映画だった。

低予算??コスチュームも弱め

映画とあって、テレビシリーズとは独立した作品になるのではないか?と期待していたわけですが、前述のギャグとアンバランスなグロ以外にも思った以上に低予算を感じさせる作風に追加でがっかりした。
ゲスト出演が多すぎて、話を薄くしているのかなぁ?と思うところはあるが、ヴィランのコスチュームがまさか1種類とは思わなかった。
ギルアギトなる怪人ともいいきれないしょぼいコスチュームが複数登場、劇中の超能力者の変身体がまさかみんな一緒だとは。。。
ゆうちゃみもギルアギトになってデザインがかっこよかったのは良かったですが、いや映画なのにここまで低予算なの?
序盤の氷と炎のCG演出もアギトとしては過去作のオマージュを感じるからまぁ良いとしても、あの終盤のコテコテのCG怪獣さぁ。もうちょっとこうゴジラとか最近頑張ってるじゃん。でもあのクオリティでいいの?でもG7周りはカッコよかったししっかり予算かけてるなぁって思ったのでよかった。

これが平成ライダーだ!っていう矜持必要だったのか?

私としても仮面ライダー映画は『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』以来ですが(『シン・仮面ライダー』は除くとして)、これまで結構見てたなぁとは思うが遠のいていた印象もありますが、終盤の展開は、CG怪獣とのバトルで良かったんすかね?普通にシャイニングアナザーアギトじゃだめだったんすかね?ご都合主義的な木野の暗躍というお祭り感。そこに明確な物語性があったとは言えない、こじつけ。まぁ色々あったと思うけどギルスはあの後死んだ?別の死亡展開からの流用??そのまま湧いてくる超能力者たちとの個別のバトルはいいとして、雑魚敵扱いになったギルアギト軍団との戦いなど、ロジック的にはイマイチな物語展開よりも仮面ライダー、いや特撮としての戦闘シーンの殺陣を盛り込みたい感じでゾロゾロでてきてバッタバッタ倒していく感じ。そこまでは本当にいいんですけど、そこからの木野の変身が、まじでCG怪獣で良かったのかよ?という、確かにデザインはアギトのシャイニングを怪物にしてる感じでいいが、あの平成仮面ライダーシリーズの独特なウィンドウズXP時代のCGのような質感。そこまでネタとしてくれる必要はあったのか?大人向けとしてグロ描写が盛り込まれているのにそこは幼児向けなの??というバランス。確かに1対多として複数の仮面ライダーバトルは映えるかなぁとは思うけど、いやその世代はドラゴンボールZも好きだし、最強VS最強大好きだよ!
じっくりシャイニングアナザーアギトとかグロ要素強めのスーツとか作って、G7の最終奥義の念願のライダーキックで貫通人体欠損描写とかでも本当に良かったんだよ。
G7のカッコ良すぎるコスチュームに予算使いすぎたのか??ドローンシステムとかすっごいいい要素もあったし。

どこまでもギャグで押し通す素晴らしいオチ

最後の最後のヤバいオチには衝撃を受けた。見ていてこいつら脱獄までして犯罪者だらけじゃん。って思ったら最後の最後で出頭ネタ。
それはそれでいいけど謎のゆうちゃみも一緒に出頭しますという謎展開でいきなりパトカーを破壊する展開。
そして謎の騒音罪という、近年稀に見る茶番劇を披露され、おれは一体何を見せられているんだ!!と衝撃を受けたが、もうずっとこのノリはあったので、許されるとは思うが、これが求めていた完全新作の仮面ライダーの映画だったのか?あのグロ要素のある劇場宣伝はなんだったのだ?ゴア表現と頭のおかしい倫理観やギャグ展開を考慮するとやってることがC級の伝説的なカルト映画のノリだったと思う。本当に何を作りたかったのかこの人たちは???

そもそものあの刑務所のシーンで出てくる刑務所を暴力で支配しようとする囚人たちの新人に負けた後の、〇〇様のお通りだぁ!というクソ舎弟感のひどいノリ。
ゆうちゃみのヘソ出しルックからのおへそからの火炎放射、トドメの全員出頭のオチなど、近年稀に見るクソ展開だったが、清々しいほどクソなのにG7はめちゃめちゃかっこいいというアギトファンは満足できたのか?という点とそもそもこれ見たかった人に刺さるのか??という点、これ祭りにしても求めてた祭りじゃなくね???という、
でもまぁもう、アギト見れたからいっか!!というよくわかんない感じ!むしろ酷い映画を見たい人になんか勧めたい。

アギト展も行った:初週土曜は混雑と写真待ちがきつかった

2025年のクウガ展、興味はあったがチケット買い忘れてて、長蛇の列で入れない感じで行けなかったことを後悔し、アギト展は初週の土曜日に行きましたが、完全にやらかしました。流石に初週の土曜日ということで熱心なファンが多く、また全体的に展示と2ショットできる構図のフォトスポットが多く、単独で行ったのは間違いだったなぁと。導線がないタイプの展示で、中央に空間があり壁側にそれぞれ展示がある感じで、写真を撮るために皆が各々並んでしまい、身動きが取れないことが多く、なかなか見づらかったです。Gユニットのトレーラーは見るのを断念して、空いてるとこだけ見てました。また映像展示で各キャラをフィーチャーした短編映像が3分割構成で流れており、それが視点ごとで面白く、ついつい帰宅後『仮面ライダーアギト』を0から見直し始めてしまい。元々アギトはクウガの時に問題のあったグロ描写の演出ができないようになったようで、見ていて怖いシーンもやや少なく4歳の娘もかなりはまり、『翔一くん』と真魚ちゃんのモノマネをして楽しんでます。

話はそれましたが、展示をじっくり見るなら平日に行ったり土曜の夕方とかに行ったほうがよかったなぁって思った。入場料が3000円とかなり高額だったので、2回目は行きませんでした。うまく楽しむことができなくて残念でした。龍騎もおそらくやると思うけど、スルーでいいかなぁって思った。

入り口の画像。わくわくします。
アギトさんがお出迎え
ギルスかっこいい。鏡をのぞくとやられる前のアンノウンの気持ちになれる素敵な演出あります。
G4のパンチでG3-Xの目が潰れてる素敵な展示
素晴らしいディティール!流石に画質落としたくない!
バーニングもお気に入り。
エクシードギルスかっこい

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 4/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 7.8/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 6/10

59点

もう優れた映画を作る気が最初からなくて、東映アニメフェアぐらいなお祭りを感じるやりたい放題って感じだった。
あのウイルスとかもう少し説明欲しかった気もするが、フィーリングでわかればいいでしょ。って感じがまた癖強だった。
あんなウイルスの新要素出すなら、TVシリーズから覚醒してる人めっちゃいるだろうし、ちょっとギルス可哀想な感じもある。

でもまぁ副題通りの超能力戦争という映画でした!
映画としての完成度はかなり疑問だったが、25年後にこんな奇妙なテンションでアギトを見せられたという体験自体は、妙に忘れがたいものがあった。

ネタバレ あらすじ:終盤直前まで

ネタバレあらすじ
光の力で進化した一部の人類は仮面ライダーとなり、闇の力を打倒した。進化=アギトになることだ。
それから25年が経った世界。
猟奇的な不可解殺人事件が起きてしまう。
警察は再びアンノウンの出現を考え、G3ユニットはG3システムの最新型G6システムを起動する。
しかし犯人たちは超能力を持った人間だったのだ。彼らはギルスに近い形態に変身し警察はギルアギトと呼称する。
仮面ライダーアギトに変身してなかった津上翔一は、小さなレストランのオーナーとして活躍し、変身能力もなくしていた。
頼みの綱と考えられたG3システムの使い手の氷川は殺人事件の犯人として投獄されていた。

ギルアギト打倒のため、G3ユニットのリーダーの小沢は超能力を覚醒させた現在私立探偵の北条と協力して、氷川の脱獄を計画するのだが、先に翔一が彼を脱獄させていた。氷川はみんなの協力を得て最新型のG7システムを装着しギルアギトを打倒し、ギルアギトの発生源を発見するのであった。

最後に:ご訪問ありがとうございます

あとがき
閲覧いただきありがとうございます。本ブログは筆者の鑑賞記録保管を目的としたブログです。本ブログ記事を読むことで私が味わった娯楽作品のカタルシスを追体験できるかもしれません。ですがこの記事を読むことで追体験するのではなく映画を鑑賞して自分自身でカタルシスを味わってください。私以上の発見と出会うことができるのではないかと思います。本日はご訪問いただきありがとうございます。

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