「にやにやしながら見るヴァンパイアの日常」
ニュージーランド産ホラーコメディ。
人間界に住むヴァンパイアの生活をドキュメンタリーする謎企画映画
まぁいわゆるモキュメンタリー映画です!!
『スパイナルタップ』見た時の気持ち思い出した!!
主演と監督を務めるという器用な一本。
内容も技巧派。
ニュージーランドの都会を舞台に、現代に生きる普通のヴァンパイアの生活を描く作品。
そういわけでそこそこグロい。
根本的にモンスターである吸血鬼、人を殺して血を飲むことも普通にやる。
そのあっけらかんとした当然という体裁が、ユーモアたっぷりで、むしろ不謹慎で笑えないような、そんなブラックユーモア映画なわけだが、むしろブラック過ぎて笑えんよ。
どんなにゆるい作品でも人殺しは悪ですよとも言えるわけなのだが、もう作品の視点からして、なんか超越していて。
しかし根本的には、脚本のあるモキュメンタリー作品なわけで、ショッキングな感じが、微妙に現実感があるが、ゆるい感じは妙にコメディ映画。
ゲラゲラ笑える映画ではないが、地味に笑えるわけで、最終的な展開含んでもとことん地味に笑えない。
どこか、『トロール・ハンター』のようなワクワク感もあるんだが、なんだろうか。
アンニュイな作品なのだ。
地に足ついているようで着いていない。
ふと笑えるシーンもちゃんと吸血鬼あるあるを忠実にやっているだけだったりするんだ。
現代に生きているヴァンパイアと言っても服装は、中世風だし、さらには食事の仕方もただの化け物だし。
オフビートでした!
得点
物語の面白さと上映時間 6/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 7/10
キャラクターの魅力 7/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 6.5/10
音楽 7/10
俺の趣味 7/10
66点
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