「スパイダーマンの連載はこんな感じだ!」
前巻につづき、リニューアルしたスパイダーマンの物語だが、大筋のメナスとかは絡んでこなくて、薬中のフリークがコナー博士のリザード系の薬を使って変態した怪物と戦う物語と、謎のマヤ文明の怪物を退治するお話。
絵のタッチも前巻から徐々に変わっていく。序盤もかなり違う、ちょっと古い感じ。
中盤はカトゥーン寄りなデフォルメになっていて独特。
昔はかなり苦手だったが、アメコミに慣れたのか、これはこれで味わい深くて好きになっていた。
ゲストにウルヴァリンも出てくる。
最後のフリークがなんかがっかりな動物になっていて、ちょっと盛り下がるが、以前苦手だった中盤のエピソードが面白かった。
連載ものを邦訳して短編調にして発売しているので、こういう味わいは、とことんマニア向けなんだよね。
ただやはりメナスの展開とかが気になるわけで、いつもの中編のようにまとまっている邦訳群と比べると口惜しい。
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