【感想】バッドガイ反抗期の中年男【忘備録シリーズ48】

2013年アメリカ映画

『モンスター上司』や『JUNO』で知られるジェイソン・ベイトマンの主演、監督、製作の全てを手掛けたブラックコメディ映画。
小学生ぐらいの少年たちが出場するスペルコンテストのルールの盲点を突いて、出場した中年の男、ガイ（ジェイソン・ベイトマン）。
彼は見事に地区大会を優勝して、全国大会に出場する。
こじんまりとしてブラックユーモアのあるコメディ映画。
スペルコンテストを楽々と征するガイだが、どうやら元々天才だったようで、全国大会で、主催者たちに極悪に難しい問題を出されても平然と答えるあたりすごい。
またそんな中年と交流を持つ少年も登場して、ブラックユーモアコメディ映画らしい、人間ドラマも描かれる。
地味目のドラマらしく終盤に向かって、怒涛のボケをかましてくれて、地味ながら結構盛り上がる。
ただ映画の焦点である、ガイがスペルコンテストに出場した目的が、映画として平凡過ぎるのとありがちとも言える、異質な存在との心の交流、更には終盤の映画としての爆発もちょっとジャンル的に似通っているとこが欠点か。
しかし監督、製作、主演を務めるなんてすごいぞジェイソン・ベイトマン。
中年といえど、イキイキとしていたガイ。
地味に面白いドラマ映画が好きならオススメ。
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