Multiplex広告:記事は下部から

【短評】凶悪【忘備録シリーズ27】

2013年111本目 10月8日劇場鑑賞
「みんなどんどん悪くなっていく。」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画感想倉庫~season 7~-凶悪
日の丸2013年日本映画日の丸

まさかこの映画も短評シリーズに行ってしまうとは、思わなかった。ちゃんと感想書けばよかった。
実際にあった事件を本にした『凶悪』という小説を映画化した作品。
死刑判決を受けた暴力団幹部が、まだ明るみになっていなかった3件の殺人事件を告白する手記を2005年11月号に掲載し、同時に警察へも通報し、茨城県警察には暴力団幹部の上申書を提出した。発売と同日に『NHKニュース7』が取り上げ、各新聞も後追い報道をする反響を呼ぶ。3件の殺人の主犯と名指しされた不動産ブローカーは『週刊文春』に実名と写真入りで登場して反論したが、2007年1月26日にこの不動産ブローカーを含む8人が逮捕。1件のみが起訴され、不動産ブローカーは無期懲役が確定した。この事件の担当記者は2008年から編集長も務めた宮本太一。2009年出版の『凶悪 ある死刑囚の告発』を原作に『凶悪』として2013年に映画化され、宮本がモデルの主役は山田孝之が、中瀬ゆかりがモデルの編集長を村岡希美が演じるなど『新潮45』をモデルとした『明潮24』編集部が登場している
wikipedia新潮45 http://ja.wikipedia.org/wiki/新潮45を転載。

監督は、日本の鬼才の一人、今は亡き若松孝二監督の弟子にあたる白石和彌監督。一応長編2作目になる。
またキャストが個人的には、戦慄もの。
主役の記者に山田孝之→事件に執着するあまり徐々に精神に異常をきたす。挙げ句に家ではアルツハイマーのお母さんとバトル嫁がいて、嫁をガン無視という恐ろしさ。
凶悪なヤクザにピエール瀧→刑務所に収容後と前でキャラクターがかなり違う。まじ鬼畜。
先生と言われている、主犯格でありながら逃れている男をリリー・フランキー彼を追いつめる映画なのだが…。→まじで鬼畜な男。私欲のために笑いながら人を地獄におくる。
このキャストが織りなす、地獄絵図。
軽快に笑うリリー・フランキーは、この映画の直前に『そして父になる』でどっかにいそうなおっさんを演じたのに、そのキャラクター性のまま人を殺すので、トラウマもの。
本人はただの変態作家だけあって、かなりのインパクト。
物語や描写、地獄ぶりを見てもかなりインパクトがあり、面白い。
また山田孝之の顔芸も凄まじく、最初と最後の顔の違いは、さすが。
池脇千鶴もやっぱり凶悪で、この映画のキャラクター全員が悪に堕ちて行く様が、見ている側を地獄に誘う。
やはり若松孝二監督の色を引き継いでいるのか、映像も印象的で低予算を感じさせて、息苦しさとそして地続きにある世界を感じさせる親近感と、迫真に迫る恐怖を描いている。
やっぱ東京に住んでいると地方って怖いなーと思う。
こんな地獄に向き合って、まともに記者は生きていけるんだろうか。
とりあえずリリー・フランキーの殺しっぷりや行動っぷりが本当に怖い。
彼が初登場する瞬間から地獄がクライマックス!
映画の時間軸はちょっと変だけども、面白いです。
鑑賞直後に書けばよかったんだけどねー結構うる覚えなんですが、すごい怖い映画でした。
面白かった。
ピエールさんもリリー・フランキーさんも今後の仕事に支障がでるぐらい怖いイメージがつく映画になっていた。リリー・フランキーの最後の顔が怖過ぎて本当にやばい。TVとかでみせちゃ行けない顔でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA