元祖アクションコメディスターの戦争活劇
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
「キートンの大列車追跡」は何年に公開されましたか?
1926年アメリカ映画
戦争シーンも大掛かりで感動した
監督
バスター・キートン
・キートンの探偵学入門
・海底王キートン
・キートンのセブン・チャンス
キャスト
キートンの大列車追跡のストーリー
2023年11月17日Amazon Prime Video
特急あずさPC鑑賞
2023年47本目
パブリックドメインなので無料でYouTubeで見れます。
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鑑賞経緯:短い映画探してて
長野県に日帰りで行くことに
なりまして
特急あずさという
携帯の電波途切れる区間がある
列車に乗るわけですが
その暇な1時間ぐらいを
どうにかしたいと思い
PCに何かダウンロードして
オフライン鑑賞しようと
見つけたのが
個人的に探求してる
IMDBを用いた
TOP250作品の鑑賞に含まれる
『キートンの大列車追跡』
上映時間はわずか78分。
しかもサイレント映画の
スラップスティックコメディ
なのでめちゃめちゃピッタリ。
概要・評価:元祖戦争アクションサイレントコメディ
正直チャップリンは数本見たが
バスターキートン主演作は初鑑賞。
IMDB TOP250には
本作と本作より短い45分の
『キートンの探偵学入門』がランクイン。
2本しかランクインしてないが
主演作品は凄まじく多いが
途中トーキー映画の登場や
スタジオ制作への移行により
映画ビジネスの流行に乗れず
アルコールに溺れてしまったが
短編作品含めて
1917年〜1966年という
50年近く映画やTVに出演。
「キートンの大列車追跡」は何の事件をモチーフにしていますか?
本作は南北戦争で起きた
実際の鉄道襲撃強奪及び
奪還の一部始終があった
アンドリュース攻撃を元にした
映画作品。
※1956年にはディズニーでも
『機関車大追跡』として映画化されている。
特に前半の30分はまさにその内容で
その追跡要素に主人公が
恋焦がれる人の要素も盛り込まれ
アクション、戦争だけでなく
ラブコメディ要素も盛り込まれた作品。
サイレント映画でコメディと
くくりきれない作品で
終盤は北軍の奇襲攻撃を防ぎ
迎撃する南軍の
大規模な戦争シーンと
劣勢を一瞬で覆す
驚異的な幸運を持つ主人公の
一撃で戦況が覆る
面白展開もあったりと
めちゃめちゃ面白い
レビュー:元祖アクションコメディ俳優?
個人的には今作の
バスター・キートンの活躍は
現代でも活躍する
トム・クルーズとかに
継承されているものがあるかなと。
ジャッキー・チェンとかも
カンフーアクションにコメディを
取り込んだキャラクター。
『プロジェクトA』でも
作品にオマージュを取り込んでいる。
近年では
『ジョン・ウィック』2以降に
彼の作品が流れたりと
バスター・キートンの精神に
オマージュを捧げている。
今作では
職務に熱い一流の機関士から
愛する人を敵軍から救う
潜入救出員へと変わり
戦争に赴く英雄へ
そして最後には指揮官の1人に
上り詰める。
冒頭から異常過ぎる身体能力で
テーブルの上を一っ飛び
走る機関車に無限の体力で
追いかけ続けたり
手押しトロッコを運転したり
自転車を運転したりと凄まじい。
運も持ち合わせており
大砲にて敵を牽制したりと
凄まじい。
敵陣にも潜入し気絶攻撃を
したりと
長くて太い木を
ぶん投げまくってるので
『メタルギアソリッド』や
『アサシンクリード』の
主人公級の力を持っている。
しかもリアクション芸も達者で
基本的には無表情に近いが
目でスリルを表現しており
そのコミカルさは逆に
映画の面白さを一回り高めており
現代に負けない展開と演出が目白押し
最序盤の機関車の滑車の動力棒に
座って動く様の面白さなど
映像的にも面白くて素晴らしかった。
近年だと低身長でアクションを
重視しているので
まさにトム・クルーズ作品に
近いんじゃないかなぁと思うところもある。
魅力:終盤の戦争描写がすごい
自分の見たことある戦争映画
としては『戦艦ポチョムキン』を
除くと最古の戦争映画と思える。
チャップリンも1917年に短編映画で
第一次世界大戦を扱っている
ようですが流石にそれは不明。
そもそもまさか1926年で
ここまで大掛かりで広角の
戦争描写があるとは
思わなかった。
大量の馬での突撃や
大量の兵士たちの更新。
銃撃シーンやら
橋の破壊での
機関車脱線。
さらには河上の水流を
抑えた柵の破壊による
水責めなど
1893年に映画上映がスタートされ
たと言えど
1902年まではまだ記録映像が
ほとんどで
わずか30年程度で
現代のハリウッドの
アクション活劇の基本モデルを
生み出されているとは
思わなかったわけで。
バスター・キートンの
キャラクターも現代に今でも
精通しているし
映画の展開もまた現代に精通していて
とことんびっくりするわけでした。
本気でおすすめの映画
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8.5/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 8.5/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 8.6/10
86点
もっと命懸けのアクション
やりまくってるぽい。
バスター・キートン先生
沼ですわ。