2014年50本目 4月12日劇場鑑賞
新宿でしか買えないものを手に入れるべく、新宿にいき、フラッとお気に入りの映画館の前に行けば、見たいなぁーと思っていた映画が、いいタイミングで始まるじゃないですか!!
でも料金が1800円だなんて高すぎる、普段は前売り券ユーザーのおれですが、なんとこの映画鑑賞料金1000円じゃないですか!!増税で料金値上げが叫ばれていたのに、これは嬉しい誤算。
というわけで、なかなか良い席を手に入れて、鑑賞しました。
「おとなの恋には嘘がある」
原題はEnouh said 十分に言った。
って映画。
知っている俳優がほとんどいないですが、北米の批評家が、100点中79点とロマンティック・コメディにしては高すぎる点数をたたき出した、個人的には、このような明るいトーンの映画はどうしても見たいってぐらい!見たかったわけで、本当に見れてよかった。
内容は、可愛いシングルマザーのおばさんが、久しぶりに恋愛するわけですが、その太ったおっさんが、実は最近親友になった人と色々あって、泥舟につかりながら、結婚や恋愛について再度見つめ直し、更には、母親としての立場も問われるという、ちょっとビターだけども、アメリカのロサンゼルスを舞台にした、サンサンと照りつける太陽で、からっとしたほっこり映画です。
やっぱり主演のおばさんジュリア・ルイス=ドレイファスが綺麗。
出身はコメディアンで、映画とはあんまり縁がないようですが、本作の演技で、とても高い評価を得て、ゴールデン・グローブ賞にノミネート。
本当に特徴的な笑顔が、中盤以降曇って行く様や、母親なのに母親になりきれていない感じとか、アメリカの大人のコメディ「サイドウェイ」のような感じがええよな。
映画としては、一番深いなぁーと思ったのが、元旦那とのディナー後に帰って、結婚した時の写真を見た時、「この頃は彼の嫌いなとこも気になんなかったのにな」と愛についての決定的な問題を定義してくれる。結婚の難しさ。なんで結婚してしまったんだろう。愛は霧の中のようだとも言いますが、晴れた後もお互いに努力は必要だなぁーと。
とても俺好みなラブコメに嬉しかったんですが、最後に邦題が全然当てはまっていなかったので、そこはいただけなかった。
ラブコメらしい上質なおしゃべり。うっかり出くわしてしまうハラハラの展開や、娘とのしばしの別れなどのヒューマンとコメディとラブストーリーのいいとこを綺麗に収めた素晴らしい一本でした。
いつまで上映しているか不明だが、すぐにDVDが出そうなので、高解像度で見たいなら急いで劇場に行くべき!!
得点
物語 8/10
キャラクターの魅力 9/10
監督の映画に対するビジョン 8/10
音楽 8/10
俺の趣味 8/10
81点
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