「完結編にふさわしいラストの映像描写か?!」
2012年アメリカ制作img src=”http://emoji.ameba.jp/img/user/wi/withmylove/11138.gif” alt=”アメリカ” border=”0″ />
予告編
あらすじ
『マダガスカル2』で故郷のアフリカで父と母との暮らしに幸せになったライオンのアレックスやカバのグロリアとキリンのメルマン、そしてシマウマのマーティー。
だと思ったのだが、すっかりホームシックになったアレックスは、もともといたニューヨークの動物園に帰るべく、アフリカを脱出したペンギンズを連れ戻しその飛行機でニューヨークに戻る計画をする。
フランスのモナコについた一行とキングジュリアンたちは、ペンギンズとチンパンジーが潜伏するホテルを発見し、彼らを捕まえる作戦を立てるのだが、人間がいるカジノの天井をぶち破ってしまい、人間たちを怯えさせてしまう。
速攻脱出した動物たちだったが、そんな彼らを追う軍団がいた。それはモナコの動物保護管理局のデボラ捜査官。彼女の夢はライオンの剥製を自分のコレクションに加えることだ。
ライオンのアレックスがいることを知ったデボラはターミネーターばりに彼らを追いかけるのだった。
デボラの襲撃から飛行機で逃げ延びたアレックスだったが、飛行機はエンジンが壊れてしまい墜落してしまう。スタッフだったチンパンジーたちはほとんど逃げてしまい、飛行機は完全に修復不可能になってしまう。困ったアレックスたちは付近の線路でサーカスの一団を輸送中の列車を発見。
自分たちが同業者のサーカスであるとその列車の動物たちに嘘を付き、列車に乗せてもらう。
アレックスたちに傲慢な態度をとるロシア出身の虎のヴィタリー。
そして彼らサーカスは、なんと素晴らしい成果を上げればニューヨークで公演することが決まっているようだ。それを聞いたアレックスはついに地元に帰れると嬉しくなるのだが、彼らのロンドンでの公演は、とても酷いものだった…。
2012年9月2日鑑賞
感想
もう見れないと思ったけど、3Dで普通に見れた!もちろん吹き替え版ですよ!!
いやー。マダガスカル3も笑ったよ。
一応『マダガスカル』について解説でもしようかな。とか思ったけど、ちょっとだるいから止めるよ。なんせ本作は3だからね。
簡単に言うなら1は、結構真面目なドラマでちょっと退屈。動物たちが元来のサークルライフをガン無視するブラザー映画ってわけ、そんで2はまさに混沌としたカオス。どこまでもぶっ飛んだ。動物のルールは全て虚空の彼方へ消えて行った。
そんな混沌としている『マダガスカル3』は、前作でハッピーエンドにしたかと思ったら、アレックスがニューヨークに帰りたくて頭おかしくなる所から始まる。
おい。父親と母親はどうしたアレックス!!
アレックスは基本的に嫌な奴なので、家族とはほとんどシカトで、ニューヨークに帰るべくモンテカルロに旅立つのです!!
つうわけ、相変わらずの常識破りのハイテク機器を操るチンパンジーやらペンギンやらが人間に変装して、カジノでぼろ儲けしているという展開。もう真面目な顔してこの映画見てらんないよね。
更に新たな悪役として登場するデュボラが、もう人間を超えた存在。
いや相変わらずの混沌。体に傷一つ追わず壁をぶち破る姿は、流石アニメ!!
そのとことん尖った演出こそ『マダガスカル3』なのだ。
むしろターミネーターというか化け物なデュボラに怯えることなく、軽快にかわす動物たちもまたぶっ飛んでいる。相変わらずのコメディアニメだ。
そんなアレックスたちは、色々あってサーカスと移動するのだが、そのサーカス団の芸の正体もぶっとんでいる。アレックスに殺意さえある傲慢なロシアタイガーの芸が、もう物理の法則を度外視した輪くぐりなのだ。いや。その発想すごいわ。
まぁー結果的にアレックスたちがサーカスをすることは予定調和というか、そもそもお前らサーカス団に所属していてもおかいしくない特異なキャラクターだろと。
その問題のサーカスのシーンが、ドリームワークスのアニメ部門の本気を見せたかのような画期的な映像表現だった。これは正直アカデミー賞狙いに言った結果なのでは?
そのサーカスを形容するなら次元のルールを超えたカーニバルというものか。
まさかあんな禁じ手のような映像展開を繰り広げるとは混沌としたアニメとしてコメディを期待して見たら、ドリームワークスの本気を見せてきたような。
中盤まで子供達がギャーギャー騒いで喜んでいたのだが、中盤からは皆あっけらかんとしてた。
終盤で、ついにニューヨークに帰ってきたアレックスたちだったが、そこでもサーカスたちが大活超ハイテク技術を披露した掟破りの動物が運営する空中要塞サーカスが参上。
世界のルール全てを無視して、『マダガスカル』シリーズに完結を与えた。
いやはや恐れ入った。
吹き替えが良い。
シリーズ3作目ということですが、ペンギンのリーダー以外は続投。山崎からガンダムのカミーユの飛田さんになっていた。
2で色々ぶっ壊れた展開を乗り切ったキャスト陣ですもの。3でも安定。新キャラはベテラン声優さんがほとんどだったけど、それと比較しても問題ない。
やはり柳沢しんごさんのマーティーが最高。あとはおぎやはぎの小木演じるキングジュリアンがやばい。今回は矢作の活躍が少なかったけど、序盤のキングジュリアンが死にそうになったときの笑顔が忘れられない。憎い演出するぜ。
3Dがやばい。
水を得た魚のようにこの映画は3D効果を気持ちいいぐらいに使っている。3D映画はやはりアニメに限る。こういった家族向けの映画こそ本領発揮する。むしろドリームワークスの3Dアニメーションは凄い。『ヒックとドラゴン』の時も凄かったが、今回は、冒頭からアトラクションのように顔面を真正面から撮りそれがぐわーんと出てくるのだ。
そこからは空を飛んだり空を飛んだり、ナイフが飛んできたり、空を飛んだりの数々。
字幕版でも無いので、一番飛び出てくるのがそう言った演出なのも嬉しい。
しかし字幕版でも豪華なキャストなので、そんなに悪くもないよな…。
終盤の展開込みでもやはり本作は3Dで見るべきだ。
やはり3DはCGアニメに限るな。
得点
9点
危うく今年の夏の良作の一つを見逃すところだった。見逃している方3Dで見れそうなら今すぐみてください。
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