★この記事をまとめるとこんな感じ★
重要なタイインは一緒に収録して欲しかった。。。
2009年7月〜2010年5月
2019年10月3日ぐらいに2回目読了
『グリーンランタン』のクロスオーバーがニューアースを巻き込む
死んだヒーローもヴィランもみんな蘇る
プライムアース最後のイベントと思われいた『ファイナル・クライシス』。
しかしその後もジャスティス・リーグたちDCの世界を揺るがす一大クロスオーバーイベントがあった。
それが本作『ブラッケスト・ナイト』。
『グリーンランタン』関係の大型イベント『ウォー・オブ・ライト』。
グリーンランタンの緑の指輪は意思を司るが、
感情のスペクトラムはイエロー:恐怖、レッド:怒り、オレンジ:強欲、ブルー:希望、バイオレット:愛、そしてインディゴ:共感の7つに別れ、
彼らはそれぞれを滅ぼし合う戦いを始めた。
それだけにとどまらず、新たな色の指輪が生まれる。
それは黒いリング。
ブラックランタン。。
起て!
黒い指輪をしたグリーンランタンの宿敵の1人ブラック・ハンドが、
その力を使い、死んでいったスーパーヒーローやヴィランを蘇らせ、ブラックランタンとして、存命のヒーローたちを襲撃する。
そしてハル・ジョーダンの持つ強い意志を挫こうとするのだった!!
バットマン不在のジャスティス・リーグ。頼れるのはグリーンランタンとフラッシュだけ
『ファイナル・クライシス』にて死んだバットマン。
そしてマーシャン・マンハンター、さらにはすでに死んでいたアクアマン。
さらには『アイデンティティー・クライシス』にて亡くなったスーやら、その後亡くなったラルフやら、死んでいったジャスティス・リーグが敵として蘇り、
ジャスティス・リーグたちに迫る。
対するは『ファイナル・クライシス』で蘇った2代目フラッシュことバリー・アレンとその親友のグリーンランタンことハル・ジョーダン。
さらに最悪な死亡経験のあるジャスティス・リーグはブラックリングに憑かれてしまえばブラックランタン化してしまうわけで、スーパーマンとワンダーウーマンはあっさりブラックランタン化で、
完全にサブしかいなくなったジャスティス・リーグ。
そんなわけで、アクアマンの妻のメラや、アトムという
普段全く主役にならない彼らを主軸に物語が描かれる異色作。
衝撃の未邦訳タイインのあらすじ載せ
4~5話,5~6話,6~7話,7~8話の間にはタイイン本で、『ブラッケスト・ナイト』の間の話が描かれているわけで、その分は邦訳されてないという、あらすじだけ載せて、ぶっ飛ばす。
舞台裏でカイルが瀕死になったり復活したりという
文章読むだけでは「え?」しか浮かばない怒涛の展開の数々
まぁ4~5と5~6の間のタイインは、グリーンランタンとコァの話なのでまぁいいかなと思ったが、
6~7話ではフラッシュが活躍するエピソードや他の色のランタンのリーダーたちの同盟など、
がっつり本編に関わっている。
さらに7~8話では、7話のラストにてホワイトランタン化したシネストロが、間の話で、
あっさり負けてしまうという展開が描かれて、復活を遂げるという、なんじゃそりゃなエピソードがあるが、文字だけになってしまう。
(でも読まないでそのまま8話読んでもそんなに違和感ないことを2周目にて気付く)
また邦訳化に再して、見開きの4ページになってそうなページが普通の見開きになっている。
これはヴィレッジブックスの呪いかなと。
小学館だったら4ページになってたと思うが。。。
そう小学館だったら独自邦訳とかにして、タイインも邦訳して、
見開きも再現してくれうんだろうなぁと。
アイヴァン・レイスとジェフ・ジョーンズのコラボ
注目すべきは、この後New52のジャスティス・リーグのライターとなるジェフ・ジョーンズとアイヴァン・レイスの作品なので、絵がめっちゃかっこいい。
邦訳がなんか微妙でも全然気にならないぐらいかっこいい。
グリーンランタンのイベントなのに、ジョンもガイもカイルも全然出てこない。
全然出てこない。序盤で心臓ばっかり集めていた理由がよくわからない。
妙な不完全燃焼感が強いが、絵が最高なので問題ない。
7つのコァの代替要員の展開が最高
黒いゾンビの死者たちの復活ブラックランタンに対抗すべく対立していた7つのコァが協力し、
日本の特撮戦隊ヒーローのような展開になるわけで、単純明快で素敵。
それに対してさらに展開は盛り上がり、7人のグリーンランタンキャラのリーダーたちから、
代替要員として、
主役級だったメラとアトム、そしてフラッシュにワンダーウーマン、
さらには悪役として名高いルーサー、まさかの恐怖の申し子としてスケアクロウがランタンへと変貌し大活躍!!
最高すぎる展開ながら、さらにスケアクロウが大活躍というバットマンファンにも嬉しい展開。
そしてオチにルーサーの暴走。
マニアックなネタが多いがわかりやすく燃え上がる展開も多くて良い。
最終的にはスーパーマンたちも合流しホワイトランタン化する少年心を終始くすぐる展開が胸熱。
いままでクロスオーバーイベントを読んでいたならスーとラルフの復活や、
ホークマンの件などもちょっと物哀しくていい。
全員復活
生きよ!
New52のリセットにも繋げやすい終盤の大オチ。
死んだマーシャン・マンハンターやアクアマンが大復活という超級怒涛の大展開。
しかしラルフなどは復活しなかったり、
物語の最中に悲劇に会ったファイアーストームもしこりの残る展開に。
さらにはバットマンは偽物だった?アンチモニターが復活?という伏線も残し、
いよいよ『フラッシュポイント』への最終準備が完成し、New52へのプレリュードが幕開けという感じか。
しかしこれまでのグリーンランタン:シネストロ・コァ・ウォーとかスルーしてたので、
費用はかかるがあっちも読んでみたいなと思うな。
DCヒーローのそれぞれの物語を考察
今回のグリーンランタンの主役のイベントだが、
いまいち名言がなかった。
そもそもこのグリーンランタンって何が武器ってやはり意志というか行動力なのかもしれない。
その力を駆使してどんな困難でも解決しゴールにたどり着く、
そういう意味ではカタルシス的なものもなくドタバタ劇のイベント要素の強い作風だった。
しかしその意志を挫くには十分な死んだ超強いヒーローたちが敵として暴走して立ちはだかるという困難過ぎる壁はかなりの強敵だなと思うし、グリーンランタンとして面白いと思う。
またバットマン光と闇の対立のお話だと勝手に考察。
正義としてのあり方、精神の物語に対してその精神をいかにへし折るか、また人間であるバットマン に対しての人間でありながら精神がおかしくなってしまったキャラクターたちが立ちはだかり、バットマンもまたおかしな精神で善を為そうとするめちゃめちゃパワフルな物語としてどうしても頭脳戦とかそういうのに行きがちなのも面白い。
スーパーマンに関しては、スーパーマンになれなかった完璧な男の歪んだ対立として完璧と完璧を求めるものの対立と超人的な力の物語なのかなと。
正しいことをするにしても自身の強大な力への葛藤やそれ相応の強大な敵の存在など大スペクタクルな作風になりがちか?
フラッシュは科学をもとにその力を体現したヴィラン。そして自身の素早さの向こう側の時空超越やエネルギーのお話としてSFとしての物語性に飛んでいるイメージ。
それ以外は読んだことないな。
DCはそういうヒーローのバッグボーンに対してライターたちが試行錯誤して変な物語を作っている感じが好きです。
完全な妄想ですが。
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