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革ジャン日記。

1月4日初めて革ジャンを買った。11月からずっと欲しかった。
でもオレはクソ野郎で金が無いので、革ジャンという奴が4万もするとは思わなかった。
1年の始まり、今年の準備を兼ねて都市部をうろつく、ふらふらとshipsという不細工でちびには縁が無い見せに行くと、革ジャンが初売りバーゲンの対象に。それまでにそれなりにお金を使っていたし、officeが使えなくなってしまったので(何故かは不明)それを買おうと思ったが、それがバーゲン対象外という分かっていない仕様だったので、それなりには心に余裕があったのだが、まさか革ジャンがバーゲンになっているとは!!と思いながら、ださい服装で無精髭を生やした小さい不細工は革ジャンに魅了されるのだった。
そこに店員さんが現れ、ゴリ押しされる。
牛皮が良かったのだが、それはちょっとぶかぶかしてそうなので、それは中年になった時の楽しみということで、細身のラム皮を買う事にした。
最初は灰色が欲しかったのだが、店員さんと相談の上「革ジャン童貞はとりあえず黒だろ」というわけで、黒を買いました。
しかもチャックとかも少なめでして、うひうひ。
4万が3万になっていた気がする。
しかし貧乏で不細工でチビの実は彼女が巨乳で美少女な僕は、3万円など持っているわけもなく、クレジットカードで、しかも分割で買ったのであった。
しかし店員さんはそんなオレを見透かすように、オレの目も見る事などもせず、服のサイズにはいまいちあわない大きめの袋にオレの宝物になるかもしれない相棒を適当に投げ込み、レシートにサインを求めるのだが、書こうとするが、そのペンにインクなど全く入っていない始末、見兼ねた店員さんは、私にペンを貸してくれたのだった。
助かった。
しかし店員さんは、私に商品を渡すことなどせず、そっぽを向き、「おれこれもって帰っていいのだろうか?」と店員さんを見つめるとようやくありがとうございました。と小声で言ってくれた。
助かった。
店員さんは、イケメンで高身長で色黒で、俺の好みではないEXILEの一員のようだった。
流石SHIPSだクソやろうには冷たい。しかし素敵な服がアルではないか。にやにや。
そして僕は、日比谷に映画を見に行くのだった。

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