◯【67点】エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ【解説 考察 :自己承認欲求は現実の自分を炙り出すのか?】◯

エイス・グレード

製作

2018年アメリカ映画

グッチーー!

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キャスト

ジョシュ・ハミルトン
・生きる
・ダークスカイズ
・フランシス・ハ

あらすじ

ニューヨークの郊外ケイラ・デイは学校での日々が8年目、そして今週で中等教育が終わる。
ケイラは自身の葛藤したことを自身を良いように振る舞った動画日記をYouTubeにアップロードし、
公開するYouTuberだ。しかし閲覧数は0や数回程度で、ほとんどの人に認知されていない。
そして学校では思春期特有の人見知りが災いし友達を作ることができず、
いつもひとりぼっちで黙っていた。それがさらに災いし学年では沈黙の女王と表彰されるほど。。。
家ではシングルファーザーのマーク(ジョシュ・ハミルトン)がケイラとどうにかコミニケーションをしようとするがケイラはスマートフォンを手放さずに終始インターネットの世界に入り浸り、SNSを用いて学校の友人や憧れの人の動向をチェックする日々だった。

そんなケイラだが、同級生のケネディの母親から誕生日パーティに招待される。
その子の家には大きなプールがあり、プールにも参加することになる。
最初は断ったケイラだが、友人などができるかもしれないと思い、参加することにする。
当日。プールではしゃぐ女子や男子たち、そんなリア充MAXな光景に動揺する彼女だが、
決心して水着に着替えてプールに入る。
しかし結局のところ孤立。
また普段から家にずっと引きこもっているケイラは、太っており、
水着も体が隠れるものを選んだが、それが彼女だけということもありとても目立ってしまった。
最悪だなと思ったケイラだが、ずっと憧れていたバスケ部の男子ケイデンと会話をすることに成功。
後日学校で、憧れのケイデンが彼女と別れたことを知る。
ケイデンは彼女から裸の画像をもらえなかったことを理由に別れたらしい。
チャンスと感じたケイラは一気にケイデンに近くから、ケイデンからオーラルセックスはできるか?という質問を受け、ケイラは知りもせずにできることを告げ、帰宅後調べてみて後悔する。

そして学校では次の学年にむけての高校生活の体験入学の時期。
参加したケイラはそこでオリヴィアに出会う。
年上のオリヴィアと楽しい時間を過ごしたケイラは、高校生活に夢を見て、
一気に元気になる。
そしてオリヴィアとその友人たちとショッピングモールで遊ぶことにするが。。。。

2019年9月21日劇場鑑賞 2019年76本目



YouTuberから映画監督へ

海外で結構評価の高かった本作。
日本でも公開されたので鑑賞。
監督は17歳(2006年)から音楽演奏を披露しYouTuberとして大活躍したボー・バーナム。
現在はコメディアンやミュージシャンとして活躍している。
そんな彼の映画デビュー作が本作だ。

イントロダクション

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劇中でも自分の理想の姿と理想の日々のペルソナをYouTubeに投稿し、
SNSや現実では手に入らない自己承認欲求を満たしているが、
その閲覧数は0に近く、むしろその視聴者の1人が片親の父親であるかもしれないという点が
また孤独に拍車をかける。
まぁまだ15歳ぐらいだから、ここから復帰できれば、
人生取り戻せるので、全然ありといえばありで、

思春期の痛さが全開で、2018年の現代の15歳のインターネット社会における自己の存在と
家庭環境と孤独の葛藤がとてもよく表現されている。

アメリカの若手映像製作者の登竜門であるサンダンス映画祭でも上映され、
特別賞にノミネートし、ゴールデングローブ賞のコメディ部門の主演女優賞に若手ながらノミネートした。

このジャンル映画最近毎年見ている気がする。

昨年は『レディバード』その前は『スウィート17モンスターズ』
今年は『エイス・グレード』。

近年立て続けに、痛い未成熟な女性の思春期物語というヒューマンドラマ映画を見ている気がする。
そもそも今作は『レディバード』とプロデューサーが一緒なので、
つまりそういうジャンルが何かしら需要があり、
いずれも心に迫る生々しさを内包し、
どの世代の映画女子もみんな何かしら経験していることなのかもしれない。
『レディバード』については、全然楽しめなかったが、
『スウィート17モンスターズ』に関しては、自分自身もまさに男で現在30代だが、

17歳のときは、全然大人の気持ちも他人の気持ちもわからず、文字通り怪獣のように、
家の中でギャーギャー言ってたなぁと、自分の若さと愚かさにメスを入れられて、
びっくりした。

しかし今作もまた恐ろしく胸を締め付けてくる映画だった。

サイコロジカルホラー映画ですよ。

どうしてこの映画をみて面白かったぁとか。良いよねぇとか人ごとで言えるのかなぁって思ったりするわけです。
これめっちゃサイコなホラーじゃないですか。

すげぇ怖かったですよ。

母親不在で父親とも距離があるけど、引きこもり気味で、
それだけど誰かと繋がりたくて、YouTubeに居場所を求めるって、
めっちゃナチュラルに悲しいですよ。

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そして自分もそれと全くかわらないです。

また面白いなと思ったのは、
映画の学生生活ってもうちょっと形式的な華やかさみたいなの描かれる印象だったが、
全員口開いてるバカしかいない感じがやばいのと、

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基本的にみんなぼっちだったのと、
体育館での謎の音楽の演奏が、むちゃくちゃ下手だし、セットに華やかさが一切なくて、
恐ろしいぐらい現実味あるんです。
しかもほとんどの舞台が、家と学校とあとちょっとしたショッピングモールとかなので、
すさまじく低予算な映画だなって思った。

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でもそれらの展開が全てにおいてケイラを追い詰める。
どこかそれに対して、映画は通過儀礼的に対処してるが、
見ている側としてはものすっごくホラー。
それでもケイラは潰れることなく、生きるために、消化して、違う未来の自分に憧れて前に進むのだが、ケイラそのものがむっちゃ姿勢悪くて太っていて、息苦しさが終始漂いながらの、
この手の映画にありがちな性の問題でのパンチでケイラ一気に崩壊ですが、
そこで父親の優しい言葉に見ている側も心救われました。
いやでも父親むっちゃポンコツなんだよね。
なんで娘の部屋行くときに風呂上がりで半裸なんだよ。
思春期の女子の気持ち察しろよ。
それだから嫁さんに現るんだよ。

思春期の闇が迫ってくる。自分語りを求めてくる

今作を見てすげぇ共感をしてしまったわけ

結局自分に根拠のない自身を持っていた人が思春期でコミュ障になると、
ぼっちになった挙句、居場所探ししちゃうんだってこと。
現在31歳の自分も高校で爆発して、17歳ぐらいからずっとぼっちです。
そうですね。

その頃に自分の存在を確かめたかったのか映画ブログ中心の自分語りブログを始めました。

貧乏だったので、パソコンも持っていなかったので、今でいうところのガラケーを使って記事を書いていました。
14年前ぐらいの3月ですかね。2005年ぐらいに初めたのです。
映画が好きな人がそのときに側にいればまた違っただろうし、ツィッターがあればまた違っただろうし、今でも人と話すときは、嫌われない距離がよくわからないし、人とのコミニケーションって何を求めているのかいまいちわからない。
結局ブログ運営で人とは繋がれなかったし、時には自己を見直しで忌み嫌うきっかけにもなったし、
別に閲覧数も多くないしバズった記事なんか14年もやっててないし。ツィッターのフォロワーも多くもないし。広告収入も全くない。
当初の目的の現実で映画が好きっていう気持ちをどこかに表現したかったから始めたブログ。
今では一応現実で映画が好きな人と結婚することができて、見に言っては簡易な感想を言い合って、
納得できなければ質問して、気になったら映画秘宝を読みこんで、
そして時が来ればこうやって再度海外の映画のウィキペディアの記事を確認し、IMdbをチェックして、あらすじをまとめて、映画を見た時の感想を思い出して、こうやって記事にして、
数ヶ月後、数年後、ふと自分が「あの映画どんなだったけ?」って思った時、
記事を見返してあの時の感想を思い返す貴重な感想倉庫になった。
最高の人生だったら、こうやって映画の記事を書くことで練度が高まって、
映画関係のサイトを運営に携わって、自分の感想が多くの人が読んでくれて、
そして最終的には映画ライターとして雑誌に自分の名前があって、
本とか出して、映画のテレビ番組とか呼ばれて、不自由なく暮らせる人生なんて夢見ていた頃もあったけど、ちゃんとそれに向かって挑戦はしてみたけど、

結局全然そんなのできないって、25歳ぐらいにようやくわかって、
社会経験あればできるかなと思ったら、やっぱり無理そうだなって。

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おれもYouTubeデビューすれば何か変わるかな?

それじゃあみんな最後までこの記事を読んでくれてありがとう。
次回はNetflixで鑑賞した『2つのシダのあいだ』っていう映画の感想を書くよ。
記事公開は順不同だから違う記事がこの記事の公開の3日後に公開されるかもね。

チャンネル登録もよろしくね。

それじゃあみんなまたね。

グッチーーーー!!

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hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6.3/10
・映像のアプローチ 6/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

67点

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四川ソースは最高じゃ

最終盤には『スウィート17モンスター』同様の身の丈にあった人間との出会いにほっこりしますが、その時に『リック・アンド・モーティー』シーズン3の第1話で紹介された有名四川風ソース、吹き替えだとピリ辛照り焼きソース。

1998年のディズニー映画ムーランとのコラボで作られたマクドナルドのチキンナゲット用の期間限定ソース。

それが最終回に合わせて再販されたけど、長蛇の列で徹夜組まで現れて、
当日最終回を見てから来た人は、それを食べれなくて抗議が起きたほどの逸話があるわけで、
それが劇中に取り上げられてて、アメリカでのリックアンドモーティーの人気を知りました。
本当に面白いもんな。

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