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◯【67点】パパvs新しいパパ2【飛道具ギャグ連発のクリスマス映画】◯

製作

2017年アメリカ映画

出演

ウィル・フェレル
・俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク
・俺たちフィギュアスケーター
・タラデガ・ナイト オーバルの狼
俺たちニュースキャスター

マーク・ウォルバーグ
テッド
ザ・ファイター
・ディパーテッド
ブギーナイツ

メル・ギブソン
・ブレイブハート
・リーサル・ウェポン3
・サイン
・身代金

ジョン・リスゴー
インターステラー
・クリフハンガー
・バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー

あらすじ

ラジオ局の重役のど天然のアホ丸出しなブラッド(ウィル・フェレル)と特殊部隊のムキムキだけどちょっと乱暴でワイルドなダスティ(マーク・ウォールバーグ)。
仕事も性格も全く共通点がない2人だが、ブラッドはダスティの元嫁と子供達の再婚相手で、継父に当たる。
ぶつかり合った2人だが、和解し、交代で2人の父親を行い、またダスティはセクシーな作家のカレンと再婚し、彼女の連れ子のアドリアなの継父になった。ちなみにその元旦那のロジャー(ジョン・シナ)はダスティ以上にムキムキ。

そんな関係で月日は流れ、ブラッドとダスティはすっかり親友。
クリスマスが近い12月、娘のメーガンの要望により、今年はブラッドとダスティの家族で一緒に過ごすことに。

ブラッドの父のドン(ジョン・リスゴー)はブラッド同様にお茶目でど天然。ダスティの父のカート(メル・ギブソン)は性悪で、
なよなよしているブラッドを毛嫌いし、いびり始めるが効果なし。
カートはダスティを焚きつけて、雪山のリゾートに行くことに変更させ、誰が本当の父親であるかを証明させ、ブラッドと仲違いをさせようと企む。
徐々に険悪になるブラッドとダスティだが、ダスティは昔から性悪のカートを恨んでいる部分もあり、またブラッドの父ドンは少し様子がおかしい。
度重なるブラッドのアホなドジにダスティが難癖をつけ始め、2人は喧嘩を始めてしまう。
一家は無事に幸せなクリスマスを過ごすことができるのだろうか?

2018年10月6日amazon prime鑑賞102本目

感想

ちょっと夕飯を食べながら流し見してたのだけど、ゲラゲラ笑ってしまって、
止められなくて鑑賞してしまった。

まさか続編が作られると思わなかった映画。
前作で1番笑ったのは、ブラッドがダスティに張り合ってバイクを運転するが、
家の中に突っ込んでしまい、散々家の中を荒らした末に飛び出してしまうというシークエンスが笑った。

それ以外はちょっと意地悪な映画だったので、そこまで笑えなかったが、
今作ではかなりぶっ飛んだ体当たりなギャグが多くて結構笑えた。

また時期限定のコメディ映画というものが流行しているのか、バッドママ2もクリスマスだったが、
本作もめっちゃクリスマス映画。

全体的に頭おかしいウィル・フェレル演じるブラッドが、少しのドジで大惨事という奇想天外なことが連続して起こるシークエンスと
ちょっとしたトラブルでのギャグが終始繰り返される。

それなのに終盤では、人間ドラマとしてホロリとさせてくれるから面白い。

特にせっかく電飾で飾り付けしたコテージをうっかり簡易除雪機でブラッドが巻き込んで、全て台無しにしてしまうのには笑ったし、
そういったドジに家族、ダスティも含めて寛容なのが、やばい。

ツリーを手に入れようとしたらやばいもの手に入れてしまったりと、奇想天外過ぎて面白い。

ブラッドの父のドンをジョン・リスゴーが演じるが、ブラッド並みに体当たりで子供じみた発言をブラッドと繰り返したり、
息子との挨拶で、ハグのあとにフレンチ・キスという凄まじいものを見せるが、それが終盤にも活きてきたりと、ギャグセンスは高いが、
俳優に無茶させてる映画だと思う。

それなのにメル・ギブソンが出てきて、なかなか散々な役だと思うが、終盤の小っ恥ずかしいシーンもちゃんと演じていたりと、
普通に面白かったし、マーク・ウォールバーグとの親子設定での共演で、ちゃんと変な親子の図も演じていて、良い。

後半には、ジョン・シナも登場して大団円ですが、まぁクリスマス映画として安心して笑って泣けるという意味では、良作だったなと思う。

無駄なリーアム・ニーソンと無駄な停電など無茶で強引な展開ですが、
笑わせることを念頭に置いたキャストの体当たりなども含めて、面白かった。

ウィル・フェレルとマーク・ウォールバーグは『アザー・ガイズ』以来3作目で、前2作で踊ったり、今作では歌うわけですが、
マーク・ウォールバーグはこういう役柄好きなのかね?
テッドでもムキムキなのにちょっとアホなマリファナ好きを演じるし、マイケル・ベイのトランスフォーマーではマイケルベイの理想としてアクションヒーロー化していたり、ピーター・バーグとはキレキレな仕事人間を演じるし、すごいわぁ。
ウィル・フェレルは今後もずっとこの路線で頑張り続けて欲しいと思った。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6.5/10
・映像のアプローチ 6.5/10
・映画の美術面 4/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 8/10

67点

ウィル・フェレルらしいコメディ映画で、ジャド・アパトーのコメディのような等身大の人間の葛藤と成長が盛り込まれたコメディではなく、
どこまでもドジと素直になれない大人たちと、子供達の隠されてた気持ちなど、ドラマ的なカタルシスは全く味わえないが、
奇想天外な飛び道具ギャグの連続に自分は満足しました。

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