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▲SPACE BATTLESHIP ヤマト 2011年度71本目▲

「長いし、難解だし、説明的過ぎ出し、会話酷いし、ガンダムとか好きだと辛いし、唯一キムタクがオレを救ってくれた。」

A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-SPACE BATTLESHIP ヤマト

日本2010年日本制作日本
監督
山崎貴
(ジュブナイル、ALWAYS 三丁目の夕日)
出演
木村拓哉
黒木メイサ
マイコ
予告編

宇宙戦艦ヤマトあらすじ宇宙戦艦ヤマト
西暦2199年、地球は謎の異星人「ガミラス」の攻撃で滅亡の危機に瀕していた。ガミラスの攻撃で海は干上がり、地球上の生物の大半は死滅した。(日本以外ありません)
残された僅かな人類(日本)は地下都市を建設してガミラスの攻撃に耐えていたが、地下にまで浸透してきた放射能によって人類の滅亡寸前だった。
そんなある日の事、古代進(木村拓哉)は出稼ぎの為に外に出ると、そこに隕石が飛来、間一髪を免れた古代だが、マスクが外れていることに驚き、体に異常がないことに気づく。
とりあえず、それに色んな情報があったのを知った地球人は、宇宙の彼方にある隕石の発進もとに宇宙戦艦ヤマトを使い、地球を救う可能性を手に入れるために旅立つのだった。
その乗員として古代は乗り込むのだった。
2011年9月22日鑑賞



宇宙戦艦ヤマト感想宇宙戦艦ヤマト
たまには、レンタルで人気のある映画を見てやろう(そうすればブログの動員伸びるんじゃね?)という下心満載で、久しぶりに日本映画をいっぱい見ようとレンタルしてきました。
公開当初は、日本のSF映画としてそれなりに興味をそそられたのですが、流石にTV局映画に金を払うのは、お金を捨てるようなものだと思い、また宇宙戦艦キムラというのを聞き地雷は避けたのですが、下心と、たまには面白くない映画をぶった切ってやろうという欲と本当は面白いんじゃねぇか?という期待を抱き鑑賞しましたぜ!!
うん!!酷かった!!
これはねぇー。酷いね。
見るにあたって、上映時間が140分もあるので、とりあえず時間が勿体無いので、途中途中早送りしました。
ちゃんと見てねぇーじゃねえか。と思うかもしれないけど、流石に勿体無いよ。
映画館じゃ絶対見れなかったよ。
正直言って普通につまんね。
まず冒頭は、前日談的な感じで戦争から始まるわけで、そこで堤真一が死ぬのですが、本当に死ぬ必要はあったのでしょうか?
んでよくわかんねえーけど地球に宇宙人がやってきて、日本以外は滅亡するようです。
原作では信憑性もないけど、日本が戦争に勝った世界という前提であがあるそうで、日本至上主義的な要素もあるようですが、流石に映画にそんな精神があるはずもなく、とりあえず日本映画だから日本人しか出ない。そういうことにしておきましょう。
また普通のSF映画なら何故攻めてきたとか、アニメでも上手く説明してくれるにも関わらずそういうことも一切なく、一方的な攻撃により地球は滅亡まであとちょっと。
もうこの時点で、この映画のスケールに問題があります。
演技もそれなりに酷く、美術など非常に頑張っていますが、いまいち作り物感が露骨で、ある種のコントのようにも見えてしまうわけです。
ですが、映画的には非常によかったのが木村拓哉が人が住めないである場所で、息をするというシーン。
一切の台詞もなく、状況だけが映されてこの映画の可能性を感じれます。本当に良いシーンだった。
だがその後そのシーンを見るだけでだいたいのことは把握出来るにも関わらず、見ている側を馬鹿にするように、ものすっごく長々と難しい言葉を使い、今何があったかを説明します。
てかこの映画そういった映像で見せて理解出来ることをその後に台詞として非常に長い時間をかけて説明をするという誰得な展開を常にします。
それが無ければ90分で修まるというのに、それでテンポも悪くして、面白みも一気に欠如させて、挙げ句に難解に解説するので、さっきのシーンを補完さえ上手くできない始末です。(これはおれが悪いかもしれない。)
さてさてそういうわけでヤマトが発進するわけですが、この時何故か、敵艦がせめて来るのですが、その理由も不明だったり、それが一撃で倒せるという謎仕様だったり。
面白くする気なんて多分ないんだと思います。
波動砲がSFアニメのマクロス的位置づけなのは、初めて知りました。そりゃー強いよな。(苦笑)ちなみにその設定はwikiで知りました。え。
まぁー酷い設定ですが。
そういえば、キムタクは元軍人だったようです。バックグラウンドの説明一切なし。流石。
さて、そういうわけで、ありきたりにもう一度、艦隊戦となるわけですが、ここも酷い。
SF映画なのにSF要素酷いってどんだけ?
まず、基本的に戦いが直線的。
ガンダムで言ってたよ「直線的過ぎます!!」って。
また広がりが一切ない。ここはスターウォーズ好きだときついね。
あれとは雲泥の差になってるから。
またキムタクが小隊の隊長にもかかわらず船の中でぬくぬくと指示を出すという謎仕様。
隊長なら前線で指揮とれよ!!
挙げ句に敵戦艦がまたも波動砲で一撃で撃沈!!敵どんだけアホなんだ。
結果的に次の戦いで波動砲に敵が入っちゃうというアホ展開。
この映画の見所どこ?
挙げ句に、敵の本拠地に入って、謎のロボットが起動!!ロボット好きは一気に高揚!!
だが一分も経たずに撃沈!!
おいこれは一体なんなんだ!?
んで、黒木メイサと宇宙人が合体して…。
脱出したらラストで地球近郊に敵の母艦出現。
そしてキムラが単独で突っ込んで終わり。
んにゃー。
そもそも小隊長を艦長に任命するのは、異常だろ?
人口がほとんどないと言えど、さすがにSF映画というか、そういう宇宙戦争ものをやるとするならもっと色々大事にするものがあったと思うよ。
結果的になんだか、フィーリングだけで楽しもうにも、やたら長い説明を多用して難解にした為にテンポも何もかも台無しにしているしさ。本当にこれは酷い。
だが
おれにもこの映画に希望があった。
それは意外にも木村拓哉だった。
彼の登場するシーン。むしろ彼が安心感を与えてくれている。
きっと個人的な経験からだと思うが、思えば自分は木村拓哉で育ったようなものだ。
ロング・バケーションやHERO、ラブ・ジェネレーションを見て育ちSMAPの活躍と共に少年時代を過ごした筆者にとっては、彼の活躍は安心感をもたらす。
また彼自身映画の成功がかかっているため、奮闘したと思う。彼の背中に掛かったものは宇宙戦艦ヤマトよりも重い。
だが彼は、それを臆すことなく責任を取って頑張ったと思う。
また黒木メイサもなかなかよかった。
つんけんしたツンデレキャラで、終盤には衝撃のキムラの飛行機に窓にキスをするという最高のシーンを演じてくれた。
あれはまじで可愛かった。
それだけでも見る価値はある。
だがこのキムラとメイサの二人は、命をかけた死闘中にちゃんとセックスをしており、歳の差が10以上はあるにも関わらず、キムラは若手のエースをたぶらかせ種を植え付け、ラストにはちゃんと子孫を残していた。
最高だぜ木村拓哉!!
だがマイコてめぇーはだめだ。
オペレーターのマイコがハチャメチャにテンパるのがマジで腹立つ、監督はガンダムを見た事がないのか?いちいちマイコが騒ぐ度にカットを彼女で割、テンポが非常に悪くなっている。
柳葉とかもうどうでも良い。
池内のお母さんとの通信は結講よかったかな。
でも弁慶ぶりは微妙。
というか敵の軍団が全然良くなかったり、色々不明虜だったり、いったいどの層のためにこの映画を作ったのか?
とりあえず酷い映画だったことは確か!!
メモ得点メモ
3
日本のTV局映画は信用してはいけない!!お金は払っては行けない!!
ちなみに勿論本作は興行的には成功していますが、Yahoo!レビューなどを見るとかなり荒れており、近年
のTV局映画に対して観客も懲りてきたようで、正当な評価をする人は増えている。
このまま下火になれば良いのだが、まだ分からないので不安だ。
筆者的にはキムタクが素敵だったのが唯一の救いで、映画的には話も不明だし、色々不満だらけの駄作だった。
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