これはゴジラ映画だったのか?
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2023年日本映画
あくまでも山﨑監督のゴジラ
監督
山崎貴
・永遠の0
・ALWAYS 三丁目の夕日
・寄生獣
「ゴジラ-1.0」に出演した主な俳優・女優は誰ですか?
キャスト
ネタバレ あらすじ
2023年12月31日劇場鑑賞
2023年52本目
Googleアドセンス広告
鑑賞経緯:悩んだけど見てよかったIMDbTOP250入り作品
「ゴジラ-1.0」の公開年はいつですか?
2023年11月3日劇場公開した本作。
実写では2016年に劇場公開した
エヴァの監督の庵野秀明監督が
手がけた『シン・ゴジラ』以来の
邦画版ゴジラ。
今作の監督は日本の実写映像業界では
最前線の高い技術力を持つ白組に
所属する山﨑貴監督。
今作では監督・脚本・VFXを担当。
公開後は評判はまずまずという
印象だったが
批評家評価や一部の映画ファンからは
酷評も見られスルーを検討していたが
2023年12月にて北米公開を行うと
北米批評家から高い評価を得て
観客評価もとても高く
やはりランクイン。
2024年1月6日時点で
170位という超高評価。
他の作品が10万票越えが
当たり前の中で
最低投票数だからか
順位は低めだが70位以内に
入れるぐらいの高い評価。
IMDbTOP250を個人的に
追いかけているので
流石にスルーできないので
2023年の年末に鑑賞してきました。
概要:山﨑貴監督の領域で描かれるゴジラ
と今作のゴジラなのですが
山﨑監督のゴジラでした。
山﨑監督のフィルモグラフィ見ると
・ALWAYS 三丁目の夕日 シリーズ
・SPACE BATTLESHIP ヤマト
・永遠の0
・海賊とよばれた男
・アルキメデスの大戦
と右寄りの
戦艦、SF、昭和を舞台にした映画、海を舞台にした映画、第二次世界大戦の映画
を得意としていることがわかる。
無理に怪獣映画をやろうと
することをせずに
あくまでも山﨑貴監督の
得意な世界観の
マクガフィンとして
ゴジラを利用するという
ある種集大成的な作品にすることができている
自分も
『ALWAYS 三丁目の夕日』 シリーズや
『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は
見たことあるし『寄生獣』は楽しめたし
『ジュブナイル』とか好きだったから
監督の領域内で描かれるの
全然いける口だった。
人によっては題材そのものがきついというのもあるかも
と今作は舞台を
第二次世界大戦末期。
主人公を元特攻兵で
自殺の特攻攻撃から逃げて
帰還した帰還兵。
そんな彼が特攻から逃げた直後に
出会ったゴジラが
巨大化して東京に襲来するという
戦争の悪夢が再び続くという
恐ろしい物語。
生き残った帰還兵達が協力して
ゴジラを撃退するというわけ。
駿河湾という日本にある
深海を利用して
一気に沈めた後に
一気に浮上させて
海底と地上付近の気圧差を
利用してゴジラの体を内から
ダメージを与えて殺そうという
圧力実験で戦うという意外と理にかなっているやつ
また主人公の特攻兵が
ゴジラの恐怖を乗り越え
また特攻兵としての使命を
ゴジラにて果たし
戦争という悪夢にて生まれた
強制された死の使命を
果たし彼自身の戦争を終わらせ
人生を取り戻すまでのお話。
めちゃめちゃ帰還兵の特攻から逃げた人の物語なわけ
北米ウケが良いのは日本視点の特攻兵のその後の物語だからか?
と日本人だとまた戦争映画かよ。
ゴジラ映画見にきたのになんだよ。
と思った人もいるような気がするが
この特異な人物設定といい
右翼っぽい偏った感じが
結構SFしていて自分としては
面白かったわけで。
北米の人もある種のジャンル映画として
特攻という自殺攻撃が賛美ではなく
苦しみとしてしかもそれを
しなかったことを咎める
日本の狂った文化を垣間見れるあたり
新鮮だろうなぁと。
また日本の昭和の銀座という
レアな映像での
大怪獣ゴジラの破壊と殺戮行為と
普通に面白い
特に復興直後の日本に
思い入れもないだろうし
エンタメとして面白いよなぁと。
日本人としてはゴジラもうやめてくれ
って感じではあると思う。
戦争直後の世界と
震災、厄災とも言えるそれらについて
日本という国は現在進行形で
垣間見られる恐怖であるわけですし
ゴジラという恐怖の象徴が
また際立っているというか。
ゴジラ=戦争の悪夢
と過去作のゴジラ単体の
ゴジラそのもののメタファーとしては
核兵器のメタファーであったと
思うわけですが
今作では戦争の悪夢という印象でした。
敷島が戦争から逃げたが
戦争の悪夢の象徴としてゴジラが
現れそれが再び東京に現れ
自分の平穏な日々を奪い去る。
彼自身が戦争から逃げたことで
この物語は続き
彼自身が先頭に立ちゴジラと
戦うことでこの悪夢に打ち勝つという
メタ的な物語が紡がれている。
このメタ的な物語も成立させるには映画作家としてかなりのスキルが必要
とこういう本編の物語と同時並行して
主人公のメタ物語を成立させることが
できるというのは
映像作家としてかなりのスキルがいるのは
数多くの映画を見てるとわかるわけで
アカデミー賞作品賞ノミネート作品とかが
それを行なっている印象が強い。
やはり日本最大の映画会社の東宝の
看板作品であるゴジラ。
そして00年代から映画監督として活動し
20本以上も作品を作っている
映画監督だけあり
脚本も担当しているという圧倒的な
技術力が成就していると思った。
日本の実写映画業界は
俳優のプロモーションやら
原作プロモーションやらで
かなり縛りがあると思うが
それを乗り越えら得れる
絶妙なキャスティングの妙が
できているのすごいし。
この辺りも含めて
北米の映画好きに受け入れられて
いるのかなっておもったり。
酷評:それでも演技臭すぎなんだぁ!!
神木くん
インスパイア藤原竜也は良くないよ。
と劇中にて
オーバーアクトの連続。
佐々木蔵之介の謎のガハハキャラ。
ブレない吉岡さん。
若手女優なのに
妙なババくささ。
すごいよ山﨑監督。
演技指導というか造形感が完璧。
映画という異世界感が凄まじい
逆に面白くなってくる。
安藤さくらの初登場シーンは
もう安藤さくらさんが可哀想過ぎて
監督達の演技プラン通りだって
わかるんですけど本当にひどい。
ただそこで一気に
イマジナリーラインみたいなのが
ぶっ壊れてきて
フィクションとして楽しく
見れていくのはあるんですよね。
物語として監督の描きたいことは
しっかりしているけども
これ演技としてはどうなんだろ?と
思わざるおえないわけで。
その他にもゴジラのトサカが
熱線攻撃をする際に
装填のような描写をするんですが
ちょっとくどかったりなど
あったりしますが
ゴジラがかっこいいから
良いかなぁと思ったり
俳優陣としては演技以外は
全然魅力的だったり
台詞回しも昭和中期な
固い感じのセリフ回しなども
よかったり。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 8.3/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7.8/10
77点
UHDとかでもう一度
見たいくらいには好き。
普通に劇場鑑賞してよかった。
轟音シアターなる場所で見た。
そういえば明子の役の子凄かった。
自分も2歳になった娘いるが
こどもがあんな泣かせたい時に
泣かせるような
演技なんてできるのかって思った。
まんま2歳とかに見えた。
一応3歳のようですが。