「いつか思い出すだろう、この旅のすべてを、喜びも悲しみも」
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ最新作、『ホビット』完結編
『ロード・オブ・ザ・リング』の主人公であるフロドの養父にあたるホビットのビルボ。
彼もまた50年前に一つの旅を経験した。
それは、ドワーフ達の故郷をドラゴンから取り戻す旅。
だがその背後では、闇の勢力の再興、サウロンの復活の予兆があったのだ。
前作で、ついにドワーフの故郷に辿り着いたのだが、そこを根城にするドラゴンのスマグウを怒らせてしまい、彼らの宿場となった街へと飛び立ち、そこを炎の海にしてしまう。
え?お前あっさり退場?
というわけで、今度は道中に出会ったエルフの軍隊が、ドワーフ達から、エルフ族に伝わる宝を返せと大軍隊を用いて脅迫。
でも宝に目が眩んでしまって、正気を失った王の祖父のトーリンは、嫌だとすべてを跳ね除け、戦争をする構えになる。
最悪の事態に陥る中、闇の勢力が、現れてしまい、戦いは闇の勢力VSドワーフ、エルフ軍という形になる。
という感じ。
前作までのドラマパートの部分や、旅という要素はほとんどなく、最終決戦にふさわしく、これまで出てきた勢力がぶつかり合って決着をつけるというもの。
上映時間も前作よりも体感で短く感じる。
冒頭のスマグウの退場だったり、終始戦いだったりと内容的には、端的に収まっている印象。
しかしそれでも大迫力のバトルやドワーフやゴブリンやらトロルやらオークだったりのクリエイチャーがいっぱい出てくるわけで、異種格闘技な感じはとても面白い。
見終わって心に穴が空いたような寂しさが残る。
映画は、あまりにも綺麗な三部作として終わりを迎える。
あまりにも悲劇的とも言える終幕かもしれない。
それと同時に『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの終焉を感じる。
『スター・ウォーズ エピソード3』を見た時には感じなかった寂しさが残る。
本当に旅は終わってしまった。
中つ国の旅は終わってしまった。
あとは年末に出るPS4のゲームでもやるしかないってわけか。
また映画があまりにも綺麗に終わってしまい、ここに出てきた他のキャラの顛末の描きが少なすぎて、終始戦闘に富んでいたと思うので、ちょっと問題点はある映画。
しかし本当に綺麗に終わってしまった。
むしろ前作のラストがあまりにも急すぎたため、今作の冒頭がなんか違和感を感じる。
お前ら見てるだけかよみたいな。
結構びっくりした。
というかボスクラスの親子がむちゃくちゃ強くて、レゴラスも普通に苦戦しててびっくりした。
最後には勝利するが、そこ普通渡れないと思う。という無茶な動きを披露。
てかオークさん体を改造し過ぎだと思います。
トーリンさんの件も個人的には、最終作でそれかよ!!って感じだった。前作から何だか影薄いなぁと思ってたらここでそれか?みたいな。
まぁでも大いに泣かせてくれた。
シンプルなドラマはやっぱり泣ける。
得点
物語の面白さと上映時間 6/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 9/10
キャラクターの魅力 8/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 8.5/10
音楽 8/10
俺の趣味 8/10
78点
多分エクステンデッドエディションは文句無しに最高だと思う。楽しみだ!!
→結果最高だった!!
というわけで、買いました!!エクステンデッドエディション
というわけで、20分の追加シーンというか、もともとあったとしか思えない内容のものが描かれる本作。
上映時間はLOTRに比べてももともと2時間20分と少なめで、増えても2時間40分なので、そんなにハードでもない。(飼い慣らされている気もする。)
そんで増えたのは、映画にあるべきとも言える戦争のシーン。
序盤のシーンなどは、映画全体の内容にも及ぼすかなり大きな展開。
あと映画では全く活躍しなかったドワーフたちが、大活躍するので、必見。
ただややグロいシーンも多く、劇場公開時にR指定などをつけないように編集したのではないか?と思う。
それぐらいこの映画にあるべきだった内容なのです。
なのでこの映画が好きという方は絶対買うべき一本です。
追加シーンでもトーリンのシーンはこれ以降のことを思うと泣けてくるし、映画のラストには、旅の終わり、シリーズの終わりに胸が締め付けられる。
てか本編でトーリンの葬式なんで入れなかった?劇場版が不満過ぎるよ。
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