「ありそうでなかった映画」
3つのインターネットコミニケーションにまつわる悲劇の物語
・悪ガキが、根暗な少年をネカマになってフェイスブック風なツールを使って、意地悪をする話
・子供を失って、冷え切った夫婦、妻はその悲しみをコミニティサイトで見ず知らずの人に相談。
だがクレジット詐欺にあってしまい、夫婦の口座は残高0に。
・ネットのチャットエロサイトの出演者である少年に、特ダネを感じた女性テレビ記者、
インタビューを敢行するが、それは少年の身に危機に。
という3つの独立した物語を編集でカットして織り交ぜて、一つの映画にした作品。
それぞれの作品の登場人物は、微妙に他の話に顔を出すこともある。
悪ガキ関連のいじめられた父親はテレビ会社の顧問弁護士だったり、詐欺にあった夫婦が相談する探偵は、悪ガキの父親。
この3つのドラマはそれぞれ、独立したものとしても見れそうに精度は高い。
ただ3つ全てが悲劇が描かれた作品で、一方的なソーシャル・ネットワーク・サービスに対する批判に思えた。いい面描いてもよかったと思うが。
作品の構成として、アカデミー賞を受賞した『クラッシュ』に似ている。
また一概にソーシャル・ネットワーク映画かと思いきや、夫婦の物語では、旦那が元アメリカ兵でイラクに従軍して、心に傷があるとか無駄に凝っていて、ソーシャル要素を抜いてもなんか面白い。
しかも最初から気がついてたけど、お金を犯人から取り返すための件で、犯人と思える人がいるわけだが、もちろん犯人じゃないわけで。
それなのに、殺す前提で行動しているような狂気の沙汰は見ていてハラハラした。
テレビ局の話は、なんか微妙だった。
ラストで無駄スローモーションがあるのだが、本当に無駄で笑ってしまった。
そういう無駄なとこがなんか個人的にツボで、その無駄レベルがマックスだったのが、やはりテレビ局の人の話だった。笑
個人的には、ポーラ・パットンが綺麗だった。
得点
物語の面白さと上映時間 7/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 6/10
キャラクターの魅力 6.5/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 6/10
音楽 7/10
俺の趣味 7/10
66点
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