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【映画 レビュー】ライフ・イズ・ビューティフル

ライフ・イズ・ビューティフル(字幕版)
イタリア1997年イタリア映画作品イタリア

97年のイタリア映画。日本での公開は99年とかなり待たされたようだ。
98年にアカデミー賞外国語映画賞、主演男優賞を受賞した。
この度初めてみる。
Imdb内の高評価映画で上から26番目。凄まじい人気。
監督、主演、脚本をロベルト・ベニーニさんがやっている。ちなみにコメディアン。
1939年の北イタリアを舞台に、一人の陽気な青年が恋に落ちて家族をもうけるわけだが、戦争という悲劇に苛まれる悲しい物語。
映画は、前半と後半で様相が変わる。
前半はコメディ色濃厚のラブストーリー。
原始的とも言えるスラップスティックチックな主人公グイドの無茶苦茶なユーモアを駆使し恋する女性にアプローチする凄まじいロマンチックなお話。
しかしちょうど1時間終えて、このまま陽気で優雅に人生の素晴らしさを謳うかと思いきや、時代背景として戦争が台頭してきて、ヨーロッパというユダヤ人迫害でナチスの強制収容所という絶望がグイド一家を待ち受ける。
子供を守るために冗談を駆使して無償の愛を体現するグイドに心打たれるが、終盤ぐらいになるとちょっと飽きてきたりもする。子供だから仕方ないが、純粋無垢でなんかかわいそう。
結果的に一等賞の戦車が手に入ったジェズエだが。
冒頭と最後にナレーションがあるがこの物語がどういう構成かさっぱり忘れてた。笑
蛇足だということにしよう。
グイドのユーモアが最高なわけで、本当にすごい。特に収容所でのナチス将校の通訳をする時が、すごい。
吹き替えだと山寺宏一さんのようで、すごく胸に染みるだろうな。
もっと早く殺されてもおかしくないグイドでした。
前半が本当に最高。給仕のシーンでの料理の容易だったり、デートでの奇跡の連続だったり、素晴らしいネタ。
後半は息子への嘘がギャグで固めてていて、ほとんど笑える状況でもなく、ただ父としてのグイドの気丈さを感じ、父ではない自分には、感情移入ができなかった。
これを監督しながらやるんだからすげぇ。
しかもこの年のアカデミー賞は『プライベート・ライアン』のトム・ハンクスもいて、それに勝ったんだからまたすげぇ。
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